市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PHY200LA(物理学 / Physics 200)教養物理学LCGeneral Physics LC
放射線の性質と利用
井坂 政裕Masahiro ISAKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | Q3226 |
旧授業コードPrevious Class code | - |
旧科目名Previous Class title | - |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y504 |
配当年次Grade | 法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 3群(自然分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
Course outline: This course introduces basic knowledge of the radiation physics. It also helps students acquire understand how to use the radiation and the related techniques in the modern society.
Learning Objectives: By the end of the course, students should be able to do the following:
・Explain properties of radiation and radiation sources
・Explain the principle and utilization of nuclear reactor and accelerator
Learning activities outside of classroom: Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading Criteria/Policy: Grading will be decided based on mini-exam in each class meeting (50%) and term-end report (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
放射線は我々の身近に存在している。自然界では、放射線は宇宙から降り注いでいるだけでなく、地殻や大気、さらには食品中にも放射線を出す物質がごく微量ながら含まれている。また、放射線は、社会において広く利用されている。例えば医学では、放射線の性質を利用したがんの治療などが代表例である。他にも様々なところで放射線は利用されており、放射線を理解することは、現代の科学技術を理解する上でも非常に重要である。一方、放射線と聞くと、人体への影響を心配するかも知れない。人体にどのような影響があり、どのようにコントロールすれば良いのか。それを理解するためにも、放射線の性質を科学的に理解することが重要である。
本授業を通して、学生は、現代物理学の知見に基づいて放射線を理解するともに、社会での利用例について、放射線の性質と関連付けて理解する。
到達目標Goal
・放射線がどのような性質を持つのか、その発生原理とともに理解できる。
・原子炉や加速器の原理を理解することができる。
・放射線の利用例について、放射線の性質と関連付けて理解できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
スライドを使用した講義形式で行う。この授業は原則として対面授業として実施するが、初回授業はリアルタイムオンライン授業として実施する。
各回の授業内容に関して、学習支援システム上で選択式問題による小テストを実施する。
最終授業で、13回までの講義内容のまとめや復習だけでなく、授業内で実施した小テストに対する講評や解説も行う。
講義では、高校で物理を履修していなくても理解できるよう平易に説明する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:序章
放射線とは何かを説明するとともに、授業内容の概観を示す。
第2回[対面/face to face]:物理学の基礎知識(1)~力学~
放射線を学ぶ上で必要な物理学の基礎知識として、力学の基礎について解説する。
第3回[対面/face to face]:物理学の基礎知識(2)~光~
放射線を学ぶ上で必要な物理学の基礎知識として、光の性質について解説する。
第4回[対面/face to face]:原子の構造
原子がどのような構造を持つのか解説する。
第5回[対面/face to face]:原子核
原子核の性質や構造について解説する。
第6回[対面/face to face]:放射性崩壊
原子核の崩壊について解説する。
第7回[対面/face to face]:特殊相対論と質量エネルギー
放射線を学ぶ上で必要な知識として特殊相対論の概略を紹介するとともに、質量エネルギーについて解説する。
第8回[対面/face to face]:X線の発生
これまでの内容を踏まえ、X線の発生原理を解説する。
第9回[対面/face to face]:放射線と物質に当たると何が起こる?(1)~荷電粒子線~
主に荷電粒子線と物質の相互作用について説明する。
第10回[対面/face to face]:放射線と物質に当たると何が起こる?(2)~X線~
主にX線と物質の相互作用について説明する。
第11回[対面/face to face]:放射線と物質に当たると何が起こる?(3)~中性子線~
主に中性子と物質の相互作用について解説する。
第12回[対面/face to face]:原子炉
原子炉の原理や原子炉内で起こる核反応について説明する。
第13回[対面/face to face]:加速器
加速器について紹介するとともに、その原理や利用例を説明する。
第14回[対面/face to face]:社会における放射線
放射線の人体への影響や放射線の検出方法などを説明するとともに、放射線の社会における利用についても紹介する。また、全体のまとめや、これまでの実施した小テストの講評と解説を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・身の回りの自然現象や科学・技術に関連するニュースに関心を持つこと。
・授業内容と関連する自然現象や科学技術などの具体例が何か考えること。
・配布資料などをもとに、各回の学習内容の復習を行うこと。
・本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは使用しない。
参考書References
必要に応じて授業中に紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末レポート(約50%)と小テスト(約50%)により評価する。毎回の授業内容に関して、小テストを学習支援システム上で実施する。期末レポートは、授業内容に関する課題を出題する。期末試験は実施しない。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
わかりやすい説明を心がけます。