市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
HSS100LA（健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 100）スポーツ総合演習Seminar on Physical Exercise
藤岡 成美Narumi FUJIOKA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | Q5210 |
| 旧授業コードPrevious Class code | P5210 |
| 旧科目名Previous Class title | スポーツ総合演習 |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市市体‐体育 |
| 配当年次Grade | 法・政治STUVW |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 5群（保健体育分野） |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
【Course outline】
This class will be conducted to make students to understand the significance and effect of physical activity deeply.
Therefore, by the end of the course, students should be able to do the following:
Improve properly learning and attitude about physical, mental and social health necessary throughout the students’ future of life.
Concretely, we will educate to maintain and promote their own health, to acquire important knowledge to self health care, and to develop attitudes for that.
In addition, students are expected to follow the lecture's instructions in charge of the class regarding assignments to be done after class and pre parations for the next class.
【Learning Objectives】
The aim of this course is to deepen the sports policy in our country and to analyse the students' physical fitness, training, posture, movement, body composition, ageing, lifestyle-related diseases, nutrition and diet so that they can change their behaviour to improve their health in the future.
The following are the objectives of the classes in each field.
1. Guidance and common classes
(01) Understand how to proceed with the class
(02) To be able to set personal goals for maintaining and improving one's health
(03) To be able to measure physical fitness and consider changes in conditions
(04) Able to communicate proactively.
2. Sports and physical fitness A (Improvement of dynamic function...training methods)
(05) To be able to use a training center appropriately
(06) Effective training machines
3. Sports and Health
07) Understand gender differences and the physical fitness required in young and old age from the perspective of preventing sports injuries
08) Understand nutrition, diet and exercise from the perspective of lifestyle-related disease prevention
09) Describe the risks of infectious diseases during sports activities
10) Understand the effects of stress and stress management
4. Sports and Physical Fitness B (Improvement of static function...posture and movement)
(11) To learn about the structure of standing posture and understand the characteristics and problems of one's own posture
(12) To increase awareness of one's own body through movement tasks that consciously manipulate the pelvis, spine, and shoulders
(13) To understand the effects of consciously facing one's own body on one's physical and mental health
5. sport and policy
14) Understand national sports policy and related legislation and plans
15) Understand the organisations and tasks involved in national and municipal sports policy
16) Understand the key points in advancing policy through work on the policy process
【Learning activities outside of classroom】
Learning activities outside of classroom are before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
【Grading Criteria/Policy】
Grading criteria of final grade will be calculated according to the following process term-end examination (20%), Participation in
class activities and class attitude and short reports in-class (80%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
身体活動の意義や役割について理解を深め、生涯を通じて身体的・精神的・社会的な健康の維持増進や自己管理に資する基礎的な知識の習得や態度を講義及び実習を通じて育成する。
到達目標Goal
この授業の到達目標は、我が国のスポーツ政策を深めた上で、体力およびコンディションの分析、トレーニング、姿勢、動作、身体組成、加齢、生活習慣病、栄養と食事などから、履修者自ら将来の健康増進に資する行動変容を獲得することです。
以下は、各分野における授業の到達目標です。
－具体的な授業の到達目標－
１．ガイダンスおよび共通授業：伊藤・藤岡・上岡・三好・栁川
01）授業の進め方を理解する
02）健康の維持増進に関する自己目標を設定できる
03）体力測定およびコンディションの変化を考察できる
04）積極的にコミュニケーションできる
２．スポーツと体力Ａ（動的機能の向上…トレーニング方法）：伊藤・栁川
05）トレーニングセンターを適切に利用できる
06）安全で効果的なトレーニングを実施するための留意点を述べられる
３．スポーツと健康：（上岡）
07）スポーツ障害予防の観点から性差、若年期と老年期に必要な体力について理解する
08）生活習慣病予防の観点から栄養・食事や運動について理解する
09）スポーツ活動中の感染症リスクを述べられる
10）ストレスの影響とストレスマネジメントについて理解する
４．スポーツと体力Ｂ（静的機能の向上…姿勢と動作）：三好
11）立位姿勢の構造を学び、自身の姿勢の特徴と問題点を理解する
12）骨盤、背骨、肩を意識的に操作する動作課題を通じて、自分の身体に対する気づきを高める
13）自分の身体と意識的に向き合うことが心身の健康に及ぼす影響を理解する
５．スポーツと政策：藤岡
14) 国のスポーツ政策や関連する法・計画を理解する
15) 国や自治体のスポーツ政策に関わる組織や業務内容を理解する
16) 政策プロセスに関するワークを通じ、政策を進める上でのポイントを理解する
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP3、国際文化学部：DP3、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
詳細は第１回授業のガイダンス（オンライン）で説明します。必ず出席してください。
授業は、対面授業を基本とし、必要に応じてオンライン授業を組み合わせて実施します。ただし、Covid-19の予防感染対策に関する大学の方針に変化があった場合の授業計画の変更については、学習支援システム（通称：Hoppii）でその都度提示します。
課題などの提出・フィードバックに関してもHoppiiを通じて行う予定です。また、授業においてはリアクションペーパーなどにおける良いコメントは授業内で紹介し、さらなる議論に活かします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：ガイダンスおよびグループワーク（オンラインによる事前ガイダンスを含む）
教場：３F（柔道場・空手場）
①授業の意義と進め方（※クラス担当教員と授業担当教員の違いなど）
②諸注意（※対面授業について）
③授業外学習（オンライン体力測定およびコンディション記録について）
④グループワーク（人生におけるスポーツの意義を考え、健康の保持増進に関する自己到達目標を設定する）
⑤リアクションペーパーおよびアンケート（Google Forms利用）
2[対面/face to face]：ウォームアップおよび身体組成測定
教場：３F（柔道場・空手場）
①身体組成の測定方法・記録・注意など
②体力測定（上体おこし）
③ストレッチング
④身体活動によるアイスブレーキング
⑤クラス別ホームルーム（スポーツ交流会の役員選抜）
⑥リアクションペーパーおよびアンケート（Google Forms利用）
3[対面/face to face]：体力測定およびホームルーム
教場：３F（柔道場・空手場）
①握力、垂直跳び、反復横跳び
②クラス別ホームルーム（スポーツ交流会のグループ分け、ルールの確認）
③リアクションペーパーおよびアンケート（Google Forms利用）
4[対面/face to face]：スポーツ交流会Ⅰ（含：スポーツ外傷対策）
教場：３F（柔道場・空手場）、４F（卓球場）、５F（バスケットボールコート）
①３F：ボッチャ（柔道場）
②３F：ユニホック（空手場）
③４F：卓球
④５F：バスケットボール
⑤リアクションペーパーおよびアンケート（Google Forms利用）
5[対面/face to face]：スポーツ交流会Ⅱ（含：筋肉痛対策）
教場：３F（柔道場・空手場）、４F（卓球場）、５F（バドミントンコート）
①３F：ボッチャ（柔道場）
②３F：ユニホック（空手場）
③４F：卓球
④５F：バドミントン
⑤リアクションペーパーおよびアンケート（Google Forms利用）
6[対面/face to face]：スポーツと政策Ⅰ
教場：ガイダンスで指示する
①スポーツ基本法・基本計画、行政機構
②スポーツ実施状況とその環境、ワーク
③リアクションペーパー
7[対面/face to face]：スポーツと政策Ⅱ
教場：ガイダンスで指示する
①自治体のスポーツ行政
②スポーツ行政に関するワーク
③リアクションペーパー
8[対面/face to face]：スポーツと体力ＡⅠ（トレーニングの基礎理論）
教場：１F（会議室）、３F（柔道場）、B１F（トレーニングセンター）
①筋力トレーニングの効果
②トレーニング・マシンの安全な使用方法と実践（12～15ＲＭ）⇒記録提出
③授業習熟度確認テスト（Google Forms利用）とリアクションペーパー
9[対面/face to face]：スポーツと体力ＡⅡ（トレーニングマシンの効果的な実践）
教場：１F（会議室）、B１F（トレーニングセンター）
①目的別トレーニングの負荷設定
②筋力トレーニングの実践⇒記録提出
③授業習熟度確認テスト（Google Forms利用）とリアクションペーパー
10[対面/face to face]：スポーツと健康Ⅰ（スポーツ障害の特徴と予防）
教場：ガイダンスで指示する
① スポーツ障害のメカニズム
②体力における性差
③若年期に多いスポーツ障害と予防
④老年期に多いスポーツ障害と予防
⑤授業習熟度確認テスト（Google Forms利用）とリアクションペーパー
11[対面/face to face]：スポーツと健康Ⅱ（生活習慣病予防と感染症対策）
教場：ガイダンスで指示する
①生活習慣病の原因と対策：基礎代謝と体脂肪量（るい瘦と肥満）
②睡眠・食事・運動による対策（特に市実践的な食事の見直し）
③スポーツ活動中の感染症（含：性病）
④ストレスの原因と対策:健康との関連性
⑤授業習熟度確認テスト（Google Forms利用）とリアクションペーパー
12[対面/face to face]：スポーツと体力ＢⅠ（立位姿勢の構造と分析）
教場：ガイダンスで指示する
①立位姿勢のしくみ
②立位姿勢の撮影と分析・評価
③リアクションペーパーまたは授業習熟度確認テスト
13[対面/face to face]：スポーツと体力ＢⅡ（姿勢のセルフコントロール２）
教場：ガイダンスで指示する
①実習：動作課題１（骨盤と脊柱の動作）
②リアクションペーパーまたは授業習熟度確認テスト
14[オンライン/online]：期末試験・総括と解説
①コンディション記録
②今後の健康の保持増進
③アンケート
④期末試験：各クラス共通問題
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
１．各授業では、リアクションペーパーまたは授業習熟度確認テスト（アンケートを含む場合がある）が実施されます。各授業担当教員の指示にしたがって提出してください。
２．各自のコンディションを日常的に記録し、リポートを提出してください。提出方法はガイダンスで説明します。
３．スポーツと体力ＡⅠ・体力ＡⅡに備えた準備学習では、ガイダンスで指示されたオンデマンド教材を視聴し、①トレーニングセンター利用のためのルール、②更衣室利用のためのルール、③トレーニングマシンの扱い方などを学習し、リポートを提出してください。
４．スポーツと健康では、①自身の食事内容（1日分写真撮影など）、➁大学または自宅周辺の外食調査などのリポートが予定されています。詳細はガイダンスにおいて説明します。
５．なお、以上１～４を含む本授業の準備・復習時間は、各２時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
必要に応じて資料を配布します。また、担当者によっては、大学ホームページ内のHoppiiから配付資料を各自でダウンロードするように指示が出されます。
参考書References
01．出村愼一『健康・スポーツ科学のための動作と体力の測定法』杏林書院
02．星野公夫（編）『スポーツ選手のための動作法』高文堂出版
03．ポール・ウェイド著・山田雅久訳『プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ』CCCメディアハウス
04．ブレット・コントレラス著・東出顕子訳『自重筋力トレーニングアナトミィ』ガイアブックス
05．エディー・ジョーンズ・持田昌典著『勝つための準備』講談社
06．山本ケイイチ『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』幻冬舎新書
07．吉江一彦『エグゼクティブが身体を鍛える本当のワケ』グラフ社
08．山本利春著『疲れたときは、からだを動かす』岩波書店
09．清水昭ほか『体温を上げて健康な体を手に入れる』ブティック・ムック通巻878号
10．伊藤マモル『最新版・基礎から学ぶスポーツトレーニング理論』日本文芸社
11．伊藤マモル『もっと伸びるストレッチング』スキージャーナル社
12．伊藤マモル『若さを伸ばすストレッチ』平凡社新書
13．伊藤マモル『基本のストレッチ（DVD付）』主婦の友社
14．伊藤マモル『痛めない! ゆるまない! ひとりで巻くテーピング』日本文芸社
参考資料は、随時必要に応じて各担当教員から紹介されます。
成績評価の方法と基準Grading criteria
１．最終評価および単位認定は、クラス担当教員が分野別授業の各担当教員から提示された評価を総合して行います。
２．その評価の割合は、授業内評価が80％（授業担当教員は各20点：計80点）、期末試験が20％です。
３．授業内評価では、リアクションペーパーや授業習熟度確認テストだけでなく授業外に行うべき学習活動（準備学習や復習）、授業に取組む態度などが評価されます。
４．成績評価は100点満点とし、60点以上が合格（単位認定）となります。
５．期末試験の出題範囲は、各分野別授業で扱った内容のすべてですが、主として到達目標として示した内容について設問されます。
６．期末試験は、各クラス共通問題であり、解答方法はマークシート方式です。
７．期末試験の受験資格は、出席が10回以上の者を対象とします。
８．本科目で求められた課題の未提出、欠席および遅刻、早退は減点されます。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2022年度は、Covid-19の感染予防対策を重視する大学の方針にしたがい、対面授業とオンライン授業を重ね合わせました。これらの授業を履修した法学部生の意見をグループワークによるモニタリングやアンケートによって把握しました。その結果、授業に対する満足度は低いものではありませんでしたが、身体をもっと動かすための実習・実技を増やしてほしいという要望が少なからず認められました。その一方で、学習効率や習熟度が高まるなどのオンライン授業を支持する意見も多く寄せられました。
アンケートの結果については、Covid-19の影響による外出制限や自粛を求められた学生諸君の率直な心境が表れたものと解釈しています。しかしながら、大学における保健体育科目は、卒業後の健康の保持増進の在り方を見据えることが重要課題であり、単にスポーツ実技それだけを実施すれば良いわけではないことは理解してもらえると考えています。つまり、保健体育科目＝スポーツ種目に参加すればよいだとか、出席だけしていれば単位が出るとの誤解を払拭し、皆さんの将来の健康づくりに深く関わるテーマを提示することで、自らの健康づくりに継続して取り組むための新たな素地を提供し、皆さんの教養を高めることを目指します。
2023年度は、Covid-19の影響により低迷した学生間のコミュニケーションを促し、交流を深めるための授業運営を計画（グループワークやスポーツ交流会等）しました。今年度は、その学習成果がその後の大学生活にどのような影響を及ぼしたのかについても検証し、皆さんにフィードバックする予定です。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
１．オンライン授業を実施する場合があることを想定し、授業を円滑に受講するためのインターネットの通信環境およびパソコンやタブレットなどの通信用デバイスを各自で準備してください。
２．以下の①～③に示した継続的に記録可能なスマートフォン・アプリ等を準備してください（詳細はオンラインガイダンスで説明します）。
①睡眠時間（睡眠状態）
②脈拍数（心拍数）
③歩数・歩行距離など
その他の重要事項Others
本演習はクラス単位で分野別のオムニバス授業をリレー方式で授業を進めます。そのため、学部ガイダンスに出席し、受講できる学期と時間割を必ず確認して下さい。
１．授業内容やその進め方などに関する詳細は、１回目の授業（ガイダンス）において説明します（オンライン：リアルタイム）。必ず出席して下さい。その時のZoom招待URLはHoppiiでお知らせします。
２．ガイダンスを欠席および遅刻、早退した場合は減点されます。
３．対面授業にあたっては、最低でも１週間前より体温測定や体調の変化を記録し、各自が体調を整えた上で授業に臨むことを留意してください。
４．授業の前後に行うべき課題や次の授業に向けての準備などは、分野別授業の担当教員からの指示にしたがってください。
５．なお、本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。