市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
CUA100LA(文化人類学・民俗学 / Cultural anthropology 100)文化人類学Cultural Anthropology
橋爪 太作Daisaku HASHIZUME
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | Q2201 |
旧授業コードPrevious Class code | P2181 |
旧科目名Previous Class title | 文化人類学Ⅰ |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y805 |
配当年次Grade | 営1年A~J/法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 2群(社会分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
Cultural anthropology is a discipline that shakes up our "norm" and invents new perspectives and values through encounters with various others. Because of its nature, cultural anthropology, which has a history of only about one century, has undergone many drastic transformations up to the present. In this lecture, we will learn about the history of anthropology and the concepts that have emerged from it, as well as consider how we should face the challenges we face, such as social mobility and climate change, through the knowledge that anthropologists have accumulated in the field around the world.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content. Grading will be decided based on the term-end report (50%) and in class participation (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
文化人類学は、さまざまな他者との出会いを通じて私たちの「当たり前」を揺さぶり、新たな視点や価値を発明する学問です。その性質から、わずか1世紀ほどの歴史しかない文化人類学は、現在までに何度も激しい変貌を経てきました。本講義ではこうした人類学の歴史とそこから生まれてきた概念を学ぶとともに、これまで世界各地のフィールドから人類学者が積み上げてきた知見を通じて、社会の流動化や気候変動といった私たち自身が直面する課題への向き合い方を考えます。
到達目標Goal
1. 文化人類学の基礎的な概念を理解する
2. 文化人類学的思考が生まれた歴史を理解する
3. 世界各地の事例を通じて、私たち自身の思考を相対化する
4. 現代の私たちが直面する課題に対し、これまでの人類学の蓄積から向き合う
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義は写真・映像などのヴィジュアルな資料を随時活用します。さらに途中いくつかの講義では、これらの資料に対しこちらからいくつかの「問い」を投げかけ、グループディスカッションを行います。ディスカッションへの参加とその後のリアクションペーパー提出は平常点の一部として評価に含まれます。また授業中にリアクションペーパーへのフィードバックを行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
授業の進め方と課題について理解します
第2回[対面/face to face]:人類学者の現場を見に行く
文化人類学がどういうものなのか、講師自身のフィールドワークから体験します。
第3回[対面/face to face]:大理石とギンバイカ
16世紀南米における宣教師と食人種の出会いから、「いかにして他者と向き合うか」という人類学の根本問題を考えます。
第4回[対面/face to face]:人類学の始まり
文化人類学の始まりである19世紀の進化論人類学について学びます。
第5回[対面/face to face]:マリノフスキーの革命
1910年代にフィールドワークに基づく近代人類学を始めたマリノフスキーについて学びます。
第6回[対面/face to face]:「文化」という考え方
近代人類学のもう1人の中心人物であるマーガレット・ミードから、文化という概念の始まりを辿ります。
第7回[対面/face to face]:機能から構造へ
近代人類学の前提を深く掘り下げ、今もなお多大な影響力を持つレヴィ=ストロースの構造主義について学びます。
第8回[対面/face to face]:象徴の時代
構造主義に大きな影響を受け「象徴」をキーワードとした第二次世界大戦後の人類学の流れを学びます。
第9回[対面/face to face]:民族誌批判が残したもの
1980年代に提起され、マリノフスキー以来の人類学のあり方に反省をもたらした民族誌批判について学びます。
第10回[対面/face to face]:ポストモダンの人類学
グローバル化する20世紀後半の世界における、新たな人類学のあり方の模索について学びます。
第11回[対面/face to face]:科学技術の人類学
現代の人類学において重要な主題の一つとなっている、科学技術への人類学的アプローチについて学びます。
第12回[対面/face to face]:自然の人類学
社会・文化とその基盤としての「自然」をめぐり、現代人類学の最先端でどのような思考が生み出されつつあるのかを学びます。
第13回[対面/face to face]:人新世の人類学
人間の活動が地球システムを大きく変容させつつある人新世における、「人間」の新たなあり方について学びます。
第14回[対面/face to face]:おわりに
これまでの授業を振り返りつつ、現代世界における人類学の可能性をみなさんと一緒に考えます。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学修・復習時間は各2時間を標準とします。授業で使用する資料はあくまで概略的なものです。授業中に説明されたことを自身の頭で理解するためにも、毎回ノートを取りましょう。また回によっては事前資料を配付しますので、次回までに必ず読んでおくようにしてください。
テキスト(教科書)Textbooks
授業内で適宜紹介します。
参考書References
授業内で適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(50%)
期末レポート(50%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
本授業では、資料配布、お知らせ配信、定期試験、リアクションペーパー提出は全てHoppiiとGoogleクラスルームを通して行うため、各学生はネット環境およびパソコン等の端末の準備をお願いします。