経済学部Faculty of Economics
PHL300CA（哲学 / Philosophy 300）日本思想史History of Japanese Thought
古澤 直人Naoto FURUSAWA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | K6202 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 経305 |
| 配当年次Grade | 3 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
Consider the traditional thought that is the basis of Japanese thought. For example,the Chinese thought,and Shinbutsu-shugo thought ，loyalty and rebellion as samurai ideas . At the end of the course, students are expected to acquire historical recognition method.Students must submit a short paper for each assignment.Final grade will be calculated by the arithmetic mean of each test. Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
日本思想の基層にある伝統思想を検討する。政治思想としての忠誠と反逆の思想は詳細に検討する。思想史に関する如上のテーマを論述する活動を通じて，事実（史料）にもとづき筋道を立てて事物をとらえる歴史的認識方法を訓練する。
到達目標Goal
日本の伝統思想と政治思想を学ぶ。具体的には、中華思想，小中華思想，神仏習合思想、公権授受思想，合議の思想，徳治主義などの理解を深める。日本思想史の大きなテーマである忠誠と反逆の思想については歴史的人物に即して深い知見を得る。関連史料を読み解き，歴史的思考力の獲得をめざす。毎回ショートペーパーを提出し到達度を評価されるものとする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業支援システムにアップした各回の講義資料（ワードとパワーポイントpdf）を事前に読み，課題回答の要点をメモ書きしておく。パワーポイントにそって授業を進め、章ごとに設定された課題の回答をそれぞれ考える。課題のうち一つを授業中に毎回hoppiiに提出してもらう。課題は毎回採点の上、改善点などがある場合はコメントを付しフィードバックする。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1 [対面/face to face]：国際環境としての中華思想
礼，天下，王道理論，徳治主義，東アジアの国際秩序
2 [対面/face to face]：小中華思想
中国文化と国粋主義，辺土小国思想，罪と穢れと災い，ケガレ意識
3 [対面/face to face]：神仏習合思想
日本の宗教思想，神と仏の関係，神宮寺建立，本地垂迹説，御霊信仰
4[対面/face to face]：歴史思想
『源氏物語』と『平家物語』，読者層の違い，歴史観への影響
5[対面/face to face]：武士の思想①：平清盛前半生を通じて
清盛をめぐる伝承、海洋国家思想、平家一門の繁栄、清盛の思想変貌
6 [対面/face to face]：武士の思想②：平清盛後半生を通じて
忠と孝，忠誠と反逆，天皇の信義，海洋国家思想
7 [対面/face to face]：武士の思想③：源頼朝を通じて
冷酷と温情，頼朝の政治思想，京都派と東国派
8 [対面/face to face]：武士の思想④：木曽義仲を通じて
京都の義仲，異質な存在としての武士，主従思想
9[対面/face to face]：武士の思想⑤：源義経を通じて
判官贔屓，伝説，合戦のルール，反逆と没落
10[対面/face to face]：幕府成立をめぐる思想的対立
公権授受思想，朝廷権威か第２の主権か，形式と実体
11[対面/face to face]：執権政治と合議制の思想
将軍専制，権力と権威，日本的政治システム
12[対面/face to face]：承久の乱と徳治思想
朝廷の権威，政子の演説，天皇権威の失墜
13[対面/face to face]：御成敗式目の思想
強きものと弱きもの，北条泰時の思想，道理の思想
14[対面/face to face]：蒙古襲来と神国思想
内政と外交，防衛体制と権力集中，神国思想
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業支援システムにアップした講義資料（ワードとパワーポイントpdf)を事前に読み，課題の回答をメモ書きしておく。講義後hoppiiに挙げた「課題の解説と回答例」をみて復習する。本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
教科書は使用しない。教材を学習支援システムから各自ダウンロードする。
参考書References
家永三郎『日本道徳思想史』（岩波書店，1977年改版）
成績評価の方法と基準Grading criteria
提出課題に関する評価の相加平均で評価する（90％）。これに平常点（授業への積極的な貢献度）を考慮して（10％）、総合評価を行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
回によって内容が多すぎるという指摘があるので厳選したい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システム，PCまたはタブレット。授業中に課題を提出するために必須となる。
その他の重要事項Others
高校日本史教科書程度の基礎知識を要するので、高校時代に日本史を履修しなかった学生は各自で『高校日本史教科書』（とくに古代中世の部分）を自習しておいてほしい。