国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
COT200GA(計算基盤 / Computing technologies 200)情報セキュリティとプライバシーInformation security and privacy on the Internet
和泉 順子Michiko IZUMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | C0813 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市BT‐情実習F |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | |
人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | |
毎年・隔年Frequency | 毎年開講 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
(Course outline)
In this class, we learn the risks and threats to the information services that we are using closely. We will also discuss information security, privacy, and anonymity, with the goal of acquiring basic knowledge and skills for information management.
(Learning Objectives)
- To acquire the necessary information security knowledge for the use of personal information devices such as PCs.
- To be able to plan measures to achieve higher security.
- Understand what social systems are in place to protect security.
ks and related information technologies.
(Learning activities outside of classroom)
You will need to do some independent study (revision) to make up for any difficulties you have in understanding the lecture content.
(Grading Criteria /Policy)
Grading will be decided based on Assignments and mid-term reports (30%), in-class contribution(20%), and term-end exam (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
PCや携帯電話などのようにネットワーク接続する情報機器を使用する際、ウィルスなど意図しないプログラムを引き込んで、被害にあうことがある。情報技術が社会基盤となり、広く一般に利活用される一方で、セキュリティや個人情報保護等の問題も広く認識されるようになってきた。この授業では、身近に利用している情報サービスに対するリスクや脅威を学習し、情報セキュリティやプライバシー、および匿名性に関する議論を行い、有効にネットワークを使用するため、ネットワークユーザー個人として、あるいは組織のネットワーク管理者としての基本的な知識と情報管理技術を身につけることを目標とする。
ネットワーク上のウィルス等の脅威から身を守るためには、ファイアウォールやアンチウィルスソフト等に代表される情報システム的手法と、ルールや法律によりそれを抑止する手法がある。両者を解説する。
到達目標Goal
・PC等、個人用情報機器を利用する上で、必要な情報セキュリティ知識を身につける。
・より高いセキュリティを実現する方策を立案できる。
・セキュリティを守るためにどのような社会制度があるかを理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
情報実習室での対面授業を基本とするが、状況に応じてオンライン授業に切り替える場合もある。学期途中での授業形態の変更や それにともなう各回の授業計画の修正については、学習支援システムでその都度提示する。履修予定者は、必ず初回授業日の前日までに学習支援システムで本科目を仮登録し、初回授業に参加、または初回授業資料を当日確認すること。
講義中心に進めるが、一部で情報端末による実習を取り入れる。
課題等の提出・フィードバックは、基本的には学習支援システムを通じて行うが、補助的にGoogle Classroom等も用いる可能性がある。
授業に関する質疑応答については学習支援システムの掲示板機能を活用する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:イントロダクション
この授業の構成と進め方、および学習環境について説明し、スケジュール、テキスト等の紹介する。
2[対面/face to face]:自分のPCを守る
アンチウィルスソフト、ファイアーウォール、アップデート。
3[対面/face to face]:アタックのパターン(1)
個人PCを狙う攻撃。「強い」パスワードとは。コンピューターウィルスやパスワードクラッキング。
4[対面/face to face]:アタックのパターン(2)
WEBを使う攻撃。クロスサイト・スクリプティング、DNSキャッシュポイズニング。
5[対面/face to face]:仮想世界の「名前」
情報サービス上で用いている「名前」とプライバシー、匿名。
6[対面/face to face]:アクセス制限と効果
ファイアウォールとは。データアクセスの制限の必要性とその手法。
7[対面/face to face]:暗号とは(1)
暗号の歴史と基礎理論。ハッシュ、電子署名などその応用。
8[対面/face to face]:暗号とは(2)
公開鍵暗号法の原理と実践。
9[対面/face to face]:電子署名と認証
電子署名とは。SSHによるネットショッピング。
10[対面/face to face]:コンテンツ配信と著作権
著作者の利益保護。
11[対面/face to face]:組織としてのセキュリティ対策(1)
情報漏洩の事例紹介。
12[対面/face to face]:組織としてのセキュリティ対策(2)
CSIRTの必要性とその適応範囲。
13[対面/face to face]:法制度による情報安全対策
国際的なサイバー犯罪に関する法規・法律。
14[対面/face to face]:期末試験、授業のまとめ
授業内容の理解度を確認するための試験を実施。情報セキュリティの考えかたの確認。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
社会生活を送る上で、情報セキュリティとしてどんなリスクや脅威があり、そのためにどんな対策があるのか意識する。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
特に必要としない。
参考書References
授業内で適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(20%)と課題(またはレポート)(30%)、期末テストの成績(50%)を併用した評価を行う。
この成績評価の方法をもとに、本授業の到達目標の60%以上を達成した者を合格とする。
対面での期末テスト実施が困難な場合は、オンライン試験に切り替えた上で、小テスト・課題・レポートの配点を若干上げる可能性がある、また掲示板などでのコメントや情報共有を平常点として加点する。詳細は初回授業時に説明する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生の習熟度に応じて、授業の進度や課題の難易度は適宜調整しながら進める。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
情報実習室のパソコンを使用した実習型の授業である。情報実習室で対面授業を行う場合は、教卓機パソコン画面上のテキストや資料を使用して進める。
オンライン併用の場合は、各自で学習環境を整える必要がある。
基本的にはWindowsでもmacOSでも構わないが、 CUIコマンドによる基本的なファイル操作ができる環境(コマンドプロンプト、ターミナルなどの各種shellが利用できる環境)を前提としている。
毎回の授業資料と課題は学習支援システムを利用して配布・提示する。
授業時間内にこれらに接続可能なネットワーク環境も必要である。
その他の重要事項Others
受講者数が定員を超過する場合は初回授業の課題をもとに選抜を行う。
初回授業はZoomを用いたオンライン授業となるが、受講者数把握のため、受講希望者は初回授業日の前日までに学習支援システムに仮登録すること。
詳細は学習支援システムを参照し、授業資料や「お知らせ」を必ず確認すること。
授業は「情報リテラシーⅠ」、「情報リテラシーⅡ」の内容を概ね理解していることを前提に進めます。また、授業内容に関連するので「ネットワーク基礎」の履修、あるいは並行履修を推奨します。