経済学部Faculty of Economics
ECN100CA（経済学 / Economics 100）社会経済学基礎Elementary Political Economy
宮田 惟史Korefumi MIYATA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | K6041 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 経203 |
| 配当年次Grade | 1 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | クラス指定あり【1年ABCEFTU組、2年生以上は指定なし】 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 専門教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
●Course outline
In this course, you will study the economic system of capitalism with a view to the economic problems facing modern society. In order to understand concrete economic phenomena in our society, it is essential to grasp the basic theory and history of capitalism, which fundamentally shapes our modern society. In political economy, we examine the basic concepts and current situations of capitalism, through looking at Marxian economics. In the spring semester (A), you will mainly learn the basic concepts, and in the autumn semester (B), we will look at the process of capitalist production as a whole.
●Learning Objectives
1.To examine the basic theory and history of capitalist economy.
2.To understand the foundations for the study of political economy and applied topics.
●Learning activities outside of classroom
The standard preparation and revision time for this course is approximately two hours for each lecture.
●Grading Criteria /Policy
Regular exams 100%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義では、現代社会が直面している経済諸問題を念頭に、資本主義とはどのような経済システムなのかについて学ぶ。現実の具体的な経済現象を理解するためには、現代社会を根本的に規定している資本主義の基礎理論や歴史の把握がかかせない。社会経済学では、マルクス経済学にもとづき、資本主義の基礎概念や現状を学ぶ。春学期では、主に基礎概念を、秋学期では、資本主義のより具体的な総過程を理解する。
到達目標Goal
１．資本主義経済の基礎理論・歴史について理解する。
２．社会経済学応用やその他の専門諸科目で学ぶために必要な基礎を習得する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、経済学科は「DP2」「DP8」に関連。国際経済学科は「DP1」「DP7」に関連。現代ビジネス学科は「DP2」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
・毎回、配布資料を用いて講義する。適宜、ＤＶＤなどを用いて理論と現実の諸問題をわかりやすく解説する。また積極的な質問を歓迎する。
・リアクションペーパーによる質疑応答を取り入れる。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：社会経済学の対象と課題 ①
講義の概要／社会経済学とは何か
第2回[対面/face to face]：社会経済学の対象と課題 ①
社会経済学と現代との関係性
第3回[対面/face to face]：資本主義の発展と社会経済学の形成
社会経済学はどのように確立したか
第4回[対面/face to face]：市場経済 ①
商品とはなにか
第5回[対面/face to face]：市場経済 ②
貨幣発生の必然性
第6回[対面/face to face]：市場経済 ③
貨幣の諸機能
第7回[オンライン/online]：資本と剰余価値 ①
資本の運動形態と目的
第8回[オンライン/online]：資本と剰余価値 ②
労働力の売買と賃労働
第9回[オンライン/online]：資本と剰余価値 ③
労働過程と価値増殖過程
第10回[オンライン/online]：絶対的剰余価値 ①
絶対的剰余価値の生産とは何か
第11回[オンライン/online]：絶対的剰余価値 ②
労働日の延長と短縮／現代の労働時間
第12回[オンライン/online]：相対的剰余価値の生産とその諸方法 ①
相対的剰余価値の生産と協業・分業
第13回[オンライン/online]：相対的剰余価値の生産とその諸方法 ②
機械と大工業／資本の生産過程における矛盾
第14回[対面/face to face]：春学期のまとめ
春学期の整理と補足
第15回[対面/face to face]：秋学期の内容についての概説
秋学期の概説と春学期の復習
第16回[対面/face to face]：労働市場と賃金
賃金の本質と現象形態
第17回[対面/face to face]：資本の単純再生産
資本の単純再生産とはなにか
第18回[対面/face to face]：資本の拡大再生産
資本蓄積と商品生産の所有法則批判
第19回[対面/face to face]：資本蓄積と相対的過剰人口 ①
相対的過剰人口の形成
第20回[対面/face to face]：資本蓄積と相対的過剰人口 ②
相対的過剰人口の存在形態／富の蓄積と貧困の蓄積
第21回[オンライン/online]：資本の流通過程と再生産
資本の循環・回転・再生産
第22回[オンライン/online]：平均利潤率の形成と利潤率の傾向的低下法則
利潤率の傾向的低下法則の概念と展開
第23回[オンライン/online]：商業資本と商業利潤
商業資本と商業利潤について
第24回[オンライン/online]：貨幣資本と銀行制度 ①
利子生み資本（貨幣資本）と利子
第25回[オンライン/online]：貨幣資本と銀行制度 ②
銀行制度の基礎的な仕組み
第26回[オンライン/online]：貨幣資本と銀行制度 ③
架空資本／過剰貨幣資本と金融投機
第27回[オンライン/online]：現代資本主義と長期停滞
日本経済の長期停滞はなぜ生じているのか
第28回[対面/face to face]：講義のまとめ
講義の整理と補足
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習と復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
宮田惟史『マルクスの経済理論』岩波書店、2023年。
合わせて、毎回、授業時に資料を配布する。
参考書References
・大谷禎之介『図解 社会経済学』桜井書店、2001年。
・小西一雄『資本主義の成熟と終焉－いま私たちはどこにいるのか』桜井書店、2020年。
・角田修一『概説 社会経済学』文理閣、2011年。
・ヨハン・モスト原著、カール・マルクス改訂、大谷禎之介訳『マルクス自身の手による資本論入門』大月書店、２００９年。
・ミヒャエル・ハインリッヒ著、明石英人他訳『『資本論』の新しい読み方』堀之内出版, 2014年。
その他、授業内に適宜指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
試験１００％で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生からの授業アンケートやリアクションペーパーを参考にしながら、学生の学習効果が一層高い授業を実施する。