理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
ECN500X4（経済学 / Economics 500）ｅビジネス特論Electronic Business
呉 暁林Xiao Lin WU
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | YC046 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | システム理工学専攻 |
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Outline (in English)
This course will focus upon e-business and DX trends, strategies, methodology and examples. Students will learn from the textbooks published so far regarding the "history" of e-business, and survey related literature (books, reports, papers, etc.). Both teacher and students will participate in discussions on such topics as e-business and existing operations, new corporate strategies and business models, DX in retail, logistics, finance, manufacturing, construction, and travel. The purpose of this course will not only promote basic knowledge and trends, but also help in understanding corporate strategies and industry changes.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
eビジネスとはネットを通した販売やサービスのそうしょうです。eコーマス,電子商取引と呼ばれることもあります。ネット企業だけではなくリアル店など企業活動でネットを利用する場合にも使うことがあります。企業のDXが進み、ネット企業と既存企業の事業境界がなくなり、eビジネスと企業のDX（デジタルトランスフォーメーション）の両方を含む「デジタル経営」が求められています。本授業はeビジネスとDXの動向、戦略、手法、事例、これまでのeビジネスの「歴史」を取り扱う教科書で学び、また関連する文献（書籍、レポート、論文など）をサーベーします。教員と受講者がeビジネスと既存のビジネス、新たな企業戦略やビジネスモデル、小売業のDX、物流、金融、製造、建設、旅行などの業界のDXなどについて双方向の議論を行います。基礎知識と動向だけではなく、企業戦略や業界の変革についても理解の促進を目的とします。
到達目標Goal
eビジネスに関する基礎知識を獲得して、eビジネスと既存のビジネス、新たな企業戦略やビジネスモデルについて業界と事例分析を通して日進月歩している変化と動向を把握できることを目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義と討論を中心に進めていきます。受講者はテキスト、書籍、レポート、事例などから関心のあるテーマを選び、輪読、発表と討論を行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：オリエンテーション
デジタル経営の状況
eビジネスとDXの進展
第2回[対面/face to face]：ネット販売（BtoC
)・オムニチャネル・小売り業DX
BtoCビジネスの動向
amazon.comtoamazonジャパンの戦略と手法
インタネットモール
D2C、CtoC、越境EC
第3回[対面/face to face]：ネット広告とeマーケティング
ネット企業
eマーケティングの手法
SNSのマーケティング
第4回[対面/face to face]：ビジネスホテル
従来のビジネスモデルとeビジネスの異同
シェアリングエコノミー
ポータルサイトとプラットフォームの機能
ビジネスモデルにおける価格戦略
第5回[対面/face to face]：B to B
電子調達
eマーケットプレイス
業界の情報インフラ構築
付加機能提供・API提供
第6回[対面/face to face]：デジタル時代のエコシステム
エコシステムの概念
ビジネスエコシステム
エコシステムとその他のモデルとの比較
第7回[対面/face to face]：プラットホームエコシステム
組織における「場」と「プラットホーム」の違い
プラットフォーマーの支配力と対抗手段
プラットフォームの論理
第8回[対面/face to face]：BtoC物流・物流DX、フィンテック・金融DX
BtoC物流
求貨求車と倉庫の仲介
電子マネーとスマホ決済
ネット販売の決済・電子手形
資金調達と融資
第9回[対面/face to face]：製造業・建設業のDX
業界のDXで利用される技術
製造業のDX
建設業のDX
事例分析
第10回[対面/face to face]：旅行業界のeビジネスとDX
ネット業界のネット化
これまでの旅行業界の情報システム
ネット宿泊予約
旅行代理店のDX
第11回[対面/face to face]：eビジネス・DXに関連するビジネス方法特許と特許戦略
特許について
ソフトウェアの特許について
ビジネス方法特許
ネット企業の特許戦略
第12回[対面/face to face]：イノベーションの視点から見たeビジネス・DX
イノベーションの分析手法
eビジネスのイノベーションの特徴
eビジネスの組織戦略
オープンイノベーション
第13回[対面/face to face]：事例分析と発表
受講者が関心のある業界と企業についてリサーチした成果を発表します。
第14回[対面/face to face]：事例分析と発表
受講者が関心のある業界と企業についてリサーチした成果を発表します。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各４時間を標準とします。】
講義のほか、参考書や教員の指示した文献をよみ、各自で問題意識を持ってメモの作成に取り組みましょう。
テキスト（教科書）Textbooks
幡鎌博（2022）『ビジネスDXの教科書』創成社
松崎和久（デジタル時代のエコシステム経営』同文館出版
参考書References
尾原和啓（2020）『ネットビジネス進化論』NHK出版
シバタナオキ（2017）『決算を読む習慣ーシリコンバレーの起業家が教える世界で通じる最強のビジネス教養』
廣田章光ほか（2020）デジタル社会のマーケティング』中央経済社
成績評価の方法と基準Grading criteria
通常の場合は文献の閲読などの取り組み（40％）、口頭発表とプレゼン（40％）、事例分析レポート（20％）とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
レポートの作成と討論は学習内容を理解し、プレゼン能力を高めるのに重要ですので、積極的に取り組んでほしい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
ノートPCを持参してください。