経済学部Faculty of Economics
ECN200CA（経済学 / Economics 200）公共経済論ＡPublic Economics A
小原 拓也Takuya OBARA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | K6221 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火1/Tue.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 経304 |
| 配当年次Grade | 3 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
We learn in microeconomics that transactions conducted through markets achieve the desired state in terms of "efficiency" and "fairness". However, in reality, there are problems that cannot be solved by markets (market failures), and therefore, government intervention in markets is necessary. In this lecture, we will overview how the government should intervene in various types of market failures. It will also raise students' awareness of the issues by introducing related real-world economic problems.
The goal of this course is to provide students with a basic understanding of public economics in terms of expenditures, so that they will be able to understand economically the purposes for which governments deal with real economic problems.
Students are required to prepare and review this class for at least four hours per week. Students are also required to review Microeconomics AB (2nd year) and the lecture materials distributed by the class support system (Hoppii) to prepare for the lecture. Be sure to do the practice exercises as a review of the lecture.
Evaluation will be based on classroom examinations (100%). Details will be announced in the lecture.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
市場を通じて行われる取引は「効率性」と「公平性」の観点から望ましい状態が実現されるとミクロ経済学で学習する。しかし、現実的には市場で解決できない問題（市場の失敗）が存在するため、政府の市場への介入が必要となる。本講義では、様々な種類の市場の失敗に対して政府はどのように政策介入すべきなのか概観する。また、関連する現実の経済問題を紹介することで学生の問題意識を高める。
到達目標Goal
本講義では、歳出の観点における公共経済学の基本的な内容を習得することで、政府がどのような目的で現実の経済問題に対処しているのか経済学的に理解できることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP7」「DP9」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
本講義では、自作のパワーポイント資料（PDFファイル）を用意し，授業の前日までに学習支援システム(Hoppii)にアップロードするので，各自で印刷ないしはPCを持参して講義に出席すること。授業は、対面で行う。また毎回ではないが、講義内容を復習するための確認問題を講義資料に掲載する。フィードバック（解答解説等）は講義内で行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：公共経済学総論
公共経済学の目的
2[対面/face to face]：市場と政府(1)
政府の活動、消費者余剰と生産者余剰の理解
3[対面/face to face]：市場と政府(2)
競争市場均衡、パレート効率性、死荷重
4[対面/face to face]：市場と政府(3)
所得格差と公平性、羨望
5[対面/face to face]：公共財理論(1)
公共財の定義と分類、中立命題
6[オンライン/online]：公共財理論(2)
公共財の最適供給
7[オンライン/online]：外部性(1)
外部性の定義、外部性下での余剰分析
8[オンライン/online]：外部性(2)
外部性の公的解決と私的解決
9[オンライン/online]：独占
供給独占、独占下での余剰分析
10[オンライン/online]：自然独占
費用低減産業と規模の経済、自然独占下での余剰分析、価格規制
11[オンライン/online]：社会保障制度(1)
社会保障制度の概観、リスクと保険、年金の仕組み
12[オンライン/online]：社会保障制度(2)
医療制度、介護制度、生活保護制度、子育て支援策
13[対面/face to face]：講義総括
春学期の学習内容を総括する。
14[対面/face to face]：試験と解説
春学期の学習内容について期末試験および解説を行います。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義の準備としては、ミクロ経済学AB(2年次配当)の復習を行うこと、事前に講義資料を読み、理解できたところとそうでないところを明確にした上で講義に臨むこと。
復習としては、理解できなかったところを担当者への質問等で解決すること。また確認問題を解いたり、講義資料を読み返したりすることで知識の定着を図ること。
1回の授業につき、準備・復習それぞれ約2時間程度の学習が望ましい。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストは指定しない。自作のパワーポイント資料を学習支援システムにて配布する。
参考書References
① 麻生良文・小黒一正・鈴木将覚著『財政学15講』新世社、2018年
② 佐藤主光『公共経済学15講』新世社、2017年
③ 寺井公子、肥前洋一『私たちと公共経済』有斐閣、2015年
④ 土居丈朗『入門公共経済学 第2版』日本評論社、2018年
成績評価の方法と基準Grading criteria
教室における試験（100%）により評価を行う。詳細は、講義にて知らせる。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできない。
その他の重要事項Others
本講義の理解を深めるために、「ミクロ経済学AB」、「ビジネス数学入門AB」、「財政学AB」、「経済政策論AB」等の履修を推奨する。