教職・資格（多摩）Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama)
社会教育経営論Integrated Management of Adult and Community Education
谷岡 重則Shigenori TANIOKA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 教職・資格（多摩）Teacher-Training Courses and Qualification Courses (Tama) |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | L3151 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 社６１８ |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 資格関係科目 |
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Outline (in English)
In order for today's children, youth, and adults to develop themselves as independent and collaborative leaders, we will consider what kind of learning support, condition development, planning, and business management perspectives are required in local government social education, focusing on the various issues of modern local communities, social education practices, and the guarantee of the right to learn.
Deepen understanding based on practical cases of contemporary issues in supporting the independence of young people who are tackling various regional issues, the relationship between civic activities such as NPOs and social education, how to perceive the learning needs of adults, the significance of learning by adults, and the formation of competence of social education staff, and acquire basic competencies related to Learning outside of class hours Methods and criteria for grading
Conduct a survey of the social education plan and social education facilities (staff structure and projects) of the local government of your choice, and compile an interview report.
Based on grading method
Comprehensive evaluation of class attendance and attitude toward initiatives (50%), press reports, and final reports (50%).
planning and business management related to social education.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
今日の子ども・若者・大人が自立と共同の担い手として豊かな人間的な発達をするために、現代の地域社会の諸課題と社会教育実践、学習権保障に着目して、自治体社会教育はどのような学習の支援と条件整備・計画・経営マネジメントの視点が求められているか考察する。
到達目標Goal
多様な地域課題に取り組む子ども・若者の自立支援の今日的課題、NPOなど市民活動と社会教育の関係性、成人の学習ニーズの捉え方、大人が学ぶことの意義、社会教育職員の力量形成などについて、実践事例に基づいて理解を深め、社会教育に関する計画づくりと経営マネジメントに関する基礎的な力量を獲得する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
テーマごとの授業資料に基づいた講義と関連動画の視聴、質疑応答を基本としながら、リアクションペーパーによる振り返りと応答の時間をとる。必要に応じて、グループディスカッションなどを行い、各自が行う取材レポートの準備と報告、期末レポートの発表と意見交換を行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：オリエンテーション
授業の視点と進めかた
計画論と経営論の視点
自己紹介とグループワーク
2[対面/face to face]：地域における青少年の居場所づくり
多様な環境に置かれている子どもたちが共にいきるために、どのような「居場所」が求められているのか考える。
3[対面/face to face]：子どもの安心・安全のための防犯学習
地域で取り組む防犯マップづくりの実践を通して、こどもの権利への視点と課題について学ぶ。
4[対面/face to face]：地域の落書き問題の取り組みから学ぶ
落書き消しに取り組んだ実践を通して、地域課題解決型学習の特徴について学ぶ
5[対面/face to face]：高校生の地域参加とボランティア活動から学ぶ。
高校生の自主的な地域活動への参加を通して、市民教育の視点を学ぶ
6[対面/face to face]：ボランティア活動の魅力と課題
ボランティア概念の変遷、戦後日本におけるボランティア活動の歴史から、その可能性と限界について検討する。
7[対面/face to face]：日本におけるNPOの発展と行政との協働
災害ボランティアの組織化からNPOへの展開、NPOが担う「新しい公共」とは何か。行政との関係性をめぐる課題。
8[対面/face to face]：大人の地域活動への参加と課題
高齢者の地域参加やPTA活動への参加と現状を通して、ワークライフバランスなどの社会的な諸条件の課題について学ぶ。
9[対面/face to face]：成人教育論（アンドラゴジー）の視点から学ぶ。
大人の学習の特徴、自己主導型学習、自己変容型学習の意義と課題について学ぶ。
10[対面/face to face]：多文化共生と対話的な学習の意義
多様な文化、価値観を社会的背景に持つ人々と対話的な学習の意義について考える。
11[対面/face to face]：都市型公民館像の探求
戦後の初期公民館像と「三多摩テーゼ」（「新しい公民館像を求めて」）に描かれた公民館像から学ぶ。
12[対面/face to face]：本と人をつなぐ図書館
戦後の地域文庫、親子読書運動から公立図書館づくり運動へ。公立図書館の現代的な役割について学ぶ。
13[対面/face to face]：地域とつながる博物館づくり
公立博物館の実践を通して、地域文化・歴史に根ざした公立博物館の現代的な役割について学ぶ。
14[対面/face to face]：中間レポート各自の報告。「社会教育施設の事業計画と予算、職員体制を調べる」
各自の報告と意見交換、コメント
1[対面/face to face]：長野県における公民館像の探求
「長野県らしい公民館像にみがきをかけよう」（2012年）を読む。
2[対面/face to face]：長野県松本市、飯田市の公民館と「地域づくり」の取り組みから学ぶ。
自治体政策における「地域づくり」と公民館の役割、位置づけについて学ぶ。
3[対面/face to face]：「公民館主事」の実像と期待される専門職像
公民館主事の職務と身分任用制度。教育機関の専門職員として期待される役割とは何か。
4[対面/face to face]：教育委員会における社会教育主事の仕事
教育委員会の専門職と行政職としての矛盾葛藤とはどのようなものか。
5[対面/face to face]：社会教育士に期待されていること
社会教育主事と社会教育士はどう違うのか。称号としての社会教育士制度の評価をめぐる論点。
6[対面/face to face]：「コミュニティ・スクール」の実践と課題
地域社会と学校づくりの原点と法制度としての「コミュニティ・スクール」
7[対面/face to face]：新型コロナ感染症予防と社会教育施設の運営
コロナ禍における社会教育施設運営の在り方、対面とオンライン、リスクガバナンスを考える。
8[対面/face to face]：公民館の事業方針、事業計画から学ぶ。
西東京市公民館の事業計画の4つの基本方針から学ぶ。「開かれた公民館」「問いかける公民館」「地域とともに」「地域の中につながりを」
9[対面/face to face]：自治体の社会教育委員の会議答申から学ぶ。
川崎市社会教育委員の会議答申「地域をつなぐ拠点としての社会教育施設を求めて」
10[対面/face to face]：住民の学習の自由と公民館
さいたま市「九条俳句」訴訟から学ぶこと
11[対面/face to face]：第9期中央教育審議会答申を読む。
「人口減少時代の新しい地域づくりに向けた社会教育の振興方策について」2018年12月中央教育審議会答申のポイント
12[対面/face to face]：教育委員会における社会教育事業の評価、計画づくり、予算編成のマネジメントの視点
事業評価における行政評価と教育評価の違い、総合計画と教育計画の調整、社会教育主事としての立ち位置
13[対面/face to face]：社会教育の仕事とはどのようなものか。
学びのための空間をつくる、住民主体の学びの組織化を支援する、権利としての学びを支える仕組みをつくる
14[対面/face to face]：「公民館」の可能性、魅力とは何か。
各自の期末レポートの報告と意見交換、コメント
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
日頃から身近な社会教育施設やさまざまな学習活動、社会教育事業に興味をもち、自主的に参加して体験を積んでおくこと。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
講義時に、適宜、講義内容に合わせたレジメと資料を提示する。
参考書References
社会教育全国協議会編『社会教育・生涯学習ハンドブック』エイデル研究所（第７版）2005年、（第８版）2011年、（第９版）2017年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間レポ－ト、期末レポートをそれぞれ２５％程度、毎回の講義での討議等への貢献度を５０％程度で、総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
「本年度授業担当者変更によりフィードバックできません」
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業支援システムによる授業資料と「お知らせ」のeメールが確実に自分に届くようにしておくこと。