経営学部Faculty of Business Administration
ECN300FD(経済学 / Economics 300)経営のための経済学Applied Economics I
大橋 賢裕Yoshihiro OHASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A4481 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | サマーセッション/Summer Session |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市G‐G401 |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes |
授業実施日:8月1日(火)~5日(土) 1~4日は2,3,4限 5日は1,2限 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | 市場経営学科専門科目300番台 |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) | 市場経営学科専門科目 |
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Outline (in English)
(Course outline) This course introduces introductory game theory and introductory behavioral economics to students. (Learning objectives) Students acquire knowledge about strategic reasoning and cognitive biases. (Learning activities outside of classroom) Students are required frequent review. (Grading criteria) test and quizzes
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業ではゲーム理論と行動経済学の初歩を紹介します。受講生は、人の意思決定において現れる戦略的思考と認知バイアスについて、学術的にわかっていることを知ることができます。
到達目標Goal
(1)受講生は、自分の行動の善し悪しが、自分の行動だけでなく、他人の行動に依存して決まる状況において、いかに行動すべきか(いかに行動すべきでないか)を判断するための思考ツールを身につけることができる。(2)人間の認知における癖が人の行動に与える影響とその対策、そしてそれらを利用する方法を身につけることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-3」と「DP4」に関連が特に強い
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式です。理解確認のためその場で行う演習を含む場合があります。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ゲーム理論:ゲームの定義と解
ゲーム理論の初歩として、「ゲームとは何か」「ゲームをどう分析するか/どう解くか」といった基本的な事柄を、例を用いながら解説する。
第2回[対面/face to face]:ゲーム理論:戦略とナッシュ均衡
ゲーム理論で用いられる戦略とは何か。そして戦略を用いてゲームの解として代表的なナッシュ均衡について解説する。
第3回[対面/face to face]:ゲーム理論:混合戦略
行動を確率的に選ぶという混合戦略の考え方と、混合戦略まで含めればナッシュ均衡が必ず存在するというナッシュの定理について解説する。
第4回[対面/face to face]:ゲーム理論:応用例
これまで学んだゲーム理論を使って、現実の経済問題を分析した例を解説する。
第5回[対面/face to face]:ゲーム理論:逐次手番ゲーム
他の人の行動を観察したあとに自分の行動を選べるという状況を分析するための考え方と解概念について解説する。
第6回[対面/face to face]:ゲーム理論:繰り返しゲーム
経済活動における長期的関係を前提とした行動は、同じゲームを何回も繰り返すゲームとして記述できる。そうした繰り返しゲームにおける戦略と均衡、そしてよく知られた「フォーク定理」について解説する。
第7回[対面/face to face]:行動経済学:ヒューリスティックとバイアス
行動経済学の初歩では、人間の意思決定の仕方とそのから生まれる歪み(バイアス)について学ぶ。すでに知られているいくつかの思考の癖と歪みについて紹介する。
第8回[対面/face to face]:行動経済学:二重過程理論
認知における性質について学ぶ。認知システムには、速い思考と遅い思考がある。それらの特性について、事例を交えて紹介する。
第9回[対面/face to face]:行動経済学:確率判断にともなうバイアス
人間は確率を伴う意思決定における判断が苦手であることを学ぶ。確率を伴う意思決定における傾向についても紹介する。
第10回[対面/face to face]:行動経済学:プロスペクト理論
人間は、得をするより損をすることを嫌う傾向があることを事例を通じて紹介する。次いでその傾向を記述するプロスペクト理論を学ぶ。
第11回[対面/face to face]:行動経済学:現在バイアス
異時点間の消費における動学的非整合性の問題を事例と共に紹介する。次いで人間の「せっかちさ」を記述するモデルを紹介する。
第12回[対面/face to face]:行動経済学:社会的選好
経済学が仮定する合理的個人では説明のできない、社会における人間の振るまいについて解説する。扱うのは最後通牒ゲームや公共財ゲームである。
第13回[対面/face to face]:ゲーム理論と行動経済学
これまでの授業のふりかえりとして、ゲーム理論の枠組みに行動経済学の発想を融合させることができるかを考える。戦略的思考と人間の思考、それぞれの特徴をつかんで、よりよい制度を作ることを考える。
第14回[対面/face to face]:確認試験と解説
授業内容確認のための筆記試験とその解説を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回の授業の復習時間は1時間を標準とします。1日3回授業がある場合は3時間です。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しません。
参考書References
岡田章「ゲーム理論の見方・考え方」(勁草書房、2022年)
岡田章「新版 ゲーム理論・入門」(有斐閣、2014年)
大竹文雄「行動経済学の使い方」(岩波新書、2019年)
リチャード・セイラー(遠藤真美・訳)「行動経済学の逆襲(上/下)」(早川書房、2019年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内試験の成績、50%・平常点、50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
なし
その他の重要事項Others
担当教員の連絡先
大橋 賢裕(おおはし よしひろ)
ohashi.yoshihiro@nihon-u.ac.jp
関連科目
特になし