経済学部Faculty of Economics
ECN300CA(経済学 / Economics 300)金融各論ⅠATheories in Money and Banking I A
高橋 秀朋Hidetomo TAKAHASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | K6237 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 経315 |
配当年次Grade | 3 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(2015年度以前入学生) | 専門教育科目 |
カテゴリー(2016年度以降入学生) | 専門教育科目 |
カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
This course provides an introduction to the theories and the methods in investment analysis such as present value, yield to maturity, arbitrage, risk, and risk diversification. This course also introduces how the theories and methods in investment are utilized into the practical world. We focus on asset/liability management by banks and evaluation of investment performance. To explain practical uses of the theories and the methods in investment analysis more easily, data and simulation-based analyses are employed. The goal of this course is to acquire basic skills concerning risk management. Before each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content. Students are also required to spend two hours to review the content after each class. Final grade will be calculated according to the in-class assignments (30%) and term-end report (70%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義は、金融もしくはファイナンスの基本的な知識であるマネー(貨幣)の時間価値の概念、一物一価の法則と裁定、リスクに関する知識を解説し、その知識を応用して、債権の価格評価、債券のポートフォリオ管理、リスク分散化など実際の資産運用で実践されている知識を解説する。また、銀行のアセット・ライアビリティ・マネジメントや投資信託の資産運用でそれらがどのように利用されているかも実例やデータを交えて詳しく解説していく。
到達目標Goal
本講義の目標は、資産運用方法および投資戦略の意義を理解し、銀行や保険会社が預金者から預かったお金が実際にどのように運用されているのか、それらの行動が経済に対してどのようなインパクトを与えるかを考察できる力を身につけることにある。また、株価データをはじめとした統計データを分析し、客観的な証拠を提示できるような力も身につける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP8」「DP9」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義は原則として対面による講義形式で行う。講義では演習が中心になるため、学生は事前にオンデマンド形式でアップロードされるコンテンツを視聴してくることが求められる。受講者はシステムにアップロードされた講義資料を各自で学習したのち、講義に参加することが求められる。本講義では、数学や統計的な知識を利用して、ファンドがどのような方法で資産を運用しているのかを示すのはもちろんであるが、できる限り事例を多く導入し、わかりやすく解説していく。そのため、講義はExcelを多用する。演習回では、アサインメント(クイズ)が毎回課され、それは講義中に提出してもらう。当該アサインメントの解説は講義内で行い、フィードバックする。その解説を聞いても不明瞭な点がある場合は講義終了後、もしくは、オフィスアワーに教員に直接し質問しすること。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:統計知識の復習
期待値と標準偏差
2[オンライン/online]:マネーの時間価値
将来価値、現在価値、IRR
3[オンライン/online]:債券価格と裁定理論
債券価格の計算
4[オンライン/online]:債券のデュレーション
イミュニゼーション
5[オンライン/online]:リスク資産評価1
2項モデル
6[オンライン/online]:リスク資産評価2
分散化
7[オンライン/online]:分離定理
効率的フロンティア
8[オンライン/online]:資本市場モデル
CAPMとパフォーマンス評価
9[対面/face to face]:債券価格の計算
債券の現在価値を計算する
10[対面/face to face]:債券運用
債券価格の感応度分析
11[対面/face to face]:株式収益率1
記述統計量の計算
12[対面/face to face]:株式収益率2
シミュレーション、記述統計量
13[対面/face to face]:投資分析
資本市場線の記述
14[対面/face to face]:レポート提出
債券・投資分析
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義資料は事前にアップロードするので、受講者は当該資料に目を通した上で講義に参加することが望ましい。演習回の場合はそれが特に求められる。また、講義ではEXCELを利用し計算を行う練習問題を出題することがあるので、EXCELを利用できる環境下にあることが望ましい。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
S. Benninga『Financial Modeling 5th ed.』(The MIT Press, 2022)
参考書References
手嶋宣之『ファイナンス入門』(ダイヤモンド社、2011年)
ツヴィ・ボディー、ロバート・マートン(著)、大前恵一朗(翻訳)『現代ファイナンス論 第2版』(ピアソン・エドゥケーション、2011年
Z. Bodie, A. Kane, A. Marcus『Essentials of Investments 10th ed.』(McGraw-Hill, 2016)
成績評価の方法と基準Grading criteria
講義後に課されるアサインメントと期末課題レポートで評価する。アサインメント30%、期末課題レポート70%で評価を行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講義内容理解のためのフィードバックを可能な限り行い、学生の内容理解に尽力する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
講義ではExcelを利用した演習を中心に進めるので、受講生はMS ExcelがインストールされているPCを準備して講義に臨むこと。