理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
PPE500Y3（生産環境農学 / Plant production and environmental agriculture 500）有用植物開発学特論Development of Beneficial Plants to Humanity and the Earth
青木 直大Naohiro AOKI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | YD510 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期集中/Intensive(Spring) |
| 曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 生命機能学専攻 |
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Outline (in English)
【Course outline】
Students will learn about the diversity of 'useful plants' that have been used by mankind, and then learn about methods of useful plant development (especially recent breeding methods). In addition, students will develop the ability to consider various issues related to agriculture (food production, climate change, biodiversity, etc.) from the perspective of useful plant development.
【Learning objectives】
Students will gain the following knowledge and skills related to useful plants that have been used by mankind.
- Classification of useful plants according to their uses and characteristics of major species.
- Methods and examples of development of useful plants, especially recent breeding techniques.
- Problems in the development of useful plants and future prospects.
【Learning activities outside of classroom】
The standard preparation and review time for this course is 2 hours each.
Students are expected to have a basic knowledge of crop breeding and physiology.
Students should read through the materials distributed in advance and look up any technical terms they do not understand.
【Grading criteria/policy】
Students will be assessed on the basis of their attitude (40%) and reports (60%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
学生は、人類が利用してきた’有用植物’の多様性を理解した上で、有用植物の開発手法（特に近年の品種改良法）について学ぶ。さらに、農業に関する諸問題（食料生産・気候変動・生物多様性など）について、有用植物開発の視点から考察する力を養う。
到達目標Goal
学生は、人類が利用してきた有用植物に関する以下の知識やスキルを得ることができる。
・有用植物の用途別分類と主要な種の特徴
・有用植物の開発手法および開発例、特に近年の品種改良技術
・有用植物開発の問題点と今後の展望
Students will gain the following knowledge and skills related to useful plants that have been used by mankind.
- Classification of useful plants according to their uses and characteristics of major species.
- Methods and examples of development of useful plants, especially recent breeding techniques.
- Problems in the development of useful plants and future prospects.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
配布する資料の説明を中心に進め、質疑応答（双方向）で理解度を確認する。また、グループディスカッション等によって他の学生と知識や意見を共有し、理解を深める。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：総論（１）農業に関わる諸問題
農業の現状および問題点を紹介し、有用植物開発の果たすべき役割について解説する。
第2回[対面/face to face]：総論（２）有用植物の分類と種類
有用植物（作物）を用途別に分類し、各分類の特徴について解説する。
第3回[対面/face to face]：用途別各論（１）
食用作物
主要な食用作物（イネなど）について、形態的・生理的特徴などを中心に解説する。
第4回[対面/face to face]：用途別各論（２）
飼料／工芸作物
主要な飼料（牧草など）／工芸作物（ワタなど）の形態的・生理的特徴などを中心に解説する。
第5回[対面/face to face]：用途別各論（３）
園芸作物
主要な園芸作物（トマトなど）について、形態的・生理的特徴などを中心に解説する。
第6回[対面/face to face]：有用植物の開発手法（１）交雑育種技術・マーカー選抜技術
古典的な交配育種から比較的最近の技術であるマーカー育種について解説する。
第7回[オンライン/online]：有用植物の開発手法（２）遺伝子組換え技術・ゲノム編集
遺伝子組換え技術やゲノム編集技術の歴史や原理について解説する。
第8回[オンライン/online]：アクティブラーニング：遺伝子組換え作物とゲノム編集作物
遺伝子組換え／ゲノム編集作物について、グループディスカッションを行う。
第9回[オンライン/online]：有用植物開発（１）
病害虫耐性
生物的ストレスに対する耐性付与を目的とした開発例について解説する。
第10回[対面/face to face]：有用植物開発（２）
環境ストレス耐性
非生物的ストレスに対する耐性付与を目的とした開発例について解説する。
第11回[対面/face to face]：有用植物開発（３）
生産能力向上（構造改変）
植物の形（形態）の改変を目的とした開発例について解説する。
第12回[対面/face to face]：有用植物開発（４）
生産能力向上（ソース／シンク機能改変）
植物体内の代謝の改変を目的とした開発例について解説する。
第13回[オンライン/online]：有用植物開発（５）
花き、油脂、環境浄化
品質の改良や特別な用途を目的とした開発例について解説する。
第14回[オンライン/online]：アクティブラーニング：まとめ
有用植物開発における問題点や展望についてグループディスカッションを行う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。】
作物の育種学および生理学に関する基本的な知識を予習しておく。
事前に配布する資料を通読し、予習をする。分からない専門用語などについては参考書などで調べておく。
【The standard preparation and review time for this course is 2 hours each.】
Students are expected to have a basic knowledge of crop breeding and physiology.
Students should read through the materials distributed in advance and look up any technical terms they do not understand.
テキスト（教科書）Textbooks
特に教科書は使用しない。
参考書References
「作物生産生理学の基礎」農山魚村文化協会、2016年
「作物学の基礎I：」農山魚村文化協会、2013年
「作物学の基礎I・II」農山魚村文化協会、2015年
「園芸学の基礎」農山魚村文化協会、2012年
「植物育種学」朝倉書店、2021年
「形質転換プトロコル：植物編」化学同人、2012年
「ゲノム編集食品：農林水産分野への応用と持続的社会の実現」NTS、2021年
成績評価の方法と基準Grading criteria
受講態度等の平常点（40％）とレポート（60％）で評価する。
Students will be assessed on the basis of their attitude (40%) and reports (60%).
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業の一部（3～5回程度）をオンラインで実施することによって、学習効果を上げることができると考える。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業の受講に十分なスペックのパソコン。