経営学部Faculty of Business Administration
ECN200FA(経済学 / Economics 200)ミクロ経済学入門Ⅰ(2019年度以降入学者)Introduction to Microeconomics I
塚田 憲史Kenji TSUKADA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A4311 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市G‐G503 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 営2年A~O |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | 専門入門科目200番台 |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) | 専門基礎科目A群 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Economics is interested in all economic phenomena of human society, which includes business administration. Microeconomics analyzes how companies and consumers make decisions and how those decisions affect the economy. Taking this course enables you to use the perspective of economics and the economic way of thinking. You will be able to analyze economic phenomena in a more multilayered way.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content.
Final grade will be calculated based on term-end examination (60%) and homework (40%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
経済学は人間社会のすべての経済現象に関心があり、その分析対象には、経営学の関心対象である「経営」も含まれます。ミクロ経済学は、消費者や企業がどのように意思決定をするのか、そしてその決定が経済全体にどのような影響を与えるのかを分析します。経済学のモノの見方を用いて「経営」を分析した結果と経営学のモノの見方を用いたときの結果を比較検討することにより、より重層的に分析することができるようになることを目指します。
到達目標Goal
ミクロ経済学の基本的な理論を理解し、それを応用した現実のビジネスや消費者行動の事例分析ができるようになることを目標とします。身近なトピックを通じて人生のいろいろな場面で役立つミクロ経済学の知識を身につけ、ミクロ経済学的な視点から消費者行動や企業活動を論理的に考える力を鍛えます
経営学と経済学は、非常に密接に関係している学問分野です。この科目では、今後、経済学系の科目だけでなく、経営学系の科目を履修する上でもとても大事な内容を学びます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-3」に関連が特に強く、「DP1-1」、「DP4」に関連がかなりある
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
毎回の授業ではスライドを用いてレクチャーを行います。
演習課題を解くことで実践的なミクロ経済学の課題解決能力を身につけます。
春学期のミクロ経済学入門Ⅰでは、需要、供給、価格、余剰などミクロ経済学で必要になる基本的なコンセプトを一通り紹介します。理想的な競争状況である完全競争と、その対極にある独占市場、寡占市場について詳しく紹介します。
学習支援システム上の掲示板によって、受講生とのインタラクションの機会を確保します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:イントロダクション
この授業のテーマについて説明します。また、演習課題の提出方法などこの授業の進め方について詳しく説明します。また、ミクロ経済学の全体像について説明します。オンラインで実施します。
第2回[対面/face to face]:需要と供給、市場均衡
モノやサービスの買い手の思考(需要)と売り手の思考(供給)から出発して、需要曲線と供給曲線の形状の理由について学びます。また市場均衡でどのような価格と取引量が実現するのかを学びます。(教科書第4章に対応)
第3回[対面/face to face]:需要供給曲線のシフト要因と市場均衡の変化
環境の変化によって需要供給曲線にどのような変化が引き起こされ、市場均衡がどのように変化するかを学びます。(教科書第4章に対応)
第4回[対面/face to face]:消費者・生産者・市場の効率性
市場取引から人々がどのような嬉しさを得ているのか、余剰分析を導入し、市場均衡がもつ効率性について学びます。(教科書第7章に対応)
第5回[オンライン/online]:演習1
第2回目から第4回目の内容に関わる演習課題についてオンラインで解説します。
第6回[対面/face to face]:政府の政策とその費用
政府による価格規制や数量規制、課税によってどのように市場が影響を受けるのかを学びます。(教科書第6章に対応)
第7回[対面/face to face]:弾力性とその応用
値段が上がったら、どのくらいモノが売れなくなる?
弾力性の定義と計算方法、その応用について学びます。(教科書第5章に対応)
第8回[対面/face to face]:生産の費用
企業が生産活動を行う際の費用について学ぶ。平均費用や限界費用はグラフでどのように表せるかを学びます。(教科書第13章に対応)
第9回[対面/face to face]:競争市場における企業
競争市場における企業の利潤最大化行動について学びます。(教科書第14章に対応)
第10回[オンライン/online]:演習2
第6回目から第9回目までの内容に関わる演習問題についてオンラインで解説する。
第11回[対面/face to face]:独占市場の分析
独占市場の企業行動について学びます。(教科書第15章に対応)
第12回[対面/face to face]:ゲーム理論
寡占市場の分析の準備として、最先端のミクロ経済学で広く使われるゲーム理論について学びます。(教科書16章に対応)
第13回[対面/face to face]:寡占市場の分析
寡占市場においては各企業の行動が他の企業に影響を与えます。ゲーム理論を通して寡占市場における企業の行動について学びます。(教科書16章に対応)
第14回[オンライン/online]:演習3
第11回から第13回の内容に関わる演習問題についてオンラインで解説する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の授業レジュメと教科書の該当章を読み予習復習を進めましょう。演習課題は事前に配布されるので、授業を受けながら該当する箇所の演習課題をこなしていけば自然とミクロ経済学の実力がつくように指導していきます。本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
マンキュー(足立ほか訳)『マンキュー経済学 ミクロ編(第四版)』東洋経済新報社 2019年
参考書References
計算問題の練習には次の参考書を利用すると良いでしょう。
岩田伸一郎『ミクロ経済学ワークブック アクティブに学ぶ書き込み式』2016年
ミクロ経済理論のより深い理解のためには次の教科書を利用すると良いでしょう。
神取道宏『ミクロ経済学の力』日本評論社 2014年
成績評価の方法と基準Grading criteria
・演習課題:40%
・期末試験:60%
演習課題、期末試験の詳細については、決定次第、授業内また学習支援システムで詳細の説明をしますので、頻繁にチェックしてください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生の皆さんの理解度や感想をなるべく反映して授業を進めていきます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業に関連する資料や、演習課題、期末試験等の重要なお知らせは、学習支援システムに掲載します。
また演習課題の提出はオンラインで行います。
学習支援システムへの頻繁なアクセスや、オンラインでの宿題の提出が出来る環境が必要になります。
その他の重要事項Others
ミクロ経済学入門Ⅰ/Ⅱは続けて履修することを前提にしています。必ず春学期に「ミクロ経済学入門Ⅰ」を履修した上で、秋学期の「ミクロ経済学入門Ⅱ」を履修してください。
この授業は、2年次以降の経済学関連科目(たとえば、「日本経済論Ⅰ/Ⅱ」や「産業組織論Ⅰ/Ⅱ」「経営のための経済学」「国際経済論Ⅰ/Ⅱ」)の基礎となるものです。この授業によって、ミクロ経済学の基礎を自分のものにすることで、今後の経済学関連科目の学習が格段に楽に、そして楽しくなります。
関連科目
「日本経済論Ⅰ/Ⅱ」「産業組織論Ⅰ/Ⅱ」「経営のための経済学」「国際経済論Ⅰ/Ⅱ」