市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
HIS200LA（史学 / History 200）西洋史ＬＢWestern History LB
高澤 紀恵Norie TAKAZAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | Q1432 |
| 旧授業コードPrevious Class code | P1160 |
| 旧科目名Previous Class title | 西洋史Ⅱ |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市富士‐F506 |
| 配当年次Grade | 法文営国環キ1～4年 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 1群（人文分野） |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
(Course Outline and Learning Objectives)
This course aims to understand how historians have treated and described the past of Europe. We will focus on the struggle of Japanese and French historians in the 20th century and today like Marc Bloch, Hiroyuki Ninomiya and so on.
Students are expected to read assignments in advance.
（Learning activities outside of the classroom)
I expect students to have completed the required assignment before the class. Your study time will be more than four hours for a class at least.
(Grading Criteria)
I will decide your overall grade in the class based on the following:
Presentation (40%), the quality of the performance in the class (20%), and a final essay( 40%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
歴史家たちはヨーロッパの過去に対してどのような問いを投げかけ、どのように歴史を描こうとしてきたのでしょう。この授業は、二宮宏之『マルク・ブロックを読む』を共通テクストに、フランスと日本の歴史家たちの営みから、この問題を考えたいと思います。ヨーロッパの歴史に親しむだけでなく、歴史を学ぶ意味、歴史を捉える方法について一緒に学んでいきましょう。
到達目標Goal
歴史が過去に問いかける人の営為によって描かれ、伝えられることを、ひとりのフランス人歴史家（マルク・ブロック）とひとりの日本人歴史家（二宮宏之）との知的対話を通して学びましょう。
それはまた、中・近世のヨーロッパについての知見を深め、日本・フランスの二〇世紀史について学ぶことに繋がるでしょう。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP3、国際文化学部：DP2、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業の開始までにテクストを読んできてください。
第一回目に担当を決め、二回目以降は担当者による発表、質疑、議論によって授業を進めます。レジュメは、必ず前日までに学習支援システムにアップしてください。レジュメの書き方などは初回授業で説明します。人数が多い場合は、グループ報告になります。
毎回、出席をとり、リアクションペーパーを提出してもらいます。そこで出された質問などへの応答（フィードバック）は、次の授業の冒頭で行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
授業の進め方の紹介
報告グループの割り当て
第2回[対面/face to face]：第一講「時代に立ち向かうブロック」（１）
講読・質疑・解説
（テクストp.1~p.28)
第3回[対面/face to face]：第一講「時代に立ち向かうブロック」（２）
講読・質疑・解説
〈テクストp.28~p.52)
第4回[対面/face to face]：レジスタンスを考える
ディスカッション
第5回[対面/face to face]：第二講「学問史のなかのブロック」（１）
講読・質疑・解説
〈テクストp.52~p.69)
第6回[対面/face to face]：第二講「学問史のなかのブロック」（２）
講読・質疑・解説
(テクストp.69~p.92)
第7回[対面/face to face]：第三講「作品の仕組みを読む」（１）
講読・質疑・解説
（テクストp.93~p.128)
第8回[対面/face to face]：第三講「作品の仕組みを読む」（２）
講読・質疑・解説
〈テクストp.129~p.161)
第9回[対面/face to face]：第四講「作品の仕組みを読む（つづき）」（１）
講読・質疑・解説
（テクストp.162~p.192)
第10回[対面/face to face]：第四講「作品の仕組みを読む（つづき）」（２）
講読・質疑・解説
（テクストp.193~p.219)
第11回[対面/face to face]：第五講「生きられた歴史」（１）
講読・質疑・解説
（テクスp.220~p.238）
第12回[対面/face to face]：第五講「生きられた歴史」（２）
講読・質疑・解説
（テクスp.238~p.264）
第13回[対面/face to face]：20世紀の学問を考える
ディスカッション
第14回[対面/face to face]：総括
小エッセイの作成
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
学生に割り当てて、テクストの概要を報告してもらいますので、事前にテクストを入手し、読んできて下さい。
自分はどの箇所を担当したいかを考えながら、疑問をもちながら読むことをおすすめします。
本授業の予習・復習時間は、各二時間以上を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
二宮宏之『マルク・ブロックを読む』岩波書店、（岩波現代文庫版）2016年。
参考書References
高澤紀恵「高橋・ルフェーブル・二宮――「社会史誕生」の歴史的位相」『思想』1048号、2011年10月号。
成績評価の方法と基準Grading criteria
担当箇所の発表（40％）
議論への参加（20％）
最終回におけるエッセイ（40％）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
昨年度は受講生が少なかったので、毎回、じっくりと議論ができました。提出されたレポートに対してフィードバックをしっかり行う時間を取ることができました。