経営学部Faculty of Business Administration
ECN200FD（経済学 / Economics 200）投資入門（2019年度以降入学者）Introduction to Investments
岸本 直樹Naoki KISHIMOTO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A4473 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市G‐G502 |
| 配当年次Grade |
2～4（市場経営学科） 3～4（経営学科・経営戦略学科） |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリー（2019年度以降）Category (2019～) | 市場経営学科専門科目200番台 |
| カテゴリー（2018年度以前）Category (～2018) |
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Outline (in English)
Course outline: In this course, students not only review the materials taught in Introduction to Finance but also learn more advanced topics about bonds and stocks than taught in Introduction to Finance. For example, students learn how a bond price changes relative to a small change in market interest rates, which is measured by what is called duration. Or students study financial ratios that are widely used by practitioners. Furthermore, students study bond and stock markets in foreign countries.
In general, prices of bonds and stocks change abruptly as new information about the companies or institutions that have issued those bonds and stocks enters into the market. A hypothesis called efficient market hypothesis claims that information will be incorporated into the prices of bonds and stocks immediately and correctly. The efficient market hypothesis is the last topic covered in this course.
Learning objectives: The following five objectives are set for this course.
(1) To reinforce the understanding of the knowledge about bonds learned in "Introduction to Finance" so that students can apply it effectively.
(2) To acquire the knowledge of duration and yield curve analysis.
(3) To reinforce the understanding of stock valuation methods learned in "Introduction to Finance" so that students can apply it to more complex problems.
(4) To learn major investment strategies for stocks.
(5) To learn the efficient market hypothesis.
Learning activities outside of classroom: Preparatory study and review of materials provided by the instructor. Students are expected to spend about four hours on them for each class.
Grading criteria/policy: The final exam will account for 70% of the grade, while quizzes and class participation will account for 30% of the grade.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この科目では，債券および株式について，「ファイナンス入門」で学んだ内容を定着させるだけでなく、さらに発展した内容を学習します。たとえば，債券については，仮に利子率がほんの少し変化したとき，分析対象の債券の価格がどの程度変化するのかを表す指標（デュレーションと呼ばれます）を学習します。また，株式については，実務家に多用される様々な指標を，実際に存在する企業を例にとって学びます。さらに，海外の債券市場や株式市場についても言及します。
ちなみに，債券や株式の価格は，それらを発行する企業あるいは組織に関するニュースのほか，経済・社会全般に関するニュースによって大きく動きます。したがって，ファイナンスでは，それらの情報と価格との関係に強い関心を持っています。たとえば，効率的市場仮説と呼ばれる仮説は，それらの情報は債券あるいは株式の価格に瞬時にかつ正確に織り込まれると主張します。この科目では，効率的市場仮説を介して情報が証券価格に及ぼす影響を検討します。
到達目標Goal
次の5つを到達目標に掲げます。
①「ファイナンス入門」で学んだ債券に関する基礎的知識の定着を促し，それを的確に適用することができる。
②デュレーション，イールドカーブについて基礎的な知識を習得する。
③「ファイナンス入門」で学んだ株式評価の手法の定着を促し，それを複雑な問題に対して適用することができる。
④株式に対する主な投資方法について基礎的な知識を習得する。
⑤効率的市場仮説について基礎的な理解を習得する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-1」に関連が特に強く、「DP1-2」、「DP1-3」、「DP1-4」に関連がかなりある
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
基本的には講義によって授業を進めます。ただし，授業中に学生が公式を数値例に適用する時間を設けます。さらに，学生がExcelを利用できる環境が整っていれば，授業中に学生がExcelを使って計算問題を解く時間を設けます。なお，授業内容がしっかり理解できているかどうかを確認するために，学期の中途に簡単なクイズを実施する予定です。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：将来価値と現在価値
将来価値と現在価値の復習。
第2回[対面/face to face]：様々な複利期間に関する金利計算
様々な複利期間に関して将来価値と現在価値を解説する。
第3回[対面/face to face]：金利計算の実例
住宅ローンや年金に関して種々の金利計算を学ぶ。
第4回[対面/face to face]：債券の基礎知識（１）
債券に関する基本用語，債券の種類，債券市場の概説。
第5回[対面/face to face]：債券の基礎知識（２）
債券の利回り計算，利回りと債券価格の関係。
第6回[対面/face to face]：債券の基礎知識（３）
債券投資のリスクと債券属性。
第7回[対面/face to face]：利子率に対する債券価格の感応度（１）
デュレーションの導出，計算方法，性質。
第8回[対面/face to face]：利子率に対する債券価格の感応度（２）および金利の期間構造（１）
デュレーションの性質の続き。さらに，イールドカーブの概説。
第9回[対面/face to face]：金利の期間構造（２）
イールドカーブに基づいた債券の理論価格の計算。
第10回[対面/face to face]：株式と株式市場
株式と株式市場の概説。
第11回[対面/face to face]：株式評価
配当割引モデルの計算，性質，拡張。
第12回[対面/face to face]：株式評価と株式投資
マルチプル・メソッドの概説とその適用のほか、投資家に多用される株式投資の方法，株式投資のリスクとリターンについて解説する。
第13回[対面/face to face]：効率的市場仮説
効率的市場仮説を介した情報と証券価格の検討。
第14回[対面/face to face]：復習
この科目で扱った内容全体を復習する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
指定テキスト（教科書）の予習・復習をしっかり行ってください。この授業の準備学習・復習時間は，各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
岸本直樹・池田昌幸共著，『入門・証券投資論』，2019年，有斐閣
参考書References
特にない。
成績評価の方法と基準Grading criteria
評価は，期末テストが70%，授業で実施する小テストと授業参加が30%のウィエトを占める。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生とのQ&Aをさらに活性化する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
Excelがインストールされたパソコン，タブレット，あるいは，スマートフォンのいずれかを用意してください。ちなみに，iPhone用のExcelは無料です（他のスマートフォンについては知りません）。
その他の重要事項Others
授業中の私語は厳禁です。
関連科目
ファイナンス入門（必須），ポートフォリオ理論入門，コーポレートファイナンス入門Ⅰ/Ⅱ，デリバティブ入門Ⅰ/Ⅱ，Excelで学ぶファイナンス理論Ⅰ/Ⅱ，金融論Ｉ/II