経済学部Faculty of Economics
HIS300CA（史学 / History 300）日本文化史History of Japanese Culture
古澤 直人Naoto FURUSAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | K6214 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 経305 |
| 配当年次Grade | 3 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
The aim of this course is deepen understanding of the formation of Japanese life culture．It is formed from the Muromachi period to the early modern period. This course deals with these period. Through activities that discuss several themes related to cultural history, students will be expected to have historical recognition methods that make sense based on facts．Students must submit a short paper for each assignment. Final grade will be calculated by the arithmetic mean of each test（100％）. Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
日本の生活文化の形成について理解を深める。応仁の乱後の分裂の時代を経て，地域ごとの小国家ともいえる戦国大名領国が作られ，生活・文化の地域的特色が形成される。さらに織豊統一政権によって日本は再統合され，統一した文化が形成される。以上の過程について深い知見を得る。関連史料を読み解きつつ史料に対する批判的な見方を養い，解釈の多様性を学ぶなど歴史的思考力の獲得をめざす。
到達目標Goal
今日「日本的」とされる生活文化の多くは室町時代に成立している。また郷土の英雄や県民意識（お国ぶり）の源流も室町時代後期を起点とする。北山文化・東山文化が生まれた後，郷土に根ざした生活文化が形成される室町時代中期から，統一した文化が形成される織豊期・近世初頭の時期に焦点をあてて学ぶ。文化史にかんするいくつかのテーマを論述する活動を通じて，事実（史料）にもとづき筋道を立てて事物をとらえる歴史的認識方法を訓練する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業支援システムからダウンロードした教材（パワポpdf、ワード資料)を事前に予習し，課題の回答のあらすじをメモしておく。授業は章ごとに設定された課題を考えながらパワーポイントにそって進める。課題の内１つの回答（500字～700字程度）を完成（文章化）させ毎回授業中に提出してもらう予定である。授業後採点の上、改善点などがある場合はコメントを付しフィードバックする。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1 [対面/face to face]：武家統一政権の形成
日本史の教育における本授業の意味，室町邸の造営，将軍絶対化
2 [対面/face to face]：武家統一政権と北山文化
北山邸造営の意義，対明貿易の開始，義満の「法皇」化
3 [対面/face to face]：東国下剋上の開始
鎌倉公方と関東管領，上杉禅秀の乱，永享の乱、幕府と鎌倉公方
4 [対面/face to face]：西国下剋上の開始
守護連合，足利義教の恐怖政治，将軍専制，嘉吉の乱
5 [対面/face to face]：日本文化史上の応仁の乱
内藤湖南の指摘，父の意向と家臣の支持，京都焼亡
6 [対面/face to face]：応仁の乱と山城国一揆
足軽の活躍，東西幕府，山城国一揆，日野富子，東山文化
7 [対面/face to face]：東国戦国の開始－－北条早雲を中心に－－
小田原城奪取，相模支配，早雲寺殿21箇条の思想
8 [対面/face to face]：西国の戦国開始と文化
大内と尼子，国人から戦国大名へ，大内氏の文化
9 [対面/face to face]：戦国大名毛利氏の領国支配と文化
石見銀山をめぐって，中国制覇，元就の思想
10 [対面/face to face]：戦国大名武田氏とその文化
甲斐国の特徴，法典と家訓，治水，甲州金，信玄堤
11 [対面/face to face]：戦国大名上杉謙信とその思想
北信と関東，謙信の2面作戦，謙信の筋目
12[対面/face to face]：織田氏の領国支配と新政策
信秀の活動，岐阜での新政策，加納楽市令
13 [対面/face to face]：信長の統一事業と文化
都市の直轄，叡山焼討，安土城と文化，天下人
14 [対面/face to face]：信長と南蛮文化
宗教勢力との対決，木綿と鉄砲，中世文化の否定，南蛮寺，神格化
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業支援システムにアップした一回あたり4～8頁ほどの講義資料（ワード）とパワーポイントpdf（70～120枚）を事前に読み，課題に対する自分なりの回答の要旨をメモ書きしておく。講義後、課題の解説と回答例をhoppiiに挙げる。また課題回答は毎回採点の上、改善点などがある場合はコメントを付しフィードバックするので、これらを復習しておく。本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
教科書は使用しない。授業プリントを学習支援システムから各自ダウンロードする。
参考書References
永原慶二『戦国時代』上・下（小学館ライブラリー）。このほか授業で逐次提示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
提出課題の評価の相加平均で評価する（100％）。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
内容が多すぎる回があるという指摘があり厳選したい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
PCまたはタブレット。学習支援システム。授業中に課題を提出するために必須となる。
その他の重要事項Others
高校日本史教科書程度の基礎知識を要するので、高校時代に日本史を履修しなかった学生は各自で『高校日本史教科書』（とくに古代・中世・近世の部分）を自習しておいてほしい。