キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
経営分析Ⅱ経営分析Ⅱ
髙橋 美穂子Mioko TAKAHASHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | C7764 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市G‐G601 |
| 配当年次Grade | 3～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（新）Category (2019) | 関連科目 |
| カテゴリー（旧）Category (2017) |
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Outline (in English)
（Course outline）
This course introduces how to analyze and value business firms. In this course, students will learn more advanced content from Business Analysis and Valuation Ⅰ. Topics that will be covered are advanced ROE analysis, preparation of forecasted financial statements and valuation models.
（Learning Objectives）
By the end of the course, students are expected to do the following:
1.Comprehend financial ratios and performance indicators and be able to utilize them to understand the underlying corporate characteristics
2. Understand the relationship between return on capital (ROA and ROE), cost of capital, and corporate (shareholder) value
3.To be able to prepare forecasted financial statements
4.Understand how to estimate shareholder value using forecasted financial statements
（Learning activities outside of classroom）
After each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content since the contents of each class are highly related.
（Grading Criteria）
Grading will be decided based on term-end exam (100%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この授業では、企業を分析・評価するための方法を学びます。企業評価論Ⅱでは、企業評価論Ⅰで学んだ内容を掘り下げて、企業の過去の実績を分析するとともに、予測財務諸表を作成し、それを企業価値評価につなげる方法を学びます。
授業では、はじめに企業評価論Ⅰ（春学期）の内容で取り上げた主要な財務比率を復習します。次に、ROEを事業活動の成果と財務活動の効果に分解する上級ROE分解を解説し、事業活動の成果と資本構成の影響がROEに与える影響を切り離して理解することを目指します。さらに、主要な財務比率に基づいて予測財務諸表を作成し、それを用いて株主価値を推定する枠組みを解説します。
到達目標Goal
この授業の到達目標は、
１．財務比率や経営指標の意味を理解した上で、企業特性を把握するために利用できる
２．資本利益率（ROA・ROE）と資本コスト、企業（株主）価値の理論的関係が理解できる
３．過去の実績や仮定に基づいて予測財務諸表を作成できる
４．予測財務諸表を用いて株主価値を推定する方法が理解できる
ことです。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業は第１回はオンライン、第２回以降は対面で行います。初回のオンライン授業のリンクや講義に関する連絡事項は学習支援システム（Hoppii）でお知らせします。履修を希望される方は授業開始前にHoppiiの「おしらせ」を確認してください。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：イントロダクション
講義の進め方，経営分析，企業評価の意義
第2回[対面/face to face]：春学期の復習（１）
財務諸表の構成要素と体系
第3回[対面/face to face]：春学期の復習（２）
ROEの基本分解
第4回[対面/face to face]：収益性の分析（１）
ROEの上級分解（１）：純事業資産利益率・有利子負債のコスト・レバレッジの関係を理解する
第5回[対面/face to face]：収益性の分析（２）
ROEの上級分解（２）：純事業資産利益率・純金融資産利益率・レバレッジの関係を理解する
第6回[対面/face to face]：収益性の分析（３）
ROEの上級分解（３）：純金融資産の保有がROEに与える影響を理解する
第7回[対面/face to face]：成長性の分析
売上高成長率の仮定とサステナブル成長率を理解する
第8回[対面/face to face]：レバレッジの分析
信用分析とデフォルトの関係を理解する
第9回[対面/face to face]：企業価値評価の考え方と手法
マーケットアプローチ・インカムアプローチ・コストアプローチによる評価方法の特徴を理解する
第10回[対面/face to face]：貸借対照表項目の予測
過去の財務比率や将来の仮定に基づいて予測貸借対照表を作成する
第11回[対面/face to face]：損益計算書項目の予測
過去の財務比率や将来の仮定に基づいて予測損益計算書を作成する
第12回[対面/face to face]：貨幣の時間的価値と割引計算・資本コスト
資本コストの推定方法を学習する
第13回[対面/face to face]：株主価値評価の理論①
配当割引モデルと超過利益モデルを学習する
第14回[対面/face to face]：株主価値評価の理論②
予測財務諸表と超過利益モデルから株主価値を推定する方法を学習する
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
前回の授業内容の復習と練習問題を行ってください。本授業の準備・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストは使用しません。
参考書References
桜井久勝著『財務諸表分析』，中央経済社，最新版．
S.H. ペンマン著，荒田映子他訳『アナリストのための財務諸表分析とバリュエーション』，有斐閣，2018年.
ランドホルム他著，深井忠他訳『企業価値評価 eval による財務分析と評価』，マグロウヒル・エデュケーション，2015年
K.G. パレプ他著，斎藤静樹監訳『企業分析入門』，東京大学出版会，2001年.
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験(100%）で評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
実際の財務諸表を用いて企業の特徴を分析した点が面白かったとの意見がありましたので，引き続き財務諸表などの情報を活用しながら講義を進めます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
インターネットに接続可能なパソコンやタブレット端末を準備してください。
その他の重要事項Others
簿記３級程度（簿記入門Ⅰ/Ⅱ，会計学入門Ⅰ/Ⅱ）ならびに企業評価Ⅰ（春学期）の内容を理解していることを前提に授業を進めます。知識が不足している学生は、該当科目を履修してからこの授業を受講してください。
関連科目
財務会計論Ⅰ/Ⅱ