経済学部Faculty of Economics
ECN218CA（経済学 / Economics 200）演習Seminar
池田 雅美Masami IKEDA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | K7072 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4, 水5/Wed.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 経329 |
| 配当年次Grade | 2 |
| 単位数Credit(s) | 8 |
| 備考（履修条件等）Notes | 4年次は授業コード「K7172」を履修登録すること。 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 演習（選択科目） |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 演習（選択科目） |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
Outline and objectives
To learn empirical research methods and analysis methods regarding the acquisition data of learners' own English proficiency, while aiming to effectively acquire English, based mainly on the knowledge of cognitive psycholinguistics and linguistic science,
Goal
(1) To acquire the ability to accurately understand, summarize, examine and analyze original texts written in English on linguistics and second language acquisition.
(2) To acquire the ability to explain one's opinions and thoughts to others in English in an easy-to-understand manner based on evidence based on previous research and survey results.
(3) All seminar students aim to achieve a TOEIC® score of 800 by the end of the third year and a TOEIC® score of 900 by the end of the fourth year.
(4) The goal is to master the basics of empirical research methods based on statistical processing by the end of the third year.
Work to be done outside of a class meeting
(1) To read carefully research papers, original books, publications, books, etc., and summarize them in presentation handouts, and present them.
(2) To acquire 90% or more of Core1900 through task learning.
(3) To study the TOEIC® problem collection and present the results in English.
(4) To learn the basics of statistical processing methods based on empirical research methods.
(5) Extensive reading of Phoenix from the Flames and preparation of the presentation manuscript. Standard time for class preparation and review is 4 hours each.
Grading criteria
(1)“Research presentation” [40%]
(2) "Report" "Promotion essay" [40%]
(3) "Test" [20%]
授業で使用する言語Default language used in class
日本語・英語併用 / Japanese & English
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
主に認知心理言語学、言語科学などの知見に基づく英語の効果的な習得を目指すとともに,学習者自身の英語力の習得データに関する実証的研究方法,分析方法を学ぶ。
到達目標Goal
(1）言語学、第二言語習得に関する英語で書かれた原書を正確に理解し,要約し,検討・分析する能力を習得する。
(2)自分の意見や考えを先行研究や調査結果を踏まえて根拠に基づいて,英語で相手に分かりやすく説明する能力を習得する。
(3）ゼミ生全員が3年終了時にTOEIC®800点、4年終了時にTOEIC®900点の取得を到達目的とする。
(4）3年終了時までに統計処理に基づく実証的研究方法の基礎を習得することを目標とする
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、経済学科・現代ビジネス学科は「DP8」「DP9」「DP10」「DP11」に関連。国際経済学科は「DP9」「DP10」「DP11」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語・英語併用 / Japanese & English
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
（1）SLAに関する英文の専門書を扱う。ゼミ生は自分の発表担当箇所を熟読し,概要と自分の意見を加えた英文のレジュメを作成し,英語で発表する。次にその内容に関して正確な知識の確認を踏まえ,全員で問題点に関して議論する。（2）実証的な研究方法の基礎を統計処理演習を通じて習得していく。各自がPCを活用して実際に統計処理の基礎（アンケート集計法、t検定、相関係数、因子分析など）を習得できるように演習する。 (3)プレゼン用多読課題としてPhoenix from the Flamesをなどを扱う。（4)リアクションペーパーなどにおける優れたコメントは授業内で紹介し,さらに議論を深めます。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ゼミの運営方法と学習方法の説明
ゼミの運営方法，予習方法，進級論文の作成予定作成方法の概要の説明(担当教員,前年度ゼミ長)
第2回[対面/face to face]：第二言語習得研究の傾向
SLAの歴史的発達と進展状況の概説，SLA，CORE1900, 統語処理test
第3回[対面/face to face]：形態素の習得,パラグラフの構成(1)
形態素の習得の原理とメカニズム，SLA, 談話処理test, Functions of Topic Sentence
第4回[対面/face to face]：音韻の習得,パラグラフの構成(2)
音韻処理のプロセス，SLA,各自の進級論文案の概要, Function of Supporting Sentences
第5回[対面/face to face]：語彙の習得,パラグラフの構成(3)
語彙処理のプロセス，SLA, CORE1900, 各自の進級論文案の概要, Function of Concluding Sentence
第6回[対面/face to face]：統語の習得,パラグラフの展開型(1)
統語処理のプロセス，SLA,各自の進級論文の概要,Facts & Example
第7回[対面/face to face]：第二言語習得における誤りの分析,パラグラフの展開型(2)
誤りの分析のプロセス，SLA,各自の進級論文の概要,Comparison & Contrast
第8回[対面/face to face]：第二言語習得における学習者要因,パラグラフの展開型(3)
学習ストラテジーと動機づけ，SLA,各自の進級論文の概要,Chronological Order
第9回[対面/face to face]：年齢と第二言語習得,パラグラフの展開型(4)
年齢要因と臨界期仮説，SLA,CORE1900,各自の進級論文の概要, Hypothesis Testing
第10回[対面/face to face]：クラスルーム・リサーチと第二言語習得,パラグラフの展開型(5)
クラスルーム・リサーチとアクション・リサーチ，SLA,Problem Solution
第11回[対面/face to face]：英語教育学と第二言語習得,パラグラフの展開型(6)
英語教育学を支える第二言語習得理論，SLA,
各自の進級論文の概要,
Cause & Effects
第12回[対面/face to face]：リスニングとオーラル・コミュニケーション,パラグラフの展開型(7)
リスニングのメカニズム，プロセス，ストラテジー，SLA,各自の進級論文の概要,Cognitive Analysis
第13回[対面/face to face]：スピーキングとオーラル・コミュニケーション,
照応関係(1)
スピーキングのメカニズム，プロセス，ストラテジー，SLA,各自の進級論文の概要,Anaphora
第14回[対面/face to face]：リーディング,照応関係(2)照応関係(2)
リーディングのメカニズム,プロセス,ストラテジー,SLA,Cataphora
第15回[対面/face to face]：ラィティング,談話標識の機能(1)
ラィティングのメカニズム，プロセス，ストラテジー,SLA,CORE1900, Conjunction
第16回[対面/face to face]：実証的研究の方法,談話標識の機能(2)
数量的リサーチ，SLA，CORE1900,
Reverse Conjunction
第17回[対面/face to face]：実証的研究の方法,談話標識の機能(3)
質的リサーチ，SLA,Core 1900, Addition
第18回[対面/face to face]：統計処理の方法(a),
未知語の推測(1)
統計処理の方法(t検定,分散分析,多重比較など)の演習，SLA, Word Formation-based Inference
第19回[対面/face to face]：統計処理の方法(b),
未知語の推測(2)
統計処理の方法(相関係数，因子分析など)の演習，SLA, Context-based
Inferences
第20回[対面/face to face]：実証的研究の計画と方法,
推論(1)
研究計画の立案とリサーチデザインと分析・考察の方法，SLA,CORE1900,
Bridging Inferences
第21回[対面/face to face]：普遍文法理論と第二言語習得研究, 推論(2)
普遍文法理論の適用可能性，SLA,Elaborating Inferences
第22回[対面/face to face]：認知言語学と第二言語習得研究,研究方法(1)
認知言語学の適用可能性,SLA,研究テーマの設定
第23回[対面/face to face]：第二言語語彙処理研究,
研究方法(2)
第二言語語彙処理研究との関連性，SLA,CORE1900,
研究テーマと関連する先行研究の収集
第24回[対面/face to face]：第二言語音韻処理研究
研究方法(3)
第二言語音韻処理研究との関連性，SLA,収集した情報・データ・研究成果の整理・比較分析
第25回[対面/face to face]：第二言語文処理研究,
研究方法(4)
第二言語文処理研究との関連性,SLA,研究論文の構成・章立て・筋立て・アウトラインに関する考察
第26回[対面/face to face]：第二言語意味処理研究
研究方法(5)
第二言語意味処理研究との関連性，SLA,研究論文のアウトラインに基づく各章の執筆
第27回[対面/face to face]：認知心理言語学研究 (a)研究方法(6)
第二言語統語処理のメカニズム，SLA, CORE1900,研究論文の論旨の推敲・文章の推敲
第28回[対面/face to face]：認知心理言語学研究 (b)研究方法(7)
第二言語統語処理のプロセスとストラテジー，SLA,研究論文の問題点、及び今後の展望の執筆
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
(1)研究論文、原書、刊行物、著書などを熟読し,発表ハンドアウトにまとめ,発表する。
(2)Core1900を課題学習し,90%以上習得する。
(3)TOEIC®の問題集を課題学習し,その成果を英語で発表する。
(4)実証的研究法に基づく統計処理方法の基礎を習得する。
(5)Phoenix from the Flamesの多読とプレゼン原稿を作成する。授業の準備学習・復習時間は、各4時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
(1)Intrducing Second Language Acquistion，Muriel Saville-Troike , Karen Barto （2016）,(CUP) (2) Phoenix from the Flames, (2015)（National Geographic Learning) Masanori Terauchi, et al (3) 『英語教育学の実証的研究法入門 Excelで学ぶ統計処理』（2012）寺内正典 (編集代表）中谷安男（編）(研究社） (4)『第二言語習得研究の現在』(2004)（大修館書店）小池生夫（編集主幹）寺内正典、木下耕児、成田真澄（編著）(5)『速読速聴・英単語 Core 1900』松本茂（監修）(Z会）
参考書References
参考文献
『応用言語学事典』（2003）（研究社）小池生夫（編集主幹）寺内正典（チーフ編集コーディネーター）
『言語科学の百科事典』(2006)(丸善) 鈴木良次、畠山雄二、岡ノ谷一夫、萩野綱男、金子敬一、寺内正典、藤巻則夫、森山卓郎 編著
成績評価の方法と基準Grading criteria
評価方法・評価基準
（1）「研究発表」[40％]（2）「レポート」「進級論文」[40％]
（3）「テスト」 [20％]
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ゼミ生個々人の学習要因とストラテジーの差異を出来るだけ正確に理解するとともに、一人一人の個性も尊重しながら学習あるいは,その他の各種の悩みなどのカウンセリングを行なうことの重要性を認識した。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
DVDとVideoとLaptop PCなどを適宜活用する。
研究発表を行う場合や実証的研究に関する統計的手法を学ぶ際に貸与パソコンの持参などが必要になる。
貸与パソコン,貸与タブレット「学習支援システム」などの活用が必要な状況が生じた場合は,その旨お知らせいたします。また,使用上の留意点なども合わせてお知らせします。
その他の重要事項Others
自分の発表個所以外も事前にきちんと予習しておくこと,授業の理解度は,リアクション・ペーパーで確認する。
進級論文（3年生は全員必修）の指導に関しては,ゼミ全体での論文計画書の発表会だけでなく,個人の必要に応じて,より丁寧な個人指導も行う。
特に4年生に関しては,卒論計画書を2回提出させ,当該計画書に基づいて発表させ,ゼミ生間で互いに修正案を検討させる。その後、教師が改善・修正のためのコメントを行う。なお進行状況に応じてこのサイクルを計3回行わせ,漸次,計画的に卒論が完成できるように支援していく。