社会学研究科Graduate School of Sociology
SOC500E1-0202(社会学 / Sociology 500)社会学研究3Topics in Sociology 3
井上 直樹
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学研究科Graduate School of Sociology |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | X6344 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期集中/Intensive(Spring) |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 修士課程「社会学特殊研究6」と合同 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
This class will study "digital journalism" with a focus on social media such as YouTube, TikTok, and Twitter. The objectives of the class are to understand what is happening in the world of social media, to develop skills in using the Internet and digital technology for research information, to think about how to reach people when you create content, and to think about your behavior and privacy in the digital space.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は、YouTube、TikTok、Twitterなどのソーシャルメディアを中心とした「デジタル・ジャーナリズム」を学びます。授業の目的は、ソーシャルメディアの世界で起きている出来事を理解すること、インターネットの情報やデジタル技術を活用して情報を調べるスキルを身につけること、どのように発信すると人々に届くのか、自分自身のデジタル空間での振る舞いやプライバシーについて考えることです。
到達目標Goal
デジタル調査報道の事例や、スキルの実践を通して、自分自身で情報の信頼性を調べることができるようになり、インターネットにおける情報の消費及び発信に関するメディアリテラシーについてより深い知識・考察を得ることを目指します。日常生活を含めて「デジタル・ジャーナリズム」のスキル・知識を活用できるようになることを目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義と演習(ワークショップや議論)を組み合わせて行います。デジタルツールを利用した新たな報道やジャーナリズム手法を知り、実際に手を動かしながら授業を進めていきます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
授業全体の予定や目的について説明。
第2回[対面/face to face]:世界のデジタル調査報道、キャンペーンについて
国内外の報道機関やメディアにおけるデジタル技術を使った調査や、コンテンツ制作の事例を紹介する。
第3回[対面/face to face]:デジタル調査の演習(検索するスキル)
インターネット上での検索を効率的にする方法。「消えた」サイトを調べるには...など。
第4回[対面/face to face]:デジタル調査の演習(場所を調べる)
ソーシャルメディアなどに投稿された映像の場所を、様々なツールを使って調べる。
第5回[対面/face to face]:デジタル調査の演習(デジタルデータ)
スマートフォンで撮影された映像のデータを調べたり、様々なサイトを活用して社会の事象を追う方法を知る。
第6回 [対面/face to face]:デジタル調査の演習(衛星画像)
衛星画像を報道や事実検証で活用する方法を知る。
第7回[対面/face to face]:デジタル調査の演習(データ活用)
公開されている様々なデータを活用して、何か新しい発見を探す。
第8回[対面/face to face]:SNSをウォッチする報道について
Twitterなどのソーシャルメディアを常時監視することで事件や事故、災害の情報を発見する活動について知る。
第9回[対面/face to face]:データジャーナリズム
(事例紹介)
データを使った報道の事例について学ぶ。
第10回[対面/face to face]:データジャーナリズム(議論など)
データ報道の実践や、国内外の事例について議論する。
第11回[対面/face to face]:メディアリテラシー
講座内で学ぶデジタルの調査手法は、自分に向けられる可能性もある。デジタル空間でのメディアリテラシーを考える。ネットの世論が、社会の世論なのか?
第12回[対面/face to face]:エンジニアリングとメディア・報道
ウェブサイト制作や分析、AR、VRなどを活用した昨今の報道事例を学ぶ。ブロックチェーン活用を模索した事例など。
第13回[対面/face to face]:メディアの発信・社会の声を集める
社会の声を集めるためにデジタルツールを使ったり、メディアが連携してコンテンツを発信する事例について学ぶ
第14回[対面/face to face]:まとめ
講義で学んだポイントを振り返る。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
記者のためのオープンデータ活用ハンドブック
熊田安伸 (著)
出版社 : 公益財団法人 新聞通信調査会
発売日 : 2022/12/25
参考書References
フェイクニュースの生態系
藤代 裕之 (著, 編集)
出版社 : 青弓社
発売日 : 2021/9/7
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点40点、レポート60点
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
ノートパソコン
担当教員の専門分野等
<専門領域>ジャーナリズム、メディア
<研究テーマ>ジャーナリズム、メディアにおけるテクノロジーの利用
<主要研究業績> 現在NHKで働き、デジタル技術を活用した報道に取り組んでいます。これまでの仕事では、Google でメディアを支援する仕事をしたり、新聞社で記者をしてきました。新しい技術を報道やメディアで利用していくことを考えています。