人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
ADE300HA(建築学 / Architecture and building engineering 300)地域形成論Regional Development
野口 和雄Kazuo NOGUCHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | C2210 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | S406 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 環コア:ロ,文 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(一般・総合型選抜、編入学試験入学者)Category |
展開科目 コースコア科目/コース連環科目 |
カテゴリー(社会人RSP入試入学者)Category |
展開科目 社会・地域関連科目群 |
カテゴリー(2022年度以前)Category (~2022) |
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Outline (in English)
As learning about the sustainability of the region, grasp the characteristics and issues due to the formation factors of the region, and consider the way of community development for the future. Regions have nurtured diverse personalities through natural factors such as location, topography, climate, and natural disasters, social factors such as transportation, industry, communities, politics, and interactions. There are also issues that need to be resolved. No person or company can live or operate outside this area. In this class, students are to think about their own career development while learning the basics of regional studies.
Preparatory study and review time for this class are 2 hours each.
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Active participation 10%; Term paper 90%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
地域の持続可能性に関する学習として、地域の形成要因による特性と課題を把握し、将来に向けたまちづくりのあり方を検討する。地域は、立地、地形、気候、自然災害などの自然的要因、交通、産業、コミュニティ、政治などの社会的要因、そして相互作用によって多様な個性を育んできた。また、解決すべき課題も生まれてきた。人、企業は、この地域を離れて生活し活動することはできない。そこで、本授業では、学生が地域学の基礎を学びながら、各自のキャリア形成を考えることである。
到達目標Goal
学生の到達目標は以下の通りである。
地域社会に関する高度な専門学習に必要な基礎知識を習得する。
現代日本における多様な地域問題と解決策のケースを理解する。
人口減少時代に突入した現代日本の課題と市民の役割を理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業形態は、パワーポイントに基づく講義を中心として、適宜、授業内における質疑応答、意見交換や学習支援システムを活用して学生とのコミュニケーションを図る。また、学生が自主的に事例等の紹介を通して地域形成論を学ぶことができるようにフィールドワークの方法について情報提供と支援を行なう。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:「地域学」の解説「地域性」の把握の方法論の説明
初回の講義として、地域形成の要因やそれによる特徴など、「地域形成論」で何を学ぶか俯瞰する。また、授業の方法、プログラムについて説明する。
第2回[対面/face to face]:近代と地域の変容の歴史、その1
近代化による都市形成の経過と課題、対策について、英国や米国の事例から考える。
第3回[対面/face to face]:近代と地域の変容の歴史、その2
日本における明治時代以降の近代化過程における地域の変容過程を学び、課題を検討する。
第4回[対面/face to face]:近代と地域の変容の歴史、その3
第2回に引き続き関東大震災以降、第二次世界大戦以降における地域の変容過程を学び、課題を検討する。
第5回[対面/face to face]:人口増加時代における地域形成過程
高度経済成長期における都市化の時代における変容過程を学び、課題を検討する。
第6回[対面/face to face]:大型量販店とインナーシティ問題
百巻店やショッピングセンターなどの大型店は地域形成に大きな影響を与えてきた。その歴史や都市形成に果たした役割や課題から商業空間のあり方を考える。
第7回[対面/face to face]:繁華街の地域形成と役割
現在の繁華街はどのように形成され、存続しているか形成過程と存続している理由、その役割を考える。
第8回[対面/face to face]:ニュータウンと都市形成
これまで人口増加時代から現在に至るまで様々なタイプの住宅地開発が行なわれてきた。これらによる地域形成の歴史と現代的課題を考える。
第9回[対面/face to face]:タワーマンションが林立する都市の形成の経過と課題
東京臨海、川口市、川崎市中原区などタワーマンションが林立する地域が存在するが、タワーマンションが建設された要因、それによる地域の変貌と課題、持続可能性について川崎市中原区武蔵小杉を事例に考える。
第10回[対面/face to face]:空家や空地、所有者不明土地の増加と課題
空家や低未利用地が増加し、所有者が不明な土地も増加している。その実態と発生要因、対策を考える。
第11回[対面/face to face]:地域形成の事例1,「横浜の中心市街地」
東京都特別区に次ぐ大都市である横浜市発祥の地である関内地区について、江戸後期からの都市形成の歴史と特徴、市民の努力、課題、持続可能性について考える。
第12回[対面/face to face]:地域形成の事例2、「歴史的都市鞆の浦、高野町の地域形成」
古くから港として栄えた福山市鞆の浦と山岳宗教都市として栄えた寺内町高野町の地域形成の歴史、その特性を守る人々の努力から、地域形成について考える。
第13回[対面/face to face]:地域形成の事例3,「神奈川県真鶴町のまちづくり」
神奈川県西部に位置する真鶴町の歴史的形成過程を学ぶとともに、リゾート開発、その後の人口減少、過疎化の中で、その特性を守る人々の努力から、地域性について考える。
第14回[対面/face to face]:人口減少時代における地域形成
人口減少による地域の変容をイメージするとともに、持続可能な地域作りのあり方について考える。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
学生は、配布資料や参考資料、参考文献に基づき、授業以外の学習、フィールドワークを行ない、ミニレポートなどの課題に取り組むことが必要である。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特定の教科書は使用しない。
参考書References
参考文献は、授業中に適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績は、積極的な参加姿勢(10%)+レポート試験(90%)で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
新聞、テレビ報道による地域に関する出来事に、常に興味を持つとともに、これらの出来事は、現代社会の様々な課題と関係していることから、地域に関する学習を通して、時事問題に関するリテラシーを身につける機会になると思われる。そこで、授業の中では、報道されている話題を取り上げ、その話題を巡って学生と対話する機会に一定の時間を割くようにしたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業で投射したパワーポイント、他の情報提供、授業の予定、課題等については、学習支援システムを活用しますので、パソコン等必要な機材はそれぞれ用意すること。なお、授業中はパソコン等は特に必要ありません(持ち込み等は自由です)。
その他の重要事項Others
実務経験は以下
・自治体の審議会等の委員の実績
・駅前再開発、ショッピングセンターづくり、商店街等のまちづくりに関与
・ワークショップ、市民参加のまちづくりの経験多数
・23区、郊外都市、過疎地等のまちづくりの経験多数
関連の深いコース
履修の手引き「専門科目一覧・コース関連科目表」を参照してください。
実務経験
各地で再開発事業や商業施設開発などのまちづくり、過疎地のまちづくりを担う。また、自治体からの依頼で、まちづくり条例等のまちづくりのシステム構築について助言や起案を行なう。その他、国や自治体からの依頼で、まちづくりに関する調査を担う。