経営学研究科Graduate School of Business Administration
MAN500F1-0075(経営学 / Management 500)経営情報論Management and Information Systems
岸 眞理子Mariko KISHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学研究科Graduate School of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | X7110 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木 6/ Thu.6,木 7/ Thu.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
修士課程(夜間)授業科目 人材・組織マネジメントコース |
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Outline (in English)
【Course outline】
Organizations and Information Management involves learning the theories and models of corporate information processing, applying it to practice and developing it, and at the same time obtaining practical knowledge from actual cases of organizational information processing activities to generalize into an academic field.
【Learning Objectives】
The purpose of this course is to learn about how an organization works as an effective information processing system on the premise of the ICT environment.
【Learning activities outside of classroom】
Before/after each class meeting, students will be expected to search and examine relevant literature and materials. Your study time will be more than four hours for a class.
【Grading Criteria/Policy】
Grading will be decided based on the quality of the student's class-performance(50%) and the term-end repot(50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
経営情報論は、企業をはじめとする様々な組織を対象とし、組織を何らかの目標を追求する、広い意味での情報処理システムとして捉え、検討する学問領域です。
この授業では、情報通信技術(ICT)が飛躍的に発展し続けている今日、企業をはじめとする組織にとって、いかにICTやそれが生み出す多様で大量の情報によって、効率的・効果的に経営活動を行うかが、組織の存続や発展に関わる、変わらぬ根幹の課題であること、加えて、昨今のICTの劇的な進展は、ICTや情報が、もはや競争優位や収益性を創出する手段であるだけでなく、その取扱いそのものが、「経営(マネジメント)」であるという課題について学習します。
到達目標Goal
経営情報論が扱う領域は広範で、しかも激しく変化しているため、現象を追いかけると一体何を学んでいるのかが、わかりにくくなるという問題に直面します。これを克服するために、「システム的なものの見方」(システム思考)を採用することにより、複雑で混沌として、しかも激動する対象領域を、網羅的というより、むしろ整合的で体系的に捉えられることを学びます。
日々変化する経営情報を巡る現象を統一的な「ものの見方」に基づいて体系的に捉え、情報によっていかに経営するか、すなわち「情報で経営する」という基本的な課題について、現象を説明するための基礎となる理論やモデルを学習します。同時に、情報そのものをいかに経営するか、すなわち「情報を経営する」という新たな課題についても、現象を理解し、新たなモデルの構築へとつなぐ糸口を探します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連、特に「DP1」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
現段階(2023年2月)では、対面による授業を予定しています。具体的な授業方法については、授業開始日までに、学習支援システムでお知らせします。受講を検討されている方は、必ず、学習支援システムで仮登録をするようにしてください。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:イントロダクション
授業内容と方法の確認
経営情報論の学問領域
経営情報論への接近方法
2[対面/face to face]:システム思考
経営情報学の枠踏み
3[対面/face to face]:組織のシステムモデル
情報処理システムとしての組織
4[対面/face to face]:経営情報と組織(1)
組織の情報処理の実践を説明する経営組織論の基礎
5[対面/face to face]:経営情報と組織(2)
組織の情報処理の実践を説明する経営戦略論の基礎
6[対面/face to face]:組織と意思決定
情報処理システムとしての組織の中核機能
7[対面/face to face]:ケース・スタディ
ゲスト・スピーカーによる事例紹介と分析
8[対面/face to face]:組織とコミュニケーション
情報処理システムとしての組織を支える機能
9[対面/face to face]:組織と技術・情報システム
技術と情報技術の捉え方
10[対面/face to face]:ICTと問題解決
実践における問題解決を行う方法
11[対面/face to face]:ICTと組織変革
組織・人のネットワークと変革
12[対面/face to face]:ICTと価値創造
ICTによる価値を生み出すプロセス
13[対面/face to face]:超スマート社会と情報経営
新しいビジネスモデルとマネジメント
14[対面/face to face]:課題についての報告会
課題報告、レポート提出
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
この授業の準備学習・復習時間は、各4時間を標準とします。理論や概念の理解と事例分析に積極的に参加できるよう、予め指定された教材を学習して授業に臨むことが求められます。
授業の詳細や報告会の課題については、初回のイントロダクションにおいて説明されます。
テキスト(教科書)Textbooks
初回のイントロダクションにおいて、主要教材が指定されます。
参考書References
初回のイントロダクションにおいて、各回ごとに参考教材一覧が提示されます。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価配分は基本的には下記のとおりです。
・授業への貢献度(発表と議論):50%
・レポート内容:50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ゲスト・スピーカーによるスピーチとディスカッションは好評により、状況をみながら、できるだけ取り入れます。
担当教員の専門分野等
<専門領域> 経営情報論、経営組織論
<研究テーマ> 組織コミュニケーション、ICTと組織の情報処理
<関連研究業績>
①『経営情報学-理論と現象をつなぐ論理-』(共著、有斐閣、2023年)
②『経営情報学入門(新訂)』(共編著、放送大学教育振興会、2023年)
③『メディア・リッチネス理論の再構想』(中央経済社、2014年)
④Perceptions and use of electronic media: Testing the relationship between organizational interpretational differences and media richness, Information and Management 45(5), 2008.
⑤『情報技術を活かす組織能力ーITケイパビリティの事例研究ー』(共編著、中央経済社、2004年)