教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
情報メディアの活用Using of Medium
有山 裕美子
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格(多摩)Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | C6816 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 土3/Sat.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 社402 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
【Course outline】
With the development of ICT, the media handled by schools (libraries) are becoming more and more diverse. In this lecture, students will learn about the history of information media, their types, and how to utilize them from various perspectives. We will also learn about the legal basis for using information, such as intellectual property rights, digital citizenship, social cooperation, and special support, as well as attitudes toward independent learning.
【Learning Objectives】
Acquire knowledge of the types of information media and how to use them, as well as the legal basis and digital citizenship in providing them to students, and acquire the knowledge and methods to put them into practice in the field.
【Learning activities outside of classroom】
Students will search for information as needed and aim to acquire methods for effective use of information. Students are encouraged to keep an eye on the latest trends in informatization outside of class and to be actively involved. After each lecture, students are expected to read through and review the lecture content. The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
【Grading Criteria /Policy】
The evaluation will be based on the level of understanding of the lecture content (types and characteristics of information media and how to use them) and the attitude of participation in class (whether the student actively participates in presentations, discussions, etc.), as well as on whether the student is well prepared for the assignment, has a solid awareness of the issues, and is willing to work on his or her own. The evaluation will be based on a comprehensive evaluation of the student's attitude toward the assignment. 60 points for regular work (including presentations on assignments, etc.), 40 points for assignments and reports.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
ICTの発展に伴い、学校(図書館)が扱うメディアは多様化している。本講義では、情報メディアの歴史をはじめ、その種類や活用方法などを多面的に学ぶ。また、知的財産権などの法律や、デジタル・シティズンシップ、社会的連携や特別支援など、情報を活用する上で押さえねばばならない法的根拠や主体的に学ぶ態度などについても学ぶ。
到達目標Goal
情報メディアの種類や活用方法を知るとともに、それらを生徒に提供する上での法的根拠やデジタル・シティズンシップを身につけるとともに、現場で実践するための知識や方法を取得する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
随時、ワークショップやディスカッションを取り入れるので、各自興味関心を持って積極的に取り組んでほしい。また、近所の公共図書館など、様々な図書館を積極的に利用・見学しておくこと。また、提出物に対するフィードバックは、授業内および学習支援システム等を通じて行い、リアクションペーパーにおける質問やコメントは授業で紹介するなど、随時フィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:イントロダクション
本講義の概要、進め方などについての説明を行う。
第2回[オンライン/online]:情報メディアとは何か
情報メディアとは何かについて、情報メディアの種類、情報メディアのや特性とリテラシー、および情報メディアの特性に応じた活用方法や、その情報機器の整備や管理等について学ぶ。
第3回[対面/face to face]:情報メディアの歴史/
教育現場におけるICT活用の変遷
情報メディアの歴史について、総務省情報通信白書などを参考にしながら、高度情報社会としての現代社会や、情報化における動向について学ぶ。また、GIGAスクール構想や、Society5.0など、学校教育をめぐる動向にも注目する。
第4回[対面/face to face]:情報通信基盤の技術的背景
インターネットでの情報通信に用いられる技術や暗号化の技術、検索エンジンの技術やアルゴリズムなどについて学ぶ。
第5回[対面/face to face]:学習指導要領と情報メディア
学校図書館の意義・目的について、教育課程の編成と学校図書館のかかわりや、学習指導要領に書かれた学校図書館に関わり記述等にも触れながら、「学校図書館とは何か」という問題について、の再確認を行う。また、新学習指導要領とメディア情報リテラシーの関わりについても触れる。
第6回[対面/face to face]:知識基盤社会における情報活用能力の育成/学びのプロセス
「教育の情報化に関する手引」などを参考に、現代社会に求められる情報活用能力の育成のあり方について検証する。また、情報活用プロセスモデルを取り上げながら、学びのプロセスと学校図書館との関わり、情報リテラシー育成の意義と目的、そして新学習指導要領における「情報活用能力」とは何かについて考える。
第7回[対面/face to face]:情報メディアの種類/古典的メディアを中心に
情報資源の変化について学ぶ。レファレンスブックっを中心に、雑誌や新聞活用についても取り上げる。
第8回[対面/face to face]:情報メディアの教育的利用と活動事例
学校図書館と情報リテラシーにかかわる実践を取り上げ、紹介する。実際に和アークショップ等を行い、授業での活用方法を検討する。
第9回[対面/face to face]:学習ニーズに応える情報検索・情報収集
情報検索の過程について、情報要求の明確化、情報対象の選択、検索語の選択、検索の実施、検索結果の評価など、そのプロセスを追いながら、実践的に学ぶ。
第10回[対面/face to face]:各種インターネット情報源
インターネット上の情報源について、図書の文献情報を検索する、内容を示す記号等を検索する、論文・記事の文献情報を検索する、文献以外の情報を検索するなど、検索方法や目的を変えながら検索する方法を学ぶ。また、国立国会図書館のデータベース等の具体的な活用方法を学ぶ。
第11回[対面/face to face]:情報メディアの活用と知的財産制度/著作物の利用に関する諸問題
知的財産の概略を知るとともに、法に定められた各種の知的財産や、自由に利用できる情報知識とオープン化の動きなど、知的財産権について最新動向を学ぶ。また、子どもたちが関わる教室における著作物の利用について、著作権法35条を中心に、既存著作物の適法引用
や特定の人物、キャラクター等の利用、また、児童生徒の創造的活動と法規範などについて学ぶ。図書委員会活動の創作的活動や、授業における生徒の創作的活動など、学校教育における著作権について押さえる。
第12回[対面/face to face]:情報モラルからデジタル・シティズンシップへ
子どもたちが主体的に情報に向き合っていくためのデジタル・シティズンシップについて学ぶ。SNSの投稿や、フェイクニュースなど具体的な例を取り上げながら、その課題と向き合い、実践的に考える機会とする。
第13回[対面/face to face]:学校図書館におけるネットワークや社会的連携
特別支援との関わり
相互協力や、学校図書館支援センターなどの社会的連携や、学校図書館の地域活動等に触れるとともに、特別な支援を必要とする児童生徒への対応や、そのデジタル活用における著作権法や学校教育法の改正等にも触れる。
第14回[対面/face to face]:学校図書館における情報メディアの課題と展望
学校図書館における情報メディアの課題と展望について、創造的な場としても学校図書館のあり方や電子書籍等の導入など、今後の課題と展望について取り上げる。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
随時情報検索等を行い、情報の効果的活用方法取得を目指す。授業以外の場面でも、情報化の最新動向に常に目を向け、積極的に関わろうとすること。各回講義終了後は、講義内容についても目を通し、復習すること。なお、本授業の準備・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
特に使用しない。
参考書References
『情報メディアの活用 (探究 学校図書館学第5巻)』「探究 学校図書館学」編集委員会 学校図書館協議会 (2021/8/10) 978-4793322785
『メディアリテラシーを学ぶ: ポスト真実世界のディストピアを超えて 大学生の学びをつくる』坂本旬著 大月書店 (2022/1/26) 978-4272412433
『メディアリテラシー 吟味思考(クリティカルシンキング)を育む』坂本旬 山脇岳志編著 時事通信社 (2021/12/22) 978-4788717978
ほか 適宜講義内で紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
評価は、講義内容の理解度(情報メディアの種類や特性、その活用方法など)および授業内における参加態度(プレゼンテーションやディスカッション等に積極的に参加しているか)、また、課題に向けての準備がしっかりとできているか、問題意識がしっかりしているか、自ら進んで課題に取り組む姿勢があるか等、総合的に評価する。平常点(課題発表等を含む)60点、課題・レポート40点
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講義毎にリアクションペーパーを回収、生徒からの疑問や要望に応える。疑問点や、さらに深く学びたいことなど、是非積極的に発信して欲しい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業もあるので、可能であれば自身のパソコンを用意することが望ましい。資料配布や課題提出に授業支援システムを使用する。
その他の重要事項Others
本講義は、司書教諭資格取得のための講義である。