情報科学部Faculty of Computer and Information Sciences
SEE200LC(科学教育・(教育工学) / Science education/ Educational technology 200)情報科教育法ⅡTeaching Method of Information Science 2
小林 邦久
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 情報科学部Faculty of Computer and Information Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | J2002 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 / Koganei |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) | |
カテゴリー(2021年度以前入学者)Category (~2021) | |
カテゴリーCategory | 教職科目 |
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Outline (in English)
Course outline:
This subject makes the necessary knowledge and the training the skill a target to educate at school as the future's "information teacher".
Learning Objectives:
The goal of this course is to nurture the foundation of the knowledge and skills necessary to teach at school as an information science teacher in the future. Since the subject "Information" is a subject with a short history, we aim to become practitioners who can creatively create the content of the subject based on the knowledge of the items indicated in the course of study.
Learning activities outside of classroom:
4 hours of study time outside class hours.
You may be required to prepare for making presentations and raising questions in class.
"There is an assignment to write a reading guide for high school students." Look for "information" books that you can recommend to high school students.
Please thoroughly review what you have learned in the pedagogy-related classes required in the teacher training course.
Grading Criteria /Policy:
There will be no grade evaluation standard final exam.
will be evaluated by submitting assignments. In addition to the report (20%) to be submitted at the end of the term, several assignments (total 80%) will be assigned in class.
"We will assign assignments for almost every class." We will check whether the intention of each assignment is accurately understood and whether the answers are given in good faith.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
情報科教育法Ⅰに続いて、情報の実習を中心とした授業の内容の理解と、指導法や指導案を作成することを中心に行います。各単元ごとの学習内容をどう組み立てるか、生徒の理解度はどうかなどを考えてもらいます。また、お互いにそれを発表しあいながら理解を深めていくことをしてもらいます。
みなさんが技術系学部の学生であることを念頭において、特に情報と社会との関連について、実際に指導することができるようになることを目標とします。
また、ICT活用についても考えていきます。
※教員免許を取得しても教職につくことを予定していないという人もいるかとは思いますが、すべての受講生が将来教員として教壇に立つことを前提に授業を行います。
到達目標Goal
この科目は、将来「情報科」の教員として学校現場で教育にあたるために必要な知識、技量の土台となる力を養成することを目標とします。教科「情報」は歴史の浅い教科なので、学習指導要領に示された事項についての知識を得ることをベースとしながらも、教科の内容を創造的に作り上げていける実践者となることをめざします。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
学習指導要領の内容や著作権法の解説、プログラミングや学力評価の方法など、各テーマの必要最少限の講義を行います。それを元に、基本的にはみなさん自身が資料を集め、考え、まとめ、発表し、議論するという形の授業を行います。教員として、教材の選択や作成ができることを目指します。課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:普通教科「情報Ⅰ」および「情報Ⅱ」の内容の扱い
問題解決能力の実践
共通教科「情報Ⅰ」で取り上げる内容および「情報Ⅱ」の内容詳細と構成について学びながら、それぞれの教科ではどのような力を育てることが求められているのかを考えます。
問題解決能力を養うための簡単なクイズをつくり、問題解決のためのプロセスについて学びます。
第2回[対面/face to face]:「情報」授業の指導案の作成と教科書項目の分類
情報活用の実践力
毎時間の授業目的、内容、流れと授業時間の目安、留意事項などを考えて指導案を作ります。
情報活用の実践力として、WordやExcel等のソフトを使って何ができるかを考えさせる指導案を作成します。
第3回[対面/face to face]:オンライン授業の可能性
高校でのオンライン授業の可能性について考えます。対面、リアルタイムオンライン、オンデマンドなど、ネット環境を活用した授業について考えます。
第4回[対面/face to face]:オンライン環境とSNS教育
授業を行うために必要なオンライン環境を考えたり、SNSトラブルなどについて生徒に考えさせる教材をつくります。
第5回[対面/face to face]:シミュレーションの活用
コンピュータを使ってできるシミュレーションについて考えさせ、実際のデータを使って分析させるような教材をつくります。
第6回[対面/face to face]:プログラミングの教材づくり
十進BASICを使ってプログラミングの基本を学びます。また、ExcelのVBAを使ったプログラミングについても触れます。
第7回[対面/face to face]:学力評価から教材の見直し
第3~6回で行った課題について学力評価をどう行うかについて考え、教材を見直します。
第8回[対面/face to face]:Excelを使ったデータ処理
簡単なデータベースモデルをExcelで作成して、その処理の仕方を生徒に実習させる指導案を考えます。
第9回[対面/face to face]:ネット上のトラブル
情報モラルの指導の仕方として、禁止事項を教えるだけではなく、何故それがいけないのか、どうすれば危険を回避できるか、人に迷惑をかけないかを学びます。
第10回[対面/face to face]:ネット上の著作権
インターネット上での著作権について考え、生徒がやりがちなコピーや不正使用など、違法行為について考えてまとめます。
第11回[対面/face to face]:メディアの影響と五感
人間の五感から得る色々な情報を元に、メディアが与える人々への影響について考えます。
第12回[対面/face to face]:ICTによるコミュニケーションおよびICT活用について
コミュニケーションとその構造、コミュニティと情報社会などを学び、コミュニケーションと情報通信について何を教えるかを考えます。
第13回[対面/face to face]:学校の危機管理と教員が意識すべきこと
学校は、生徒の教育を受ける権利を尊重し、教育活動を通して生徒の学習意欲を引き出し、生徒の成長を促す場である。生徒が安心して活動できるような環境を作り維持していくために、教員は何をすべきか、どういう行動を取るべきかを考えます。
第14回[対面/face to face]:総合課題
情報の授業をどのように組み立てて何を教えていくかを総合的に考えてまとめます。
各回で指導案作成や授業教材作成の課題を課して、その内容の質および発表等により評価します。
また、最終課題としての総合レポートも評価の対象としています。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業時間外の学習時間を4時間とします。
授業内で発表・問題提起をしてもらうために準備が課されることがあります。
高校生を対象とした読書案内を書く課題があります。自分が高校生に推薦できるような「情報」関連の本を探しておいてください。
教職課程で必要とされる教育学関連の授業で学んだことをしっかり復習しておいてください。
テキスト(教科書)Textbooks
高等学校学習指導要領〈平成30年告示〉解説 情報編 文部科学省 511円
※文部科学省HPよりダウンロード可能ではあるが、今後必要となるものなので必ず購入しておくこと
参考書References
高校時代に普通教科「情報」(「社会と情報」「情報の科学」)の授業を受けたことがある人は、その教科書があると役に立ちます。
「情報科教育法(改訂2版)」久野靖/辰巳丈夫[監修] オーム社
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価基準期末試験は実施しません。
課題提出により評価します。期末に提出するレポート(20%)のほか、授業内でいくつかの課題(トータル80%)を課します。
ほぼ毎回の授業ごとに課題を課します。各課題の意図を正確に把握し、誠意を持って答えているかを含めて見ます。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
Hoppii に繋げられる貸与パソコンまたは自分のパソコンを必ず持参してください。