キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
MAN200MA(経営学 / Management 200)マーケティング論Marketing
小川 浩孝Hirotaka OGAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | C7280 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月5/Mon.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | G602 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
展開科目 選択必修(領域別) ビジネス |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
Marketing was born in the U.S. around 1900 and developed and used gradually from 1950. In Japan, it started to penetrate into the business arena from 1960's and is now conceived as a necessity among business and public organizations.
However, many people don't fully understand "what the marketing is" or its various aspects. It can be perceived as sales or advertising activities, or something only related to top business executives, not for ordinary employees. Also, Marketing is a concept/tool to earn profit, not relating to NGO or public sectors.
This lecture aims to give students an opportunity to overview and understand basic marketing concept that can help guide them to work and live effectively in their various career paths in the future. Also, it is designed to synergize with "Distribution and Marketing Strategies" class in Fall Semester to overview latest marketing trends relating to social marketing, SDGs activities, and marketing with IT.
Goals of this Class are:
1) Understand/be able to explain basic terminologies of marketing
2) Acquire/understand general knowledge and concepts of marketing
3) Connect empirical/practical marketing activities with concepts
4) Broadly understand latest marketing elements such as SDGs, Social Marketing, Marketing with IT, and DIY Marketing
Before attending the class, please read the textbook and prepare for questions. Read newspaper etc. and pay attention to daily social/economic happenings. 2 hours each for preparation/review for the class are necessary. A4 one page homework will be assiged roughly once in 2 classes. Also, group discussion/work/report will be provided.
Evaluation will be given based on combination of examination (60%) and class contribution and participation (40%). When group work is assigned, team members' contribution evaluation is used. 60 points out of 100 evaluation points will be needed to pass for credit.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「マーケティング」という概念は1900年代初頭にアメリカで生まれ、1950年代から順次体系化・学習され実務に利用されてきた。日本でも60年代ごろから徐々に浸透を始め、今では企業や組織で働く人たちにとって必須の知識・ツールと理解されるようになってきた。
しかしながら、「マーケティングとは何か?」「どんな要素が含まれているのか?」と聞かれても明確に答えられる人は意外と少ない。販売や広告活動、あるいは経営陣が決定する(一社員である自分とは無関係な)企業戦略だと混同している人たちもまだまだ多い。また、マーケティングは営利企業が「儲ける」ための概念・ツールであって、非営利組織や政府機関には関係ないと思っている人たちも多い。
大学卒業後に皆さんが進む道は様々だろうが、この授業が、誰にとっても必須の知識・ツールとしての「マーケティング」への入口となり、変化の激しい社会にあっても活かせる原理として習得されることを目指す。さらに、秋学期に実施される「流通・マーケティング戦略論」と有機的にコネクトすることで、SDGs活動やITと深く関わる現代マーケティングの先端領域までカバーすることを目指す。
到達目標Goal
1. マーケティングに関する基本的な用語を理解し説明できるようになる
2. マーケティングに関する一般的な知識を習得し、その役割と基本的な理論を理解する
3. 社会のなかで実践されているマーケティング活動を理論と結びつけながら理解する
4. 最先端のマーケティング分野(SDGs、ソーシャルマーケティング、ITを用いたマーケティング、DIYマーケティングなど)の一旦に触れる
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デイプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は、テキストを用いた講義、グループディスカッション、グループワーク、課題提出を併用する。
講義にあたってはできる限り事例を用いてわかりやすく説明する。
事例には、実務家による講演や実務家の登場するビデオの鑑賞などを予定する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:第1回:マーケティングという考え方
授業の中心的概念であるマーケティングというものが、どのような活動なのかを理解する。マーケティングをとりまく価値交換、顧客価値について理解する。
第2回[対面/face to face]:第2回:セグメンテーションとターゲティング
マーケティングにおける基本的概念であるSTPのうち、セグメンテーション(市場細分化)とターゲティングの重要性について考察する。セグメンテーションという考え方、有効なセグメンテーションとは何かを理解する。
第3回[対面/face to face]:第3回:ポジショニング
STPのうち、競争していくにあたって自分の立ち位置を決めるプロセスであるポジショニングを理解する。マーケティング戦略の基本となる差別化を決定づけるポジショニングの重要性を理解する。
第4回[対面/face to face]:第4回:マーケティング・ミックス
マッカーシーの4Pといわれる近代マーケティングを支える概念を理解する。マーケティング・ミックスとそれらを統合的にマネジメントしていくことが求められる現代の経営について理解する。
第5回[対面/face to face]:第5回:プロダクト
製品コンセプトや顧客のベネフィットについて理解する。またアイディア発想のグループワークを行います。ブレインライティング、デザイン思考、オズボーンのチェックリストなどのアイデア発想のメソッドも取り入れながらグループに分かれて取り組む。
第6回[対面/face to face]:第6回:コミュニケーション(プロモーション)
企業のプロモーション、広告について理解する。営業などのセールスも含め幅広くプロモーションについて理解する。
第7回[対面/face to face]:第7回:プライシング
いろいろな価格決定のアプローチを理解する。消費者視点、企業視点、競争視点などから価格決定プロセスを理解する。
第8回[対面/face to face]:第8回:チャネル(プレイス)
チャネルの種類、どのような製品であればどのような店舗で売ったらいいのか、どのようなチャネルが有効なのか等の概要を理解する。チャネルの構成など詳細は秋学期の流通・マーケティング戦略論にて深く理解する。
第9回[対面/face to face]:第9回:消費者心理と消費者行動
消費者行動理論とマーケティングとの関わりについて理解する。多属性態度モデル、刺激反応モデルなどの代表的な消費者モデルを取り上げて消費者がどのように購買行動をおこなうかの理論を理解する。
第10回[対面/face to face]:第10回:顧客リレーションシップ
顧客満足と顧客価値はどう違うのか、顧客満足の向上はなぜ大切なのかを理解する。
第11回[対面/face to face]:第11回:マーケティング・リサーチの実際
マーケティングリサーチの種類や特徴について理解する。
第12回[対面/face to face]:第12回:ブランドマネジメント
ブランド、信頼がいかにマーケティングに影響を与えるかを事例をもとに理解する。
第13回[対面/face to face]:第13回:今日のマーケティング
ソーシャルマーケティング、SDGsに関わるマーケティング、SNSやIT技術を用いたマーケティング、DIYマーケティングなど、マーケティングの先端領域について理解する。
第14回[対面/face to face]:第14回:試験・まとめと解説
webでテストを実施。
ここまでの話を総括し、これからのマーケティングを展望する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前に教科書を読み質問等をまとめておいてください。日頃から新聞やニュースに目を通し、日々の社会・経済の動きに注意を払ってください。本授業の準備・復習時間は各2時間を標準とします。2回に1回、A4で1ページほどの簡単な提出物があります。また、グループに分かれて課題に関するディスカッションを行い、協力して提出物にまとめてもらう場合もあります。
テキスト(教科書)Textbooks
恩蔵直人『マーケティング 第2版』日本経済新聞出版、2019/2/1 990円
参考書References
和田充夫他『マーケティング戦略 第6版 (有斐閣アルマ)』2022、有斐閣。
Kotler, P., Armstrong, G., Opresnik, M.O., Principles of MARKETING 18e GLOBAL EDITION, Pearson Education, 2020
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は、
1. マーケティングに関する一般的知識を習得したか
2. マーケティング理論を十分理解し、説明することができるか
3. 社会におけるマーケティングの役割を理解し、実際のマーケティング活動を理論に関連付けて説明することができるか
4. 最先端のマーケティング分野を理解したか
の4点を試験によって評価する方法で行います。
成績評価は、平常点60%、最終試験40%の割合で行います。平常点は出席率、授業参加態度(Class Participation)、課題提出率、課題提出内容で判断します。グループ課題の場合は課題そのものの評価と、グループメンバー相互の評価をミックスして行います。
成績評価は合計で100点満点とし、60点以上が合格となります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
グループに分かれて課題を行う場合は、一部の学生だけに負荷がかからないよう配慮したグループ分けを行います。また、学生同士相互に連絡が取りやすいよう連絡網の共有などを行います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
資料のアップロード、毎回の質問への回答などに学習支援システムHoppii、googlecrassroomを使用します。webでテストを実施しますので、スマートフォン、タブレット、PCなどで、インターネットにアクセスできる環境を各自確保してください。