理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
APC500Y1(複合化学 / Applied chemistry 500)フロンティア化学特論A Frontier Chemistry A
小鍋 哲、川畑 史郎、岡田 浩、田村 堅志、岡本 敏、本橋 輝樹Satoru KONABE, Shiro KAWABATA, Hiroshi OKADA, Kenji TAMURA, Satoshi OKAMOTO, Teruki MOTOHASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | YB525 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期集中/Intensive(Spring) |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 応用化学専攻 |
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Outline (in English)
We study the frontier of chemistry. The researchers who are active in the front lines give lectures regarding various topics in applied chemistry.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
第一線で活躍されている研究者を講師として招き,先端研究の基礎となる概念,および最近のトピックスについて講義を行う。講師は,化学に関する様々な分野から選ばれており,広く応用化学に関する研究の最前線における展開や問題点について考える機会を与える。
到達目標Goal
応用化学の各研究分野の研究内容を理解し,応用化学の最先端にいる研究者との交流や研究に関する議論を行うことにより,研究開発者・技術者としての基礎知識・素養を身につける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義の履修者は毎回出席することを原則とする。今年度は,5名の兼任講師の方々を迎えている。集中講義となるため,今後の連絡に注意すること。
「物質・材料と地球環境問題」田村賢志(物質・材料研究機構)
「アルミニウム,素材から部品事業へ」岡田浩(日本軽金属株式会社)
「環境・エネルギー応用に向けた機能性セラミックス開発」本橋輝樹(神奈川大学)
「製品高付加価値化のためのエレクトロニクス材料について」岡本敏(住友化学株式会社)
「化学者のための量子コンピュータ入門:基礎と化学分野への応用」川畑史郎(産業技術総合研究所)
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回目[対面/face to face]:はじめに
本講義の概要について紹介する。(小鍋)
2回目[対面/face to face]:環境汚染に向けた吸着材料開発
土壌、水環境の汚染問題、その解決のための吸着材料の開発動向を学ぶ。(田村)
3回目[対面/face to face]:CO2回収・固定技術
カーボンニュートラルに向けたCO2回収と固定化技術について学ぶ。(田村)
4回目[対面/face to face]:環境汚染とプラスチック
プラスチックによる環境汚染、解決に向けた様々な取り組みを紹介する。(田村)
5回目[対面/face to face]:アルミニウム産業とアルミニウム製造
世界から見た日本のアルミニウム産業について理解する。アルミニウムの生まれるまでを知り,どのマーケットで使われているのか,なぜ好んで使われるのか,普段何気なく接してきたものを題材に自分の頭で考えてみる。(岡田)
6回目[対面/face to face]:自動車用アルミニウム部品の開発
お客様に届けられる商品として「素材」と「部品」がある。その違いを知り,なぜ「素材」としてしか買っていただけないのか,なぜ「部品」として買っていただけるのか,企業が成長するためにのビジネスモデルの変化を学ぶ。企業で働く自分を想像してみる。(岡田)
7回目[対面/face to face]:機能性セラミックスの化学と材料開発研究
複合金属酸化物を中心とした機能性セラミックスの化学を学び、材料開発研究の進め方について理解する。(本橋)
8回目[対面/face to face]:機能性セラミックスにおける最新の研究例1
講師(本橋)が手がけている研究例について学ぶ。酸素ガス分離・製造のための「酸素貯蔵材料」、革新型蓄電池や水電解技術のための「酸素反応触媒」を紹介する。(本橋)
9回目[対面/face to face]:機能性セラミックスにおける最新の研究例2
講師(本橋)が手がけている研究例について学ぶ。低温動作型SOFCのための「プロトン伝導体」、炭素資源活用のための「メタン転換触媒」を紹介する。(本橋)
10回目[対面/face to face]:総合化学会社におけるオープンイノベーションのR&Dへの活用について
現在、総合化学会社において、環境変化への迅速な対応などを目的として、オープンイノベーションを研究開発戦略に積極的に活用している取り組みを紹介する。(岡本)
11回目[対面/face to face]:合成生物学ベンチャーとの協業による最新のカーボンニュートラルの取り組みについて
米国やイスラエルなどの合成生物学ベンチャー企業との協業を通して、カーボンニュートラルの取り組みを行っている最新の事例を紹介する。(岡本)
12回目[対面/face to face]:量子コンピュータとは?
従来型コンピュータよりも高速な情報処理を可能とする量子コンピュータの基本原理について理解する。(川畑)
13回目[対面/face to face]:量子コンピュータ研究開発の最先端
量子コンピュータのハードウェアやソフトウェアの最新研究開発動向について学ぶ。(川畑)
14回目[対面/face to face]:量子コンピュータの化学分野への応用
量子コンピュータを利用して量子化学の問題を高速に解くアルゴリズムやその社会的影響について学ぶ。(川畑)
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各4時間を標準とします。】
各教員の講義内容に関する資料は,必要に応じ事前に掲示および学習支援システムを通じて配布する。受講生はその資料を元に事前に準備学習を行うことが望ましい。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じ各教員から別途指示する。
参考書References
必要に応じ各教員から別途指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
出席および講義中の議論,質疑応答,各教員からの出題される課題レポートの結果を元に総合的に評価を行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。