経済学部Faculty of Economics
ECN300CA（経済学 / Economics 300）産業組織論ＢTheory of Industrial Organization B
河村 真Makoto KAWAMURA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | K6246 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 経103 |
| 配当年次Grade | 3 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
The objective of this course is to understanding a seller monopoly model and Cournot duopoly model.These models are often used for evaluating the effects of competitive policy or regulatory policy on market peformance of specific industry.Microeconomic theoretical understandings for two models (as basic models)are required to describing market perfomance of real industry.
By the end of the course, students should be able to do the followings:
1) to get the whole picture of the monopoly model at microeconomic theory.
2) to get the whole picture of the Courtnot duopoly model at microeconomic theory.
3) to evaluate market performances among competitive, monopoly and, duopoly markets quantitatively.
After each class meeting, students will be expected to spend more than 2 hours to follow many graphical explanations, presented at the class, for monopoly model/Courtnot duopoly model.
Your overall grade in the class will be decided, based on the following:
Term-end examination:90% Mid-term report:10%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
独占モデルおよびクールノ複占モデルの解説、さらに、完全競争均衡、独占均衡およびクールノ複占均衡を比較し、それぞれの均衡の評価についても説明を加える。
到達目標Goal
産業組織論は、ミクロ経済学の応用分野として位置付けられる。本講義で受講生諸君には、独占モデルおよびクールノ複占モデルの理解を深めてもらうことを目的とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、経済学科・現代ビジネス学科はは「DP1」「DP8」に関連。国際経済学科は「DP1」「DP9」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
基本的に対面による授業を行う。基本的に、対面による授業を行う。秋学期中に1回程度、練習問題を授業支援システムの「課題」にアップし、各自行ってもらい、「課題」に提出をお願いする。練習問題の正解は、講義内で解説する。12回目以降、zoomによるオンライン授業とする。電子ノートに手書きで図などによる説明を行う。電子ノートに書き込んだ説明及び図をpdfファイルに保存し、授業支援システムの教材にアップするので、復習に利用してほしい。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：独占モデル
独占下の企業と完全競争下の企業の想定の違い
第2回[対面/face to face]：独占モデル
独占企業が直面する収入関数の説明
第3回[対面/face to face]：独占モデル
限界収入関数の説明
第4回[対面/face to face]：独占モデル
占企業の生産量と独占下の均衡価格決定の図解（収入関数と費用関数を用いて）
第5回[対面/face to face]：独占モデル
独占企業の生産量と独占下の均衡価格決定の図解（限界収入と限界費用関数を用いて）
第6回[対面/face to face]：独占モデルの応用例
自然独占下における公益事業の価格規制に関する議論
第7回[対面/face to face]：完全競争モデル及び均衡の導出（修正版）
独占モデルで用いたのと同一な費用関数および需要関数の想定の下での完全競争均衡の導出
第8回[対面/face to face]：クールノ複占モデル
企業2社からなる複占モデルにおける想定の違いとクールノ均衡の特徴
第9回[対面/face to face]：クールノ複占モデル
残余需要曲線の導出と各企業の利潤最大化生産量の導出
第10回[対面/face to face]：クールノ複占モデル
各企業の反応関数の導出と各社生産量と均衡価格の決定
第11回[対面/face to face]：独占，寡占および完全競争均衡の比較および独占の死荷重
独占、クールノ複占および完全競争下で予想される均衡数量、均衡価格の比較とその評価
第12回[オンライン/online]：クールノ複占モデル（応用例Ⅰ）
ネットワーク外部性を許した規格（技術仕様）の標準化（一規格への収斂）の評価（クールの複占モデルを用いた）
第13回[オンライン/online]：クールノ複占モデル（応用例Ⅱ）
垂直統合の合理性の根拠をクールの複占モデルを用いて明らかにする。
第14回[オンライン/online]：産業組織論Bの復習
産業組織論Bの復習および質疑応答
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各自が板書から作成したノートおよびzoom授業時に説明に用いた講師作成の電子ノートのファイル閲覧を通じて説明の筋道をフォローして、復習を行ってほしい。多くの受講者には理解可能と思われる。理解が難しい場合は、入門用のミクロ経済学の教科書等を用いて行ってほしい。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特に教科書は指定しない。
参考書References
学生から要請あれば、本講義冒頭で紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
完全競争モデル、独占モデルおよびクールノモデルおよびそれらの応用例の理解の程度を基準に評価する。評価方法は、期末課題を期末試験期間中、授業曜日、授業時間内に、解答して授業支援システムに解答を記入したファイルをアップしてもらい採点する。この採点結果が主な評価基準となる。（この課題の解答に90%、授業期間内に出す練習問題の解答（1回）の提出状況に10％のウェイトを付け評価する。）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
板書による図解は、なるべく大きく表示するように努める。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし。