国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
SOC200GA(社会学 / Sociology 200)宗教と社会Religion and Society
田中 浩喜Hiroki TANAKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | C0244 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市外濠‐S307 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | ○ |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | ○ |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | |
人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | 150名(超えた場合は、選抜の可能性あり) |
毎年・隔年Frequency | 毎年開講 |
すべて開くShow all
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Outline (in English)
The course explores the relationship between religions and societies by taking up issues ranging from secularization, post-secular, informatization, globalization, to "cult" so that students can acquire an academic perspective on these topics and deepen their reflections on various issues related to religions.
By the end of the course, students are expected to be able to: 1) understand the basic concepts and theories that are important to examine the relationship between religion and society, and 2) use analytical concepts and theories to analyze case studies of the relationship between religion and society.
Students will be expected to review each class and explore the problems and questions that they wrote in their reaction papers.
The final grade will be decided by reaction paper (40%) and the final assignment (60%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
宗教に関する知識は、現代社会を生きるうえで必要不可欠です。この授業では、世俗化、ポスト世俗化、情報化、国際化、政治、カルトなどの観点から、宗教と社会の関係を体系的に学習します。宗教と社会に関する学問的な視座を身につけることで、世界の文化や価値観をよりよく理解するだけでなく、現代の世界が直面しているさまざまな課題について、主体的に思考できるようになることを目指します。
到達目標Goal
1.宗教と社会の関係を考えるために必要な、基本的な概念や理論を理解できるようになる。
2.宗教と社会の関係について、基本的な分析概念や理論を用いて、基礎的な事例分析ができるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
●受講を希望する人は4月7日(金)までにHOPPIIに登録してください。200名を超える場合は抽選を行います。4月10日(月)に抽選結果を発表します。第2回目からの授業は抽選に合格した人のみ受講できます。
●レジュメ、参考資料、文献は、HOPPIIの「教材」からダウンロードしてください。
●毎回提出するリアクション・ペーパーは、HOPPIIの「テスト/アンケート」にアップロードされた問いに関して、序・本論・結論がある文章を書き、期日までに提出してください。教員より再提出のお願いがあった場合は、指摘されたコメントに従い、書き直しをして再提出をしてください。
●提出されたリアクション・ペーパーについては、翌週の授業で複数紹介しながら講評します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:なぜいま宗教なのか
この授業の目的や概略について説明する。
2[対面/face to face]:宗教へのアプローチ
近代宗教学の成立と歴史意識について概観した後、宗教を捉えるための学問が、何を問題とし、どのように体系化されていったかを検討する。
3[対面/face to face]:宗教社会学の諸理論
宗教社会学の基礎的な知識や理論を学び、宗教と社会についての事例を学問的に分析する視座を養う。
4[対面/face to face]:宗教と日本社会
日本社会における宗教のあり方について、初詣や結婚式などの儀礼、無宗教の増加などの事例を取り上げながら理解を深める。
5[対面/face to face]:宗教と世俗社会
世俗化に関する宗教社会学の理論を学んだあと、近代の西洋と日本における宗教のあり方について事例を交えて検討する。
6[対面/face to face]:宗教とポスト世俗社会
ポスト世俗化に関する宗教社会学の理論を学んだあと、現代の西洋と日本における宗教のあり方について事例を交えて検討する。
7[対面/face to face]:宗教と情報社会
世俗化とポスト世俗化に関する議論を踏まえ、アニメやマンガなどのポップカルチャーを事例に、情報化の観点から現代宗教のあり方を考える。
8[対面/face to face]:宗教とグローバル社会
世俗化とポスト世俗化に関する議論を踏まえ、宗教の海外布教を事例に、グローバル化の観点から現代宗教のあり方を考える。
9[対面/face to face]:宗教と政治:戦後日本編
戦後日本の政教関係の歴史を学ぶことで、日本社会における「政教分離」の意味と変化について検討する。
10[対面/face to face]:宗教と政治:フランス編
フランスの政教関係の歴史を学ぶことで、フランス社会における「ライシテ」の意味と変化について検討する。
11[対面/face to face]:宗教と政治:アメリカ編
アメリカの政教関係の歴史を学ぶことで、アメリカ社会における「良心の自由」の意味と変化について検討する。
12[対面/face to face]:カルト問題を考える
現代におけるカルト問題について、基礎的な知識を身につけるとともに、宗教社会学的視座を培う。
13[対面/face to face]:今学期の授業に関する質疑応答
質問やコメントに答える。
14[対面/face to face]:総括
今学期の授業のまとめを行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回の授業の復習を行い、リアクション・ペーパーで書いた問題点や疑問点などについて各自掘り下げて検討して下さい。
なお、本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しない。
参考書References
○伊原木大祐、竹内綱史、古荘匡義編『3STEPシリーズ 宗教学』(昭和堂、2023年)。
○井上順孝『宗教社会学を学ぶ人のために』(ミネルヴァ書房、2016年)。
○櫻井義秀、三木英『よくわかる宗教社会学』(ミネルヴァ書房、2007年)。
○望月哲也『社会理論としての宗教社会学』(北樹出版、2009年)。
○棚次正和、山中弘編『宗教学入門』(ミネルヴァ書房、2005年)。
○島薗進、葛西賢太、福嶋信吉、藤原聖子編『宗教学キーワード』(有斐閣、2006年)。
○田中雅一、川橋範子編『ジェンダーで学ぶ宗教学』(世界思想社、2007年)。
○中野毅『宗教の復権:グローバリゼーション・カルト論争・ナショナリズム』(東京堂出版、2002年)。
○磯前順一、タラル・アサド編『宗教を語りなおす:近代的カテゴリーの再考』(みすず書房、2006年)。
○『岩波講座 宗教(全10巻)』(岩波書店、2004年)。
成績評価の方法と基準Grading criteria
リアクション・ペーパー 40 %
期末レポート 60 %
この成績評価の方法をもとに、本授業の到達目標の60%以上を達成した者を合格とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更のため特になし。
その他の重要事項Others
●受講を希望する人は4月7日(金)までにHOPPIIに登録してください。
●200名を超える場合は抽選を行います。4月10日(月)に抽選結果を発表します。
●第2回目からの授業は抽選に合格した人のみ受講できます。
●7月7日(金)の授業は休講とし、別日に補講を実施します。