社会学研究科Graduate School of Sociology
SOC500E1－2209（社会学 / Sociology 500）メディア社会学特殊研究１（知的財産権）Special Issues in Sociology of Media and Communications 1
白田 秀彰
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学研究科Graduate School of Sociology |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | X6027 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 土1/Sat.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
【Course outline and Learning Objectives】
The purpose of this course is for students to understand the structure of
the intellectual property rights system as a whole, to understand the
copyright system in particular, and to be able to make concrete decisions in
response to individual cases.
【Learning activities outside of classroom】
In this class, it is standard for students to spend two hours each on
preparation and review.
In order to acquire the ability to understand copyright law and examine
judicial precedents in a few lectures, it is necessary to read textbooks for
more than several hours in 5 to 10 lectures.
【Grading Criteria /Policy】
Students will be assessed on a regular basis in this class. 100%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
学生が、知的財産権制度全体の構造を把握したうえで、とくに著作権制度について理解し、個別事例に対応して具体的に判断できることを目的とする。
到達目標Goal
『著作権法判例百選 第六版』に掲載されている事件の概要と判決理由を読み、自分なりの見解を形成できること。また、当該事件の解説を読み、自分なりの見解との異同について論理的に評価できること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
大学の方針として対面が義務付けられているので、対面で行う。疫病や事故等のやむを得ない事情の場合は、他の方法での講義が行われる可能性がある。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンスおよび法律学に関する基礎
講義の方針を示し、法律学に関する基礎的事項を確認する。
第2回[対面/face to face]：知的財産制度の概観
知的財産権制度の構造。特許・商標・意匠等工業所有権と著作権について解説する。
第3回[対面/face to face]：創作発明概念と模倣
各法における発明・創作と模倣の異同について解説する。
第4回[対面/face to face]：特許・商法・意匠
各法についての概説。
第5回[対面/face to face]：著作権の概観と著作物
著作権法の全体解説と著作物の概念について。
第6回[対面/face to face]：著作物と派生的著作物
二次的著作物・編集著作物等の派生的著作物について。
第7回[対面/face to face]：著作者と著作者人格権
著作者の概念と著作者人格権について。
第8回[対面/face to face]：著作権の制限
著作権が制限される場合について。
第9回[対面/face to face]：著作隣接権
著作隣接権について。
第10回[対面/face to face]：特殊・例外的な規定
著作権法のなかの特殊また例外的な規定について整理する。
第11回[対面/face to face]：事例研究1
二次的著作物に関して。
第12回[対面/face to face]：事例研究2
著作者本人が権利者とならない事例に関して。
第13回[対面/face to face]：事例研究3
新しいメディア事業への制約に関して。
第14回[対面/face to face]：事例研究4
アニメ・マンガ・ゲームにみられるキャラクターに関して。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
しかし、通常であれば一年以上かかる著作権法を数回の講義で把握し、判例について検討する能力を獲得するためには、5-10回の講義のあたりではさらに数時間以上の教科書の熟読が必要になるだろう。
テキスト（教科書）Textbooks
小泉直樹 他編 『著作権判例百選 第六版』別冊ジュリスト, No. 242, 有斐閣 2019 を必須教科書とする。
参考書References
講義では参考として用いるが、予習復習および自習のため用いるものとして、中山信弘 『著作権法 第三版』有斐閣 2020 を指定する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点によって評価する。100%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
語らねばならない内容が多いので進行はやむを得ず早くなる。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞ 情報法・知的財産権法
＜研究テーマ＞ 情報技術による自由と情報技術からの自由
＜主要研究業績＞
「マンガ・アニメ・ゲームの人物表現における類似判定に関する調査報告」「マンガ・アニメ・ゲームにおけるキャラクターの本質的特徴について」信山社 2017
『性表現規制の文化史』亜紀書房 2017
『インターネットの法と慣習』ソフトバンク 2007
『コピーライトの史的展開』信山社 1997