国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
FRI300GA(情報学フロンティア / Frontiers of informatics 300)ゲーム構築論Design and development of game application
重定 如彦Yukihiko SHIGESADA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | C0801 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市BT‐情実習E |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 情報関連科目を履修済みであることが望ましい |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | |
人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | |
毎年・隔年Frequency | 毎年開講 |
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Outline (in English)
Objectives of this class are to learn the enjoyment and difficulty of creating computer software by applying informatics.
The theme of computer software is entertainment. Starting from simple fortune telling software, this class deals with number guessing game, minesweeper, and tetris.
Students will prepare and review the textbook and practice their own work. The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
Ordinary points 10%, Assignments 90%.
Assignments will be given in class as appropriate. Students who have achieved at least 60% of the objectives of this class will be graded on the basis of this grading system.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この科目では、情報学を適用したモノづくりの面白さと難しさをコンピュータゲームのモノづくりを通して学ぶ。コンピュータにはワープロ、メールソフト、ウェブブラウザ、ゲームなどありとあらゆるソフトウェアがあり、我々は日々それらの他人が作成したソフトウェアを利用しているが、これらのソフトウェアが実際にどのようにして作られているかについて知っている人はあまりいないのが現状である。そのためコンピュータで何かを行う場合、他人の作成したソフトウェアを探して利用する必要があるが、そのようなソフトウェアが見つからなければあきらめるしかない。
実際にはプログラミングを学ぶことで、簡単なソフトウェアであれば必要に応じて自分で作ることができるようになる。つまり、コンピュータのソフトウェアの消費者から、コンピュータのソフトウェアの生産者になることができるようになる。
日常にあふれるコンピュータのソフトウェアはどのようにして作られているのか?本授業ではソフトウェアの中でも親しみやすいコンピュータゲームのプログラミングの観点から具体的な方法論を、実験実習を通じて学ぶ。
コンピュータゲームの題材としては主に、占いや数当てゲームなどの初歩的なものからはじめ、最終的にはマインスイーパーやテトリスなどの知名度の高いゲームを扱う予定である。
到達目標Goal
コンピュータゲームのモノづくりを通じてコンピュータのソフトウェアがどのようにして動いているかを理解し、自分の力で簡単なソフトウェアを作り出すことができるような実践的な能力を身に着けることを目指す。
2015年度の本授業の学生の作品をeポートフォリオにまとめておいたので、以下のアドレスから参考にしてほしい(TABS→ページの順でクリックすると一覧を見ることができる。学外からアクセスするためには、VPNの接続が必要です。VPNの接続については利用ガイド(https://hic.ws.hosei.ac.jp/cms/wp-content/uploads/guide.pdf)を参照してください)。http://vp.fic.i.hosei.ac.jp/mahara/group/view.php?id=188
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
大学の行動方針レベルが2となった場合、この授業は原則としてオンラインで行う。詳細は学習支援システムで伝達する。
授業ではコンピュータプログラミングの入門用言語としてJavascriptを用いたソフトウェア制作の実習を行う。様々なソフトウェアの制作を通じてプログラミングの基本となる考え方、課題、解決の手法、実践に必要な知識を実習を通して学ぶ。
前半では、「占い」、「数当てゲーム」といった簡単なゲームを扱うことによってプログラミングの基礎を学ぶ。
後半では「マインスイーパー」や誰もが知っている「テトリス」などといった複雑なゲームを扱うことでコンピュータのソフトがどのような考え方によって作られているかについて学ぶ。
実際に取り上げるゲームの題材は学生の興味と理解に合わせて臨機応変に取り上げる予定であり、学生の要望によっては他の題材を取り上げる可能性もある。下記の授業計画は上記の題材を取り上げた場合の計画である。
授業はすべて、情報実習室の機材・設備を活用した実習形式で行い、参加者の学習状況や実践力を確かめながら進める方法をとる。
学習支援システムのアンケートの機能を使って、毎回授業のリアクションペーパーに相当するものを実施する。各回の授業の冒頭で、必要に応じてその中からいくつかを取り上げてコメントを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:イントロダクション
プログラミングとはどういうものかについて学ぶ。Jaascriptの基礎について学ぶ
2[対面/face to face]:占い
変数、乱数、条件分岐について学び、占いのゲームを作成する
3[対面/face to face]:数当てゲームその1
変数を使って回数を数える方法について学び、数当てゲームを作成する
4[対面/face to face]:数当てゲームその2
数当てゲームを完成させる
5[対面/face to face]:マインスイーパーその1
配列変数について学び、マインスイーパーの盤面をどのように表現するかについて学ぶ
6[対面/face to face]:マインスイーパーその2
グラフィックスについて学び、マインスイーパーの画面の表示方法について学ぶ
7[対面/face to face]:マインスイーパーその3
マウスイベントについて学び、画面上をクリックすることによってマインスイーパーのマスを開く方法について学ぶ
8[対面/face to face]:マインスイーパーその4
マスを開いた際の処理、旗の処理、ゲームのクリアの判定方法について学ぶ
9[対面/face to face]:マインスイーパーその5
マインスイーパーを完成させる
10[対面/face to face]:テトリスその1
テトリスの盤面を表現する方法、様々な種類のブロックをどのように表現するかについて学ぶ
11[対面/face to face]:テトリスその2
ブロックの移動、回転の方法について学ぶ
12[対面/face to face]:テトリスその3
ブロックがくっついた時の処理、ブロックを消す方法について学ぶ
13[対面/face to face]:テトリスその4
ブロックを時間経過によって移動させるというアニメーションの手法を学ぶ
14[対面/face to face]:テトリスその5
その他、点数、ゲームオーバーなどテトリスに必要な機能を実現する方法について学び、ゲームを完成させる
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
教科書を予習復習し、各自制作の実習を行う。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
学生のためのJavaScript 重定 如彦 著 東京電機大学出版局
授業で使用するので、受講する場合は必ず各自で入手する事
参考書References
必要に応じて授業内で説明する
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点 10% 課題90%
課題は授業内で適宜指示する。この成績評価の方法をもとに、本授業の到達目標の60%以上を達成した者を合格とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
進め方が早すぎてわからなくなることがあったという意見があったので、早くなりすぎないように注意したい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
情報実習室のパソコンを使用した実習型の授業である。授業は、教卓機パソコン画面上のテキストを使用し、各種ソフトウエア等を用いて進める。
その他の重要事項Others
熱意があればプログラミングの未経験者でもテトリスを完成させることが可能です。プログラミングやコンピューターゲームに興味がある方はぜひ受講してみてください。