市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
ECN200LA(経済学 / Economics 200)経済学LAEconomics LA
鈴木 誠Makoto SUZUKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | Q2323 |
旧授業コードPrevious Class code | P2045 |
旧科目名Previous Class title | 経済学Ⅰ |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火1/Tue.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y404 |
配当年次Grade | 法文営国環キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | 法・文・営・国・環・キ生は2群200番台リベラルアーツ科目として履修すること |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | ○ |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 2群(社会分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
This class focuses on finance in economics for students who have never studied finance before. As a university student and a member of society after graduation, it is difficult to spend time without touching finance. In the spring semester class, students will learn the meaning of finance in economics, the words used in finance, their meanings, and calculation methods, and aim to acquire financial literacy in their daily lives.
A "Finance" is indispensable in daily transactions. In the class, we study theories and systems related to financial transactions, but it is also very important to learn about the relationship between finance and the economy through daily news and newspaper reports. I hope that students will pay attention to financial information outside of class hours.
Grading for students will consist of two parts: 80% will be based on mid-term and final exams. 80% will be based on mid-term and final exams, and 20% will be based on class participation and quizzes/assignments. A grade of "S" is given to students who have achieved 90% or more in all grades, "A" is given to students who have achieved 80% or more, "B" is given to students who have achieved 70% or more, and "C" is given to students who have exceeded the minimum passing grade. Students who fail the course will receive a grade of "D". This evaluation method is in accordance with the Hosei University evaluation standards.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業は金融をこれまで学んだことのない学生向けに、経済学における金融に焦点を当てた授業を行う。大学生として、卒業後の社会人として、金融に触れずに過ごすことは困難である。春学期の授業では、経済学における金融の意味と金融で利用される言葉やその意味、さらに計算方法などを身に着け、生活の上で、金融のリテラシーを身に着けることを目指す。
到達目標Goal
この授業では、金融リテラシーを身に着けるために、1、歴史的な金融の発展、2.身近な金融活動の発見、3.金融の意義と意味、4.自ら金融取引を確認する、ことを学ぶ。金融の知識は不要と考える人もいるだろう、しかし、卒業後、家を購入する、保険に入る、ローンを組む、年金資産運用するなど、金融知識がすぐにでも必要となってくる。必要な時に備えて、今、これらの知識を準備する。春学期の目標は、一般の新聞に書かれている経済面の金融に関する記事が読んで、理解できる水準への到達である。
ただし、金融は奥が深く、春学期の授業はその入り口に立ったに過ぎない、さらに、一歩踏み出した議論は、秋学期に行いたいと考えているので、履修する学生には春と秋の履修を勧めたい。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
感染がおちついてきたので対面による授業として実施する。ただし、履修生の皆さんには資料を配信し、各自で理解を深めてもらうように配慮する。なお、配布する資料は教科書と合致しない部分がある。理解する目的は同じであっても、履修する皆さんにとって理解のしやすい方法で、あるいは、理解できる段階から説明することを心掛けて作成しているためである。また、皆さんには出席に代えた「クイズ」を出して、重要な点の理解を図るようにしたいと考えている。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:授業内容の紹介、歴史的な経済活動の発展
本授業の進め方、評価についての解説、人類の経済活動の発展と経済行動における工夫や発明
2[対面/face to face]:身近にみる金融商品や金融活動
日ごろの生活で利用される金融商品や金融活動について詳しく学ぶ
3[対面/face to face]:金融取引と必要な知識
銀行における取引について考える、また、その際に必要とされる知識について学ぶ
4[対面/face to face]:評価する、価値を測る(第1章、第2章)
金融活動において、将来の価値や現在の価値を測ることが重要となる。その方法を学ぶ
5[対面/face to face]:企業における金融取引、債券と株式の発行と投資
企業が発行する債券と株式について学ぶ。特にその違いについて理解を深める。
6[対面/face to face]:債券の評価(第3章)
債券の価格をどのように求めるか、その方法を学ぶ
7[対面/face to face]:債券投資の理論(第10章)
債券を運用する際の基礎となるデュレーションについて意味と計算方法を学ぶ。
8[対面/face to face]:債券投資の理論(第10章)続き
債券ポートフォリオのデュレーションとイミュニゼーションについて学ぶ
9[対面/face to face]:中間テスト
第1講から第8講までの内容の理解を確認する。
10[対面/face to face]:確率変数の基礎知識(第11章)とポートフォリオ理論(第12章)
期待値や標準偏差など統計値の計算方法を確認する。ポート不フォリオ理論の導入を図る。
11[対面/face to face]:投資理論(第12章と第13章)
2資産からなる危険資産によるポートフォリオを構築する。ポートフォリオ理論を発展させCAPMについて学習する
12[対面/face to face]:コーポレートファイナンス①(第7章)
企業の資金調達について検討する。
13[対面/face to face]:コーポレートファイナンス②(第7章)
企業の資金調達におけるモジリアニ=ミラーの定理(MM理論)を学習する。
14[対面/face to face]:期末試験
Hoppi上でこれまで学習した範囲の試験を行う
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
特に力を入れてほしいのは、復習と日ごろの生活での習慣である。復習はしっかりと自分の頭で考えたり、計算をしてほしい。目で見て理解しただけでは利用することはできない。日々の生活では、ニュースを見る、新聞を読む、30分でも日々の生活で経済事象を知ることは、授業を受ける上で大きなきっかけとなる。
テキスト(教科書)Textbooks
手嶋宜之著「基本から本格的に学ぶ人のためのファイナンス入門」ダイヤモンド社
ISBN:978-4-478-01630-5
参考書References
必要に応じて授業内で紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は次の3つの項目に基づいて行う。1、各回の授業に付随するクイズ(20%)、2、第8回に実施する中間テスト(40%)、3.第15回に実施する期末テスト(40%)である。
中間試験と期末試験は授業期間内で行う。また、各回のクイズはHoppi上で提示される。なお、クイズは毎回実施するとは限らない。
成績評価は以下の通りである。S:特に優れた成績である者、概ね90%以上、A:優れた成績であるもの、概ね80%以上、B:秀でた成績である者、概ね70%以上、C:平均的な水準である者、概ね60%以上、D:基準に満たない者。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
資料配布だけでは関心が希薄となりがちであるので、必要に応じてオンデマンド映像を作成して、要点を理解できるようにしたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
関数電卓があるとよい。ない場合にはスマートフォンに付帯されている計算機能(関数電卓)を利用するとよい。ただし、中間と期末試験の際にはスマホの計算機能は利用できないので注意。
その他の重要事項Others
新聞やニュースを通して、日々、経済や金融の情報に触れることが望ましい。
なお、本授業の講師はファイナンスの実務経験を通算20余年有している。うち、10年は米国ニューヨークで勤務し、ノーベル経済学受賞者との共同研究、米国著名大学大学院修了(MBA)している。実務経験を授業に反映させる予定である。