経営学部Faculty of Business Administration
MAN200FD(経営学 / Management 200)マーケティング・リサーチ論Ⅰ(2019年度以降入学者)Marketing Research I
西川 英彦Hidehiko NISHIKAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A4457 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市G‐G403 |
配当年次Grade |
2~4(市場経営学科) 3~4(経営学科・経営戦略学科) |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | 市場経営学科専門科目200番台 |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) |
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Outline (in English)
Let's learn the basics and methods of marketing research through many empirical examples of product development. In order to make it easier for students who learn marketing research for the first time to understand, the lecture will be based on actual cases and specific examples of research on the theme of "product development" where marketing research is often used.
The purpose of this class is to learn the theory and practice of qualitative research, such as interview and observation methods. Students are required to read the textbook before the class, submit comments after the class, and submit a report (a proposal for product planning) at the end of the semester.
Grades will be determined by prior study (27%), in-class exercises (28%), and a final report (45%).
In Marketing Research I (spring semester), students will learn qualitative research such as interview methods, and in Marketing Research II (fall semester), students will learn quantitative research such as questionnaire creation and data analysis. By studying both, a synergistic effect can be expected.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
たくさんの商品企画の実例を通して、マーケティング・リサーチの基礎と方法を身につけよう。
はじめてマーケティング・リサーチを学ぶ学生が理解しやすいように、本授業では、リサーチがよく活用される「商品企画」をテーマにした実際の企業ケースや、リサーチの具体例をもとに、講義を行う。本授業は、インタビュー法や観察法など、定性的調査の理論と実践を学ぶことを目的としている。
なお、マーケティング・リサーチ論Ⅰ(春学期)はインタビュー法などの定性的調査、Ⅱ(秋学期)はアンケート作成やデータ分析などの定量的調査を学ぶ。両方を学ぶことで、相乗効果が期待できる。
到達目標Goal
到達目標は、以下の2 点である。
①ケースをもとに、インタビュー法や観察法、リード・ユーザー法などの定性調査のスキルを身につける。
②簡単な定性調査を行い、商品企画の仮説となるレポート(企画書)を作成することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-1」、「DP1-4」、「DP4」に関連が特に強い
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
<授業の進め方>
授業では、実際にリサーチを商品企画に活用しているゲストスピーカーの講演をはじめ、企業のケースや具体例を通して、リサーチの活用イメージをつかんだ上で、リサーチの基礎と方法を学ぶことで、その理解を深める。一方的に講義をするのではなく、学生からのコメントや質問をもとに、学生参加型の講義を行う。
<教科書による事前学習>
事前に教科書を読み、該当章の重要なキーワードや、その理由を学習支援システムの「テスト/アンケート」の項目から提出する(採点対象:3点x9回分=27点満点)。講師は、重要なコメントをいくつか選び、匿名(ニックネーム)にして、電子テキストにアップする。授業で紹介時に、発言された場合には加点する(1点)。
さらに、講師が、授業の補足情報を、電子テキストにアップするので、予習や復習がしやすくなる。
そのため、教科書は、大学生協の電子テキストを購入すること。なお、こうした双方向型の授業をおこなうために、講師は生協より電子テキストへのマーカーやコメントなどの個人ログデータの提供をうける場合がある。
<授業中の課題>
授業中に、学習支援システムの「テスト/アンケート」に簡単な課題に回答する(採点対象:2点x14回=28点満点)。
<事後の課題>
授業後に、学習支援システムの「テスト/アンケート」に感想や質問を提出する。講師はいくつか選び、匿名(ニックネーム)にして、次の授業でフィードバックを行う。なお、授業で紹介し、発言された場合は加点する(1点)。
<レポート>
定性調査を用いた商品企画について、パワーポイントやキーノート等を用いて企画書を作成して、PDF形式で提出する(採点対象:45点満点)。詳細は授業の中で説明する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:商品企画プロセスにおけるリサーチの重要性
テキスト第1章:ライオン「トップナノックス」の商品企画プロセス+教科書について
第2回[対面/face to face]:リサーチの最前線(ゲスト講師①)
「日清食品のマーケティングとリサーチ」深澤 勝義氏(日清食品ホールディングス株式会社 執行役員・CMO 兼 欧州総代)講演
第3回[対面/face to face]:インタビュー法
テキスト第2章:資生堂「マジョリカマジョルカ」のインタビュー法
第4回[対面/face to face]:観察法
テキスト第3章:デザイン企業IDEOによるATM開発の観察法
第5回[対面/face to face]:リード・ユーザー法
テキスト第4章:フェリシモ「生活雑貨大賞」のリード・ユーザー法
第6回[対面/face to face]:アイデア発想
テキスト第5章:TOTO「クラッソ」のアイデア創出
+最終レポートの詳細説明
第7回[対面/face to face]:コンセプト開発
テキスト第6章:エースコック「JANJANソース焼きそば」のコンセプト開発
第8回[対面/face to face]:リサーチの最前線(ゲスト講師②)
「ワークマンの商品企画とリサーチ」林 知幸氏(株式会社ワークマン営業企画部 広報部 部長)講演
第9回[対面/face to face]:プロトタイピング(試作
品)
テキスト第7章:IDEO「ショッピング・カート」のプロトタイピング
第10回[対面/face to face]:コンセプトテスト(定量調査)
テキスト第10章:ハウス「C1000ビタミンレモンコラーゲン」の顧客ニーズの確認
第11回[対面/face to face]:企画書作成
テキスト第14章:フジッコ「フルーツセラピー」の企画書作成
第12回[対面/face to face]:プレゼンテーション
テキスト第15章:グリコ「メンズポッキー」のプレゼンテーション
第13回[対面/face to face]:早期優秀レポートの報告
早期優秀レポート作成者によるプレゼンテーション
第14回[対面/face to face]:優秀レポートの報告
優秀レポート作成者によるプレゼンテーション
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前学習として、電子テキストの次回の章を読んで、該当章の重要なキーワードや、その理由を学習支援システムに提出する。また、授業終了後は、授業の感想や質問を学習支援システムに提出する。さらに、レポートを授業時間外に作成して、学期末に提出する。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書として、『1からの商品企画』(西川英彦・廣田章光編著、碩学舎 2012年)の大学生協の電子テキストを使用する。大学生協にて、電子テキスト(税別生協定価2,000円)を購入のこと。なお、紙版(税別定価2,400円)もあるが、授業やフィードバックは電子テキストをもとに進めるので注意すること。
法政大学生協のホームページを確認して、早めに購入すること。
https://www.univcoop.jp/hosei/order/order_66.html
電子テキストを購入後に、以下のURLからログインして、電子テキスト(EDX UniText)を利用する。
https://app.d-text-service.jp/api/v2/soshiki-cd-nyuryoku
なお、組織コードは、10035である。ログインID、パスワードは、購入後に設定できる。
参考書References
ベルク・フィッシャー・コジネッツ『消費者理解のための定性的マーケティン グ・リサーチ』碩学舎、2016 年
成績評価の方法と基準Grading criteria
・事前学習(教科書を読んでのコメント):27% 授業で紹介時に、発言された場合には加点する。
・授業中の課題(授業中に、学習支援システムの「テスト/アンケート」への回答):28%
・レポート(いずれかの定性調査と、それを利用した商品企画アイデア):45%
・授業中の発言:加点(1点)あり。
・授業後の課題(学習支援システムの「テスト/アンケート」に感想や質問を提出):授業で紹介時に、発言された場合には加点(1点)する。
・早期レポートの提出者・報告者:全体のレポートの質向上のために、早期提出者には全員加点(10点)ありだが、その目的のため、当日参加(授業中課題の提出)が条件。教員の指名した優秀レポートの報告者には2点加点。
・最終レポートの報告者:教員の指名した優秀レポートの報告者には2点加点。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生が難しかったプロセスを考慮して、2点を改善した。
①レポートをイメージしやすいように、レポート例を紹介する。
②全体レポートの質向上をはかるために、参加学生の優秀レポート報告が提出前に確認できる、早期レポート制度を採用する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
電子テキストを利用するため、パソコンあるいはタブレットを用意すること。スマホでも閲覧可能だが、パソコンやタブレットを推奨する。
その他の重要事項Others
関連科目は、マーケティング論Ⅰ/Ⅱ、消費者行動論Ⅰ/Ⅱ、流通論Ⅰ/Ⅱ、サービス・マネジメント論Ⅰ/Ⅱ、製品開発論Ⅰ/Ⅱ、広告論、基礎統計学Ⅰ/Ⅱ、統計学Ⅰ/Ⅱである。
授業計画は、履修者やゲストの状況によっては、事前に説明の上、変わる可能性があることを留意ください。
実務経験のある教員による授業
複数の企業でのマーケティングやリサーチ、新製品開発、新規事業開発などの実務経験を通して、リサーチの理論と実践の両面を活かした講義を実施する。