政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design
MAN510R1(経営学 / Management 500)中小企業論Theory of small and medium-sized business
井上 善海Zenkai INOUE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 政策創造研究科Graduate School of Regional Policy Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | XW013 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期前半/Fall(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 金6/Fri.6,金7/Fri.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択必修 |
カテゴリーCategory |
(修士課程)基本科目 選択必修 |
所属群1Affiliation group 1 | |
経済・社会・雇用創造群Economic/Social/Employment/ Creation Group | |
所属群2Affiliation group 2 | |
文化・都市・観光創造群Culture/City/Tourism/ Creation Group | |
所属群3Affiliation group 3 | |
地域産業・企業創造群Regional Industry and Business Creation Group |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This lecture aims at considering the structural problems of SMEs that have supported the competitiveness of Japanese industries by subject. Therefore, while first making historical changes and international comparisons of SMEs, we will clarify the significance of SMEs. After that, we will consider the fact that SMEs are contributing to the regional economy and globalization, centering on inequality issues with large companies and subcontracting SMEs.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義では、わが国産業の競争力を支えてきた中小企業の構造的問題について、課題別に考察することをねらいとします。そこで、まずわが国中小企業の歴史的な変遷および国際比較を行いながら、中小企業の存在意義について明らかにします。その後、大企業との格差問題および下請中小企業問題を中心としながら、中小企業が地域経済の担い手やグローバル化に寄与していることについて考察していきます。
到達目標Goal
①日本経済における中小企業の地位や役割について説明できる。
②大企業とは異なった中小企業の経営特性について説明できる。
③経営環境の変化に対応し、成長を続ける中小企業のマネジメントついて説明できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
政策創造研究科修士課程のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義はテキストをもとに進め、補足資料についてはパワーポイントで示します。また、講義の内容をもとにしたディスカッションも行います。理解度を把握するため、定期的に講義の中でミニレポートを課します。講義内容に関する質問は、講義中以外にも、オフィスアワーやメール等で受け付けます。質問への回答は受講者全員で共有するため講義に反映させます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回(1・2)[対面/face to face]:中小企業の経営特性
中小企業の歴史
単に大企業を縮小したような存在ではなく、大企業とは異なった経営特性を持つ中小企業が、その経営特性を生かす道としてどのような事業分野があるのかについて。
産業革命から現代まで、世界における中小企業がどのように変化してきたのかについて。
2回(3・4)[対面/face to face]:海外の中小企業
中小企業問題と中小企業政策
海外では、中小企業がどのような地位を占め、どのような役割を担っているのかについて。
中小企業問題の本質とは何か、その解決のために講じられる中小企業政策の役割や体系について。
3回(5・6)[対面/face to face]:経営環境の変容と戦略マネジメント
資金難と財務マネジメント
企業を取り巻く経営環境が変容しているなかで、中小企業が長期的な戦略にもとづく経営に取り組む必要性について。
資金調達をはじめとした中小企業の財務マネジメントのあり方について。
4回(7・8)[対面/face to face]:分業構造の変容と下請マネジメント
企業間関係の変容とネットワーク・マネジメント
下請企業の構造的問題を解決するマネジメントについて。
経営資源に制約の多い中小企業が事業展開において抱える問題について。
5回(9・10)[対面/face to face]:産業構造の変容と地域産業マネジメント
世界市場の変容とグローバル・マネジメント
産業集積の戦略的な連携や他地域への進出、地域資源の有効活用について。
中小企業がグローバル化を行うことによって起きる問題について。
6回(11・12)[対面/face to face]:人材難と組織・人材マネジメント
後継者難と事業承継マネジメント
経営環境の多様な変化に適応していくための組織や人のマネジメントのあり方について。
中小企業に特有の事業承継リスクへの対応方法について。
7回(13・14)[対面/face to face]:研究開発力不足と製品開発マネジメント
既存事業の衰退と事業開発マネジメント
イノベーションによる中小企業の製品開発マネジメントの重要性について。
中小企業の事業開発上の経営課題と対応策について。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習ではシラバスをもとにテキストや参考図書等を用い事前学習をしておいてください。復習では目安となる水準を講義中に示します。本授業の準備学習・復習時間は各 2 時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
井上善海編著(2022)『中小企業経営入門』中央経済社(2,300円)
参考書References
井上善海編(2009)『中小企業の戦略』同友館 (2,800円)
中小企業庁編『中小企業白書』(各年度版)
その他、講義テーマごとに適宜指示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
本講義の3つの到達目標に対する達成度を評価基準に、講義内での発言・貢献度(40%)、講義内で課す課題レポート(60%)により成績評価を行います。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
該当なし