経営学部Faculty of Business Administration
MAN200FD(経営学 / Management 200)流通論ⅠMarketing Systems I
金 雲鎬Woonho KIM
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A4461 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市市他‐その他 |
配当年次Grade |
2~4(市場経営学科) 3~4(経営学科・経営戦略学科) |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | 市場経営学科専門科目200番台 |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) | 市場経営学科専門科目 |
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Outline (in English)
The basis of the economy is production and consumption, but in a highly divided modern society, distribution that connects production and consumption is indispensable. However, many people are vaguely aware of distribution. In this class, we aim to systematically and deeply understand distribution. The objective of the class is for students to be able to grasp the overall picture of distribution phenomena and to be able to analyze real-life events from the perspective of distribution theory. Students are expected to spend two hours each on preparation and review for the class. Grades will be based on the final exam score, with a score of 60 out of 100 being acceptable.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
経済の基本は生産と消費ですが、高度に分業化されている現代社会では、生産と消費を結びつける流通が不可欠です。ところが、多くの人は流通を「商品の流れ?」「お店?」「トラックでの配送?」といったように、曖昧に認識しているのが現状です。この授業では、日用用語レベルで何となく知っている「流通」について、体系的に深く理解することを目指します。
到達目標Goal
到達目標は、流通というものの全体像を把握し、現実に起きている流通に関する出来事(たとえば、都市型ミニスーパーの誕生や、コンビニとメーカーの共同開発など)を流通論の視点から分析できるようになることです。この目標のために、この授業では、流通の理論や分析アプローチなどを体系的に学びます。適宜、事例を学び、それを活用しながら理論や分析アプローチを体系的に理解していきます。
さらに流通はマーケティングとコインの表裏関係にあります。マーケティング理論の知識をうまく活用することによって流通知識を深めることもできますので、授業では、適時、マーケティング理論を取上げながら流通観点で再解釈を行います。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-1」、「DP4」、「DP5」に関連が特に強い
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
受講者数が多いので、基本的にオンデマンド(映像・資料配信)での開講となります。
春学期は、流通論の理論や分析アプローチ、そして主要概念を体系的に学んでいきます。出来る限り、現実の問題と関連させて学習を進めていきます。
秋学期は、春学期で学んだことを現実のビジネスと対応させて深く理解ために、われわれ消費者にもっとも身近な流通業である小売業に焦点を当て、そのビジネスの特徴を現実のケースを通じて多面的に学んでいきます。秋学期の小売ビジネスのケースを通じた学習により、抽象的になりがちな学習内容を現実と結びつけて理解できるようになると思います。
なお、秋学期の内容を深く理解するためには、春学期の内容を押さえておくほうがよいため、通年での履修をお勧めします。
*オンデマンド授業ですが、授業動画をずっと溜めておいて試験直前にまとめて受講するとあまり学習効果が期待できません。授業動画がアップデートされたら2週間以内に受講するようにしてください。もちろんこの期間は何度受講してもかまいません。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:マーケティングと流通の関係1
マーケティングとは何か。さまざまなマーケティング。商学の学び方、授業の進め方について解説する。
第2回[オンライン/online]:マーケティングと流通の関係2
S-T-Pパラダイムと流通
第3回[オンライン/online]:流通とは何か
流通とは何か、その全体像を学ぶ。商業者の存在意義について学ぶ。
第4回[オンライン/online]:流通とマーケティング1
製品差別化と流通
第5回[オンライン/online]:流通とマーケティング2
流通系列化とチャネル
第6回[オンライン/online]:流通におけるパワー関係の変化1
パワーとは何か。信頼とは何か。
第7回[オンライン/online]:流通におけるパワー関係の変化2
小売チェーン経営
第8回[オンライン/online]:小売主導の流通1
製販統合について学ぶ
第9回[オンライン/online]:小売主導の流通2
PBについて学ぶ
第10回[オンライン/online]:小売と卸売
小売と卸売の異質性について学ぶ
第11回[オンライン/online]:流通における革新
業態が革新を中心に学ぶ
第12回[オンライン/online]:流通におけるデジタル化1
流通企業の在庫管理とIT、サプライヤーとの関係とITについて学ぶ
第13回[オンライン/online]:流通におけるデジタル化2
ITを活用した顧客関係の管理について学ぶ
第14回[オンライン/online]:総括
全体授業内容を総括し、復習する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
この授業では、予習より復習が重要です。オンデマンド映像を視聴した後で、復習として、授業計画の「内容」に示されたテキストや参考書の該当章を読み直すことが求められます。加えて、日々の生活において、流通に関する現象を意識して観察しておくと、授業の理解がよりスムースになると思います。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは指定しません。適時、資料を配布(事前にダウンロードできるようにします)します。
参考書References
横山斉理(2019)『小売構造ダイナミクス』有斐閣、4180円(税込)
高嶋克義・高橋郁夫(2020)『小売経営論』有斐閣、2860円(税込)
高嶋克義・ 桑原秀史(2008)『現代マーケティング論』有斐閣、2200円(税込)
高嶋克義(2012)『現代商業学』有斐閣アルマ、2090円(税込)
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験=100%。
成績評価は100点満点とし、60点以上が合格となります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生の受講環境を考慮した対応をとります。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
情報機器
その他の重要事項Others
流通はマーケティングの前提となる現象ですので、マーケティング関係科目に興味がある人は流通論を積極的に履修してください。マーケティング・マネジメント論Ⅰ/Ⅱ、マーケティング・リサーチ論Ⅰ/Ⅱ、消費者行動論Ⅰ/Ⅱ、サービス・マネジメント論Ⅰ/Ⅱは特に流通論と関連が深い科目です。学びに相乗効果が見込めます。