市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
LANe200LA(英語 / English language education 200)English3ⅡEnglish 3 II
イギリス文化論を通して学ぶイメージとしての国と国民性
高井 美紀子Mikiko TAKAI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | R2018 |
旧授業コードPrevious Class code | - |
旧科目名Previous Class title | - |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市富士‐F502 |
配当年次Grade | 法2年[上級/日本語/英語圏の文化と社会] |
単位数Credit(s) | 1 |
備考(履修条件等)Notes | 上級/日本語 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 外国語科目 4群[選択必修]外国語(英語) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
Students in this course consider how some images of modern Britain and the stereotypical image of British nationality are formed and work in the present world through various English materials from authorized publications, news articles, columns on online journals to YouTube, movies and other video clips. The main text of this course is "Realise Britain", an Essay about British Culture and Society written by a British foreign correspondent who lived overseas (Japan and the US) for 17 years. This text has 15 chapters, and each chapter consists of a reading text with around 850 words and following exercises. These contents enhances the development of students’skill in rapid reading. Watching video clips or movies helps student develop their skill in listening.
At the end of the course, students are expected to read each English article, correctly understand it, and discuss the theme with other students in English. Furthermore, at the end of the term, students are expected to give an English presentation on the theme which they become interested in through the course.
Before each class meeting, students will be expected to have read through a reading text in each chapter. After each class meeting, students will be expected to write a report and submit it through Hoppii. Your required study time is at least an hour for each class meeting.
Grading will be decided based on Term-end examination: 30%, Presentation: 30%, Short reports: 20%, in class contribution: 20%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
国というものはフィクションであり、国民とは心の中でイメージされたものであると言われます。一方で、国家は現実的な機構として私たちを保護し規定し支配します。それゆえイメージと機構とは深く結びついています。良く知られているようにイギリスは国内に4つの国を抱えた連合王国であり、イギリス帝国時代の旧植民地からなる海外のコモンウェルスの首長を務める国でもあります。第二次世界大戦後はコモンウェルスからの移民の流入により、多文化共多民族国家への道を歩み始めました。このような複雑な成り立ちを持った国を、イギリス人自身はどのようなとらえているのでしょうか?本授業では、長年海外特派員を務めたイギリス人ジャーナリストによるイギリス文化論エッセイRealise Britainをメインテクストに、新聞記事やニュース記事、ビデオクリップなど様々な英語素材を用いて、現代世界においてイギリスが形成しているイメージをとらえます。テキストの英文は1Unitあたり850語程度のやや長めの英文です。この英文読解により、速読に必要な英文の論理展開に慣れます。扱った素材をもとに英語でのディスカッションも行います。学期末には授業で触れた素材から学生が自分で興味を持ったテーマをリサーチして英語でのプレゼンテーションを行います。これらの学習を通して、英語による思考方法に馴染み、英語の実践能力を高めると同時に、国や国民のイメージ形成に寄与する諸要素について理解を深めます。
到達目標Goal
本授業を通して、学生は以下の能力を身に着けます。
①英文速読のためのスキル(接続詞、指示語、二項対立、比喩など、読解に必要な論理展開に馴染む)
②やジャーナリズム記事読解、聴解に必要な語彙力。
③英語で論理構築する力
④プレゼンテーションにおいて、英語で発表して英語で質疑応答する力。
⑤イギリスのイメージがどのように形成され構築されてきたのかについて理解を深める。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
テキストリーディングの授業は、学生が各自で予習をして授業に臨んでいることを前提で進めます。1回の授業でテキストの1チャプターの英文を読解し内容を確認したうえで、エクササイズやディスカッションに取り組みます。必要であれば文法の解説も行います。
メディア視聴の授業では、BBC Learning English やBBCニュース、CNNニュースYou Tubeなどを用いてイギリスにまつわる様々な記事や、映画などにも触れ、その内容をもとにディスカッションを行います。
学期末のプレゼンテーションでは、同じ関心を持つ学生同士でグループを組んで、グループごとにテーマを決め調査を行い、英語で発表をします。
授業内で終わらなかったエクササイズは、hoppiiの授業支援システムを通してレポートなどの形で課題として提出を求めることもあります。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
9月25日[対面/face to face]:8. Shakespeare Lives on
リーディング
ディスカッション
10月2日[対面/face to face]:9. British Food: Better Than Awful
リーディング
ディスカッション
10月9日[対面/face to face]:10. A Complicated Country
リーディング
ディスカッション
10月16日[対面/face to face]:11. The Quite Fab Four
リーディング
ディスカッション
10月23日[対面/face to face]:12. A Vulgar Custom
リーディング
ディスカッション
10月30日[対面/face to face]:13. The "Invention" of Sport
リーディング
ディスカッション
11月6日[対面/face to face]:14. Changing Classes
リーディング
ディスカッション
11月13日[対面/face to face]:15. The Little Plane That "Won" the War
リーディング
ディスカッション
11月20日[対面/face to face]:ジャーナリズム記事、メディア視聴①
リスニング
ディスカッション
11月27日[対面/face to face]:ジャーナリズム記事、メディア視聴②
リスニング
ディスカッション
12月4日[対面/face to face]:ジャーナリズム記事、メディア視聴③
プレゼンテーション準備
リスニング
ディスカッション
プレゼンテーションの担当、グループ決め
12月11日[対面/face to face]:プレゼンテーション①
学生による英語での口頭発表
12月18日[対面/face to face]:プレゼンテーション②
学生による英語での口頭発表
1月15日[オンライン/online]:学期末筆記試験
授業理解度確認のための筆記試験
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、合わせて1時間を標準とします。/University guidelines suggest preparation and review should be around an hour a week for a one-credit course.
テキストの文章は、授業前に読んでおくことが前提です。わからない語は辞書で引くなどして調べておいてください。予習時間の目安は30~1時間です。
授業内で終わらなかったアクティヴィティなどは、レポート課題として出題することがあります。授業支援システムを通して提出してください。これらのレポート課題は、評価の対象となります。
テキスト(教科書)Textbooks
【テキスト】Realise Britain
【著者】Colin Joyce、Yasushi Mano
【出版社】金星堂
【出版年】2014年
【価格】1800円(税抜き)
参考書References
コリン・ジョイス著
Let's England-A Foreign Correspondent Comes Home(NHK出版)
How to Japan-A Tokyo Correspondent's Take(NHK出版)
『驚きの英国史』(NHK出版)
『「イギリス社会」入門―日本人に伝えたい本当の英国』(NHK出版)
『「ニッポン社会」入門―英国人記者の抱腹レポート』(NHK出版)
ベネディクト・アンダーソン著
『定本 想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行』(書籍工房早山)
リンダ・コリー著
『イギリス国民の誕生』(名古屋大学出版会)
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績は以下の内容を評価します。
平常点20%(リーディングやディスカッションへの貢献度)
レポート課題20%(授業支援システムを通して出す課題)
プレゼンテーション30%(学期末のプレゼンテーション)
学期末筆記試験30%(授業内でVocaburalyなどの筆記試験を行います)
合計100点満点で、60点以上で合格となります。
正当な理由のない欠席が4回を超えると単位取得不可となります。
病欠や部活動の試合、就職活動、忌引き等の欠席は公欠となりますので、メール等で連絡をください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
前年度はテキスト読解の授業に時間がかかり、予定が後ろ倒しになりプレゼンテーションの時間がせわしなくなってしまいました。力のこもった面白い発表をしてくれた学生が多く、質疑応答に十分な時間を取れなかったっことが残念でした。その反省に基づき、本年度は、授業内で読解の時間はとらずに、すぐに読解の演習を行います。そのため予習が必須となります。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
レポートなどの課題の受け渡しは、Hoppiiの学習支援システムを利用して行います。授業は基本的に対面授業で行いますが、場合に応じてZoom授業を行うことがあります。その場合、授業支援システムを通じて授業前に連絡しますので、授業支援システムのチェックをお願いします。パソコン、インターネット環境の準備をしてください。
その他の重要事項Others
特になし。