経済学研究科Graduate School of Economics
OTR501C1-1(その他 / Others 500)日本語ⅡAJapanese 2A
清水 由美Yumi SHIMIZU
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学研究科Graduate School of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | X3040 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 1 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
Course outline
Basic Japanese for academic presentation
Learning Objectives
By the end of the course, students should be able to do the followings:
−A.to make slides for a simple and clear explanation about a topic
−B.to make a simple and clear explanation about a topic
−C.to ask/answer the questions about the presentation
Learning activities outside of classroom
Before each presentation session, students will be expected to spend one to two hours to prepare a slide, presentation notes and practice making presentation.
Grading Criteria
Grading will be decided based on each assignments and performance(50%), in-class contribution(20%), and the term-end examination(30%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
日本語を母語としない留学生が、①口頭発表のための視覚資料(スライド)を作成し、②それを使って口頭発表をするための基礎的な訓練を行う。
※この日本語ⅡAでは、口頭発表に必要なさまざまな要素を個別に取り上げて、部分的な練習を行う。ひとまとまりの発表全体の練習は、秋学期の日本語ⅠBで行う。
到達目標Goal
(1)書き言葉と話し言葉の違いが大きい日本語の特性を理解し、両者を適切に使いこなせるようになる。
(2)視覚資料(スライド)の作成に必要な日本語表現と、提示のし方を身につける。
(3)口頭発表に必要な日本語表現と、適切な話し方を身につける。
(4)作成した視覚資料を使って、3分程度の口頭発表ができるようになる。
(5)発表の内容について、質疑応答ができるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
【授業の形態】
◇資料の配信、課題の提出とフィードバックには、学習支援システムHoppiiを利用する。
◇口頭発表の回は、原則として対面で行う。
※受講生の人数によって、スケジュールは変更の可能性があります。実際の各回の実施形態は、学習支援システムHoppiiの授業ページで授業前日までにお知らせします。
【授業の進め方】
①口頭発表の「部分練習」として、注意すべき点ごとにスライド作成と発表ノートの作成を課す。
②講師のフィードバックを受けて、各回の課題のスライドと発表ノートを修正し、完成させ、口頭発表の練習をする。
③クラスで発表をし/発表を聞き、質疑応答をする。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
・授業の目的と進め方の説明
・自己紹介
・日本語能力の確認(日本語ⅠAと共通のアンケート)
第2回[対面/face to face]:話しことばと書きことばの違い①
2種類の自己紹介
・クラスの前で話す
・スライドにまとめる(箇条書き)
第3回[オンライン/online]:話しことばと書きことばの違い②
友人紹介(準備)
・インタビューをしてメモを作成する。
・見やすいスライドを作る。
・スライドを見て話す練習。
第4回[オンライン/online]:話しことばと書きことばの違い③#発表
友人紹介
・スライドを見せながら話す。
第5回[オンライン/online]:画像を説明する①
「よくわからない写真」を1枚選び、それについてわかりやすく説明する。(スライドと発表ノートの準備)
第6回[オンライン/online]:画像を説明する②
聞き手の興味をひきつけるための情報の取捨と提示の順番を考える。(スライドと発表ノートの完成、口頭発表の練習)
第7回[対面/face to face]:画像を説明する③#発表
・「よくわからない写真」を見せて説明する。
・発表について質疑応答をする。
第8回[オンライン/online]:列挙する①
「コロナ禍をめぐるあれこれ」というテーマで、思いつくことを列挙し、まとめる。(スライドと発表ノートの準備)
第9回[オンライン/online]:列挙する②
多くのことを述べるときのわかりやすい話の運び方を意識する。(スライドと発表ノートの修正・完成、発表の練習)
第10回[対面/face to face]:列挙する③#発表
「コロナ禍をめぐるあれこれ」について、発表をする。
・発表について質疑応答をする。
第11回[オンライン/online]:数字の意味を伝える①
・興味を引くデータ(グラフや表)を1点選び、それについてわかりやすく説明する。(スライドと発表ノートの準備)
第12回[オンライン/online]:数字の意味を伝える②
そのデータの持つ意味をわかりやすく伝える。(スライドと発表ノートの完成、口頭発表の練習)
第13回[対面/face to face]:数字の意味を伝える③#発表
・「興味を引くデータ」を紹介し、それについて説明する。
・発表について質疑応答をする。
第14回[オンライン/online]:期末試験とまとめ
・学期中に学んだことが理解できているかどうかを確認するための筆記試験
・授業評価アンケート
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各1~2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは使わないが、下の参考書②を準備しておくことを強く勧める。
参考書References
①『アカデミック・ライティングのためのパラフレーズ演習 言い換え、書き換え』(鎌田美千子・仁科浩美、スリーエーネットワーク)
②『大学・大学院 留学生の日本語4 論文作成編』(アカデミック・ジャパニーズ研究会編著、アルク)
※②は、秋学期の日本語ⅡB(レポート)でテキストとして使うので、今のうちに買っておくことを勧める。
成績評価の方法と基準Grading criteria
・話し合いへの参加貢献 20%
・各回の課題と発表 50%
・期末試験 30%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
コロナ下の昨年度、スタート時には対面を望む声が多かったのですが、現実の社会でオンライン会議のツールを使う場面が急増していることを受け、後半はZoomミーティングを使った発表の練習ができてよかったという声が増えました。今年度も、対面とオンラインそれぞれの特性を生かしつつ、進めていきます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・資料配布・課題提出・意見交換などに学習支援システムHoppiiを利用する。
・口頭発表は原則として対面で行うが、Zoomミーティングを利用することもあるため、その際はPCの用意が望ましい。
その他の重要事項Others
・日本語ⅠA(ディスカッションとアカデミック・ライティングの基礎)も受講すること。また、秋学期には日本語ⅠB(口頭発表の実践演習)とⅡB(レポート執筆の訓練)を受講することが望ましい。
・2023年度に修士論文を提出する予定の学生は、日本語義ⅢA・ⅢBを受講すること。
担当教員の専門分野等
<専門領域>日本語、日本語教育
<研究テーマ>母語話者が意識化しにくい文法
<主要研究業績>
・『日本語不思議』(2022年、創意市集、林巍翰・琉璃訳)
・『すばらしき日本語』(2020年、ポプラ新書)
・『日本語びいき』(2018年、中公文庫)
・『辞書のすきま すきまの言葉―あんな言葉やこんな言葉、英語では何と言う?』(2009年、研究社)