経済学部Faculty of Economics
ECN300CA（経済学 / Economics 300）産業組織論ＡTheory of Industrial Organization A
河村 真Makoto KAWAMURA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | K6245 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 経103 |
| 配当年次Grade | 3 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリーCategory |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
The aim of this course is to acquire theoretical understandings of competitive market model. Competitive market model is often used ,as a benchmark model, for evaluating competitive policy or regulatory policy to specific industries. For this sake, microeconomic theoretical understandings for competitive market are inevitable.
At the end of the course, students should be able to do the followings:
to get the whole picture of the competitive market model proposed by microeconomic theory.
to apply the competitive market model to predict the price and quantity changes with conditions changes out of market for certain commodity/service.
Then, after each class meeting, students will be expected to spend more than 2 hours to get understandings for many graphical explanations for competitive market theory in the class.
Your overall grade in the class will be decided based on following.
Term-end examination:90%, Mid-term report:10%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
産業組織論は、ミクロ経済学の応用分野として位置付けられる。本講義で受講生諸君には、完全競争モデルの理解を深めてもらうことを目的とする。産業組織論Bも併せて履修していただければなおよい。
到達目標Goal
完全競争下での企業の生産量の決定、供給曲線の導出および均衡価格、数量の決定までの説明の流れをを理解できるようにする。同時に、この説明を具体的な市場に当てはめ、解釈できるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、経済学科・現代ビジネス学科はは「DP1」「DP8」に関連。国際経済学科は「DP1」「DP9」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
基本的に、対面による授業を行う。春学期に1回程度、練習問題集を授業支援システムの「課題」にアップし、各自行ってもらい、「課題」に提出をお願いする。練習問題の正解は、講義内で解説する。9回目以降、zoomによるオンライン授業とする。電子ノートに手書きで図などによる説明を行う。電子ノートに書き込んだ説明及び図をpdfファイルに保存し、授業支援システムの教材にアップするので、復習に利用してほしい
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：産業組織論の枠組み
完全競争の条件と不完全競争
第2回[対面/face to face]：産業組織論の現実への応用例
産業組織論のトピックとしての不完全競争の具体例の例示
第3回[対面/face to face]：企業の生産技術
生産関数の説明
第4回[対面/face to face]：企業の生産技術
生産関数から費用関数の導出
第5回[対面/face to face]：企業の生産技術
費用関数から限界費用関数と平均費用関数の導出
第6回[対面/face to face]：企業の生産技術
生産関数、費用関数、平均・限界費用関数の対応関係
第7回[対面/face to face]：完全競争下の企業の生産量の決定
収入関数と費用関数を用いた利潤最大化生産量の図解
第8回[対面/face to face]：完全競争下の企業の生産量の決定
限界収入関数と限界費用関数を用いた生産量決定の図解
第9回[オンライン/online]：個別供給曲線の導出
財の市場価格の変化が企業が選ぶ利潤最大化生産量をどう変化させるかを知るための個別供給曲線
第10回[オンライン/online]：個別供給曲線のシフトの要因
個別供給曲線が完全競争モデルの下で、どのような要因によりシフトするかの説明
第11回[オンライン/online]：企業の個別供給曲線から市場供給曲線の導出
各企業の個別供給曲線を足し合わせることにより求められる企業全体の生産量の合計と市場価格との関係
第12回[オンライン/online]：市場需要曲線の説明（簡単な消費者理論の説明を含む）
消費者の理論にある予算制約化の効用最大化行動の結果として導かれる市場需要曲線（簡単に復習）
第13回[オンライン/online]：完全競争モデルでの市場均衡
市場需要曲線と市場供給曲線の交点における均衡価格と均衡数量の決定（ワルラス的調整過程を用いて説明）
第14回[オンライン/online]：比較静学による完全競争モデルの現実への応用例
完全競争が想定しやすい具体的な産業をイメージし、技術革新が生じたた場合、完全競争モデルを用いて、価格、数量の変化の結果を予測する過程を解説
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
対面授業の回については、基本的に板書で説明を行う。オンラインの授業の回については、授業の説明に使った電子ノートのPDFファイルを授業支援システムにアップする。本授業は、主に図による説明により行う。そのため、複雑な図による説明や例題もあるので、受講者が板書より作成したノートまたはアップしたPDFファイルでの復習が2時間程度必要と思われる。基本的に、授業の図解で完全競争モデルの成り立ちを理解できるよう準備しているつもりであるので、予習の必要はない。しかし、多くの図を系統だてて説明するので、授業後、授業の録画ファイルや板書から受講者が作成したノートを用いて、説明の筋道をフォローし、図による完全競争モデルの理解を深めてほしい。
テキスト（教科書）Textbooks
基本的に指定しない。
参考書References
学生諸君から要請があれば、講義冒頭に紹介。
成績評価の方法と基準Grading criteria
完全競争モデルの理解の程度を基準に評価する。評価方法は、定期試験期間中において行う試験の点数が9割、１回の練習問題解答の提出状況に1割のウェイトで評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
レジュメにおいて図解に書き込みの多いものについてはなるべく大き目に示すことで対応したい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし