社会学研究科Graduate School of Sociology
SOC500E1-0203(社会学 / Sociology 500)社会調査法1Social Survey Methods 1
三井 さよ
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学研究科Graduate School of Sociology |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | X6345 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 修士課程「調査研究法」と合同 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
In this course, students will learn how to design surveys and analyze data by linking them to sociological research objectives and social theory. They will understand the process of data collection and analysis in sociological research by reviewing classics, recent excellent research, and the research of the instructor. In addition, They will develop their own research design and data analysis methods based on their own interests, and refine them through mutual discussion.
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.Your overall grade in the class will be decided based on the following
Term-end examination: 40%、in class presentation : 30%、in class contribution: 30%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
社会学の研究の実際の場面で社会調査を活用するため、研究の目的および研究に適用する社会理論と有機的に結びついたかたちで調査をデザインし、データを分析する思考法を習得する。まずは社会学の調査研究の古典、近年の優れた研究を講読し、また担当者自身の研究のデータ収集・分析のプロセスを見ていくことを通して、それらの問題関心とそこから導き出された独特の調査設計・データ分析法を学ぶ。さらに受講者各自の問題関心に応じた調査デザイン・データ分析法を構想し、相互討論を通して洗練する。
到達目標Goal
・優れた研究の講読を通して、それらが研究対象の特性と結びつけてどのような調査・分析を行っているか、その思考法を理解することができる。
・それらの理解を活かしつつ、学生が自身の問題関心に応じた調査デザイン・データ分析の方法を構想し、洗練させることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
オンラインあるいは対面(ハイブリッド)での演習の形式を採る。授業内での文献に関する受講生の発表、また受講生自身の研究テーマとリサーチデザインについての報告の発表に基づいて授業を行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:総論1:社会学と社会調査
社会学における社会調査の歴史と発展について学ぶ。
第2回[オンライン/online]:総論2:社会調査の諸類型
社会調査のさまざまな類型について学ぶ。
第3回[オンライン/online]:総論3:社会調査の倫理と真正性
社会調査における調査倫理、また調査における確からしさについて学ぶ。
第4回[オンライン/online]:フィールドワークの光と影1
文献から実例を学ぶ。
第5回[オンライン/online]:フィールドワークの光と影2
文献から実例を学ぶ。
第6回[オンライン/online]:フィールドワークの光と影3
受講生各自の研究テーマにおけるフィールドワーク調査の活用について討議する。
第7回[オンライン/online]:個人の歴史と社会の歴史を重ね合わす1
文献から実例を学ぶ。
第8回[オンライン/online]:個人の歴史と社会の歴史を重ね合わす2
受講生各自の研究テーマにおけるライフヒストリー研究の活用について討議する。
第9回[オンライン/online]:テキストデータの分析1
文献から実例を学ぶ。
第10回[オンライン/online]:テキストデータの分析2
文献から実例を学ぶ。
第11回[オンライン/online]:テキストデータの分析
受講生各自の研究テーマにおけるテキストデータや映像資料の分析の活用について討議する。
第12回[オンライン/online]:社会関係を計量する1
文献から実例を学ぶ。
第13回[オンライン/online]:社会関係を計量する2
受講生各自の研究テーマにおける量的データの分析とその活用について討議する。
第14回[オンライン/online]:各自の問題関心に基づく調査デザインの最終発表と相互討論
受講生各自がそれまでの講義内容を活かして、自分自身の研究テーマに即したリサーチデザインを報告し、討議する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
課題文献の講読とそれに関するレジュメを作成すること、また自身の研究テーマに即したリサーチデザインの報告レジュメを作成すること。本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
上記授業計画の「内容」に記載。
参考書References
各回ごとで授業中に指示。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への積極的参加30%、報告の内容評価30%、筆記試験40%。よく考えられた報告を行うことと、筆記試験において修士論文に相応しい調査計画を立案できていることを求める。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更により、フィードバックできない。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学生支援システムへのPCによるアクセスが必須。
その他の重要事項Others
専門社会調査士資格のH科目に該当する。
修士課程「調査研究法」と合同で行う。
担当教員の専門分野等
<専門領域>社会学
<研究テーマ>臨床社会学
<主要研究業績>三井さよ2021『ケアと支援と「社会」の発見』生活書院