国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
ART200GA(芸術学 / Art studies 200)写真論Studies of Photograph
丹羽 晴美Harumi NIWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | C0871 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y506 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | |
人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | |
毎年・隔年Frequency | 隔年開講 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course studies how photography widened human perception while rethinking the history of development of the media from the mid-19th century. As we see various photographic works, we examine the way of seeing.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
現在、デジタルが主体となった写真について19世紀中頃の発明前後の歴史的背景から見直し、人間の知覚を拡げたメディアとして検証する。具体的に作品や作家論にも触れ、写真表現の可能性を考察すると共に、あたりまえになっている「見る」という行為を再考する。
到達目標Goal
写真について、メディアと技術の両側面から基礎的な論点を把握し、歴史や他分野との関係について考察できるようになること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
主にプロジェクションによる講義を実施。19世紀から現在まで、発達する写真メディアと他分野へ与えた影響などを個々の状況をみながら考える。実際に展覧会を予習・鑑賞して、レポートを提出する回も設ける。課題に対するフィードバックは講義内に行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:写真というメディア:写真メディアを見直す
今、あまりにも身近になっている「写真」というメディアを再考する。
第2回[対面/face to face]:写真誕生前夜:19世紀の状況を見直す
様々なメディアが発明された19世紀を再考し、写真が発明される前の知覚を考える。
第3回[対面/face to face]:写真誕生:写真発明によって何が変わったか
19世紀半ば、写真発明に伴い何が起こり、社会状況にどのような影響があったかを考察する。
第4回[対面/face to face]:作家論1:現在と異なる写真技法を使った作家について
19世紀半ば、当時の最先端メディアを使った作品、作家は何を工夫し、何を獲得したか。
第5回[対面/face to face]:写真メディア史1:写真発達史とその背景
写真の発展に伴い、情報伝達にどのような影響があったか。
第6回[対面/face to face]:写真メディア史2:写真技術史とその影響
写真技術が発達するとは、社会的にどのようなことなのか。現代への影響も考える。
第7回[対面/face to face]:写真と絵画:表現としての写真
写真の登場は美術史に多大な影響を与えた。その様子と写真表現を考察する。
第8回[対面/face to face]:作家論2:写真独自の表現とは何か
表現として独立した写真は何を目指したか、具体的な作品を観て考える。
第9回[対面/face to face]:ドキュメンタリー1:ドキュメンタリーの中で果たした役割
写真の大きな特性である記録性は歴史の中で大きな役割を果たした。その変遷の考察。
第10回[対面/face to face]:ドキュメンタリー2:ドキュメンタリー写真の反省点と可能性
撮る者と観る者の意識によっては、写真は功罪となる。その反省点と今後の可能性。
第11回[対面/face to face]:作家論3:記録と表現の狭間
記録することと、自分の意思を表すことの狭間で作家達が何を表現しているかを考察。
第12回[対面/face to face]:現代の写真:写真でしかできない表現を目指す現代の写真
写真の特性を生かした様々な表現は、時に特異に見える。その中に隠された意図とは何か。
第13回[対面/face to face]:見えないもの:『見えるものと見えないもの』
メルロ=ポンティの視覚論を引用しながら、写真がもたらした知覚を考察。
第14回[対面/face to face]:写真がもたらした知覚
全講義のまとめ。写真論、作家論、作品論などから様々な視覚効果を考察。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
「作家論」講義には、実際に展覧会を観てレポートをまとめる回が含まれている。講義内に課題展覧会の予習を行い、レポート提出までは約2~3週間の猶予を設ける。「作家論」講義時期は現時点での予定。詳細は講義内で指示する。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
なし
参考書References
講義内に指示
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート提出2割、期末試験8割この成績評価の方法をもとに、本授業の到達目標の60%以上を達成した者を合格とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
実際に行われている展覧会やイベントなどの情報照会が好評であったため、積極的に講義内で紹介していく予定。
その他の重要事項Others
講義の進行状況により、内容変更あり。