市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
LIT300LA(文学 / Literature 300)カルチュラル・スタディーズで見るドイツ語圏AThe German-speaking World in Cultural Studies A
柳橋 大輔Daisuke YANAGIBASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | Q6429 |
旧授業コードPrevious Class code | P6655 |
旧科目名Previous Class title | ドイツの文学Ⅰ |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y601 |
配当年次Grade | 法文営国2~4年 英文学科除く |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 定員制(30名) |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | 法・文・営・国生は300番台総合科目として履修すること |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | ○ |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
German Culture and its Crossing Borders as Read from Grimm/Disney
In this class, we will compare/contrast children's literature from German-speaking countries with the films based on them. While reading/watching the texts and films, we will also learn about the social, cultural, and historical contexts in Germany (and the U.S.) that contributed to the differences between the two.
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
Your overall grade in the class will be decided based on the following:
Term-end report: 40%, in class contribution: 60%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
【グリム/ディズニーから読み解くドイツ文化とその越境】
ディズニーがこれまでに製作してきた60本以上の長篇アニメ映画のうち、グリム童話などドイツにルーツをもつ物語を原作もしくは原案とする作品は少なくありません。これらの作品を観たことのあるみなさんは、ディズニー映画というフィルターを通して、間接的にドイツ文化と触れ合ってきたといってもよいでしょう。
この授業では、ドイツ語圏の児童文学を、それを原作とする映画と比較・対照します。テクストと映像を読み/観ながら、両者の差異を生み出す要因になったドイツ(とアメリカ)の社会や文化、歴史的な文脈についても学んでいきましょう。
到達目標Goal
ドイツ語圏の児童文学作品を手掛かりに、テクストとその文化的文脈を的確に理解し、その内容を相手にわかるように表現することができる。
文学と映画のメディア的差異を把握し、この違いによってどのような効果が生まれているのかを具体的に説明することができる。
ドイツ語圏の文化史・現代史に対する関心や理解を深める。
文化的なコンテンツを対象としたリサーチとプレゼンテーションのスキルを実地に学ぶことができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP1、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
まず、論及の対象となる文学作品や映画作品を紹介したあと、教員がその作品が置かれた文化的文脈についてお話します(講義形式)。
次に、文学作品と映画作品の表現の違いについて受講生のみなさんにグループ発表を行なってもらい、その他の参加者のみなさんと質疑応答の時間を設けます。(演習形式)。
文学作品ないし映画作品について、また発表についての感想や意見についてリアクションペーパーを書いてもらいます。重要な論点を含むものについてはその次の回の授業で取り上げます(フィードバック)。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
授業の概要について紹介(「ドイツ語圏」とは? 「カルチュラル・スタディーズ」とは? など)
第2回[対面/face to face]:『グリム童話集』の歴史
成立過程/ドイツ・アメリカ・日本における受容史/グループ分け(1)
第3回[対面/face to face]:プリンセスの変容と社会の変化
ディズニーによる『グリム童話集』映画化の歴史を概観する/グループ分け(2)
第4回[対面/face to face]:『雪白姫』と『白雪姫』(1)
テクスト読解/成立過程とその文化的・社会的文脈
第5回[対面/face to face]:『雪白姫』と『白雪姫』(2)
【グループ発表1】テクストと映画の比較
第6回[対面/face to face]:『灰かぶり』と『シンデレラ』(1)
テクスト読解/成立過程とその文化的・社会的文脈
第7回[対面/face to face]:『灰かぶり』と『シンデレラ』(2)
【グループ発表2】テクストと映画の比較
第8回[対面/face to face]:『いばら姫』と『眠れる森の美女』(1)
テクスト読解/成立過程とその文化的・社会的文脈
第9回[対面/face to face]:『いばら姫』と『眠れる森の美女』(2)
【グループ発表3】テクストと映画の比較
第10回[対面/face to face]:『蛙の王さま』と『プリンセスと魔法のキス』(1)
テクスト読解/成立過程とその文化的・社会的文脈
第11回[対面/face to face]:『蛙の王さま』と『プリンセスと魔法のキス』(2)
【グループ発表4】テクストと映画の比較
第12回[対面/face to face]:『野ぢしゃ』と『塔の上のラプンツェル』(1)
テクスト読解/成立過程とその文化的・社会的文脈
第13回[対面/face to face]:『野ぢしゃ』と『塔の上のラプンツェル』(2)
【グループ発表5】テクストと映画の比較
第14回[対面/face to face]:ディズニーとドイツ(まとめにかえて)
メディア間翻訳が映し出す文化的・社会的文脈
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
授業であつかう文学作品については該当する箇所の日本語訳を配布する場合がありますので、事前に目を通しておいてください。
授業中に映画作品の抜粋を視聴する機会があるかもしれませんが、作品全体を観ることは難しいので、ぜひDVDレンタルや配信サービスなどを利用し、できるだけ自分で作品全体を観るようにしてください。
なお、リアクションペーパーは授業後にオンラインで提出してもらう可能性があります(詳細については授業で説明します)。授業ノートを読み返しながら自分の意見をまとめてください。
テキスト(教科書)Textbooks
必要なテクスト等は授業前後にそのつど配布します。
参考書References
授業中、もしくは授業前後に適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(グループ発表やディスカッションなど授業への積極的な参加、リアクションペーパーなど):60%
学期末レポート:40%(提出しない場合は単位の認定ができません)
――なお、授業回数の3分の2以上の出席が単位認定の前提条件となります(ただし、病気などやむを得ない事由により授業を欠席する場合には考慮しますので、医療機関発行の診断書等を提出してください)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
グループ発表やディスカッションの時間を設け、学生のみなさんの授業への能動的な参加を促します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業を行なう場合に備え、Zoomが使用できるよう、PCとネット環境を準備しておいてください。
その他の重要事項Others
ドイツ語の知識は必要ありません。
春学期・秋学期をとおした履修を推奨します。
授業の進度等により、授業内容が変更される可能性があります。
オフィスアワーについては個別に対応しますので、事前にメールで連絡をしてください。メールアドレスは授業開始後に学習支援システムでお知らせします。