市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
CUA100LA（文化人類学・民俗学 / Cultural anthropology 100）文化人類学Cultural Anthropology
石森 大知Daichi ISHIMORI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | Q2209 |
| 旧授業コードPrevious Class code | P2189 |
| 旧科目名Previous Class title | 文化人類学Ⅰ |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水1/Wed.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y405 |
| 配当年次Grade | 法1年A～G、国1年／法文営国環キ2～4年 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 2群（社会分野） |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
This course introduces the fundamentals of cultural anthropology, which seeks to understand the cultural and social diversity of the world. The course aims to provide students with the basic concepts and perspectives needed to make cross-cultural comparisons. By the end of the course, students should be able to understand global issues such as international development, environmental issues, tourism and ethnic conflict from an anthropological perspective. Students are expected to spend four hours before/after each class meeting to understand the course content. Grading will be based on the end of term report (40%) and class participation (60%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
グローバル化や国際化の加速度的な進展とともに、地球上のすべての社会を取り巻く文化的環境は大きく変化している。それに伴い、文化人類学では、新しい知の体系を再構築するべく現代的課題を積極的に扱うようになった。本授業では、異文化理解のための基本的な視座を養うとともに、国際協力、地球温暖化、科学技術、芸術と物質文化、観光開発などの現代的諸テーマを把握し、また自らもかかわるグローバルな問題として理解することを目指す。
到達目標Goal
・異文化の比較考察を行うためのものの見方や基本概念を習得する。
・ものごとを相対的に捉えることによって得られる他者理解の洞察力を身に付ける。
・文化的多様性を理解するとともに、グローバル化の渦中の諸問題について広い視野から考察を行い、自分なりの意見や見解をもつ。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP3、国際文化学部：DP3、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
・授業の理解度や平常の取り組みを評価するため、基本的に毎回、授業コメントや質問・疑問を求めるリアクションペーパーを課します。
・リアクションペーパー等における興味深いコメントや質問等を授業内で取り上げ、全体に対してフィードバックを行うとともに、さらなる議論に活かします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
授業の概要、成績評価方法の説明
第2回[対面/face to face]：フィールドワークの論理
質的調査の方法論とその考え方
第3回[対面/face to face]：親族の組織化
キンドレッド・出自・母系社会
第4回[対面/face to face]：宗教と精神世界
日本人は「無宗教」なのか
第5回[対面/face to face]：境界性とタブー
「汚さ」の正体
第6回[対面/face to face]：人生と儀礼
儀礼の構造と論理
第7回[対面/face to face]：贈物と交換
贈物を社会関係から考える
第8回[オンライン/online]：芸術とモノ
「美しさ」の正体
第9回[オンライン/online]：科学技術と人類学
ネットワークとしての科学
第10回[オンライン/online]：開発現象と人類学
社会開発への転換
第11回[オンライン/online]：地球温暖化と海面上昇
ツバルの事例から
第12回[オンライン/online]：観光と文化創造
「楽園」ハワイの事例から
第13回[オンライン/online]：オリエンタリズム批判
他者表象の政治性と人類学批判
第14回[オンライン/online]：総括
授業のまとめと解説
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・授業内で紹介する文化人類学の関連文献を読み、授業の理解を深める。
・図書館などで関連文献を調べ、自らの興味関心を広げる。
・本授業の準備学修・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
教科書はとくに指定せず、必要に応じて関連資料を配布する。
参考書References
授業中に適宜紹介するが、以下のものを挙げておく。
松村圭一郎ほか編『文化人類学の思考法』世界思想社、2019年。
岸上伸啓編著『はじめて学ぶ文化人類学―人物・古典・名著からの誘い』ミネルヴァ書房、2018年。
梅屋潔・シンジルト編『新版 文化人類学のレッスン―フィールドからの出発』学陽書房、2017年。
波平恵美子編『文化人類学―カレッジ版（第3版）』医学書院、2011年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
学期末レポート:40%、平常点（リアクションペーパー、出席状況等）:60%として総合的に評価する。この成績評価の方法をもとに、本授業の到達目標の60%以上を達成した者を合格とする（ただし、平常点だけでは合格とはなりません。学期末レポートを提出しなかった場合、E評価になります）。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
文字や音声などの情報だけではなく、できるだけ多くの写真や映像資料を用いることで授業内容の理解を促すようにする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
資料配布・課題提出等のために学習支援システムを利用します。
その他の重要事項Others
・学期末レポートを提出しなかった場合、原則E評価となります。
・対面をオンラインで同時配信するハイフレックス型授業は実施しません。
・シラバス内容や授業計画に変更が生じた場合は授業内もしくは学習支援システムで周知します。