法学部Faculty of Law
BSP100AB(初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 100)法学入門Introduction to Legal Studies
金子 匡良Masayoshi KANEKO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0985 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y606 |
配当年次Grade | 1 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | クラス指定科目 ※法律1年L-N |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | 選択科目 |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This lecture aims to learn fundamental terms and concepts of jurisprudence, targeting freshmen of legal department, and to acquire the ability to think based on legal logic-this ability is called "legal mind".
Before/after each class meeting, students will be expected to read the printouts distributed by Hoppii. Your required study time is at least one hour for each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
Grading will be decided based on term-end examination (100%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は、法律学科の新入生を対象に、法学の基本的な用語や概念を学び、法学的なものの考え方(これを「リーガル・マインド」という)を身につけることを目的とする。法学の基礎を学ぶがゆえに、法律学科のすべてのコースに関連する科目である。
到達目標Goal
①法学に関する基本的な用語や概念を理解し、それらを「自分の言葉」として使えるようになる。
②法や法学の歴史的な発展過程を理解する。
③法令や判例の検索方法及び読解方法を習得する。
④立法過程や裁判制度など、法の定立・実行に関わる制度の概要を理解する。
⑤上記①~④に基づいて、現代社会の法的問題を分析する能力を養う。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
Hoppiiにアップロードしたプリントを教材として、原則として対面の講義形式で授業を進める。ただし、感染状況の推移によっては、ZOOMなどを用いたオンライン授業に変更することもある。
質問等に対する回答は、適宜、授業の中でフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション:法学とは? 法学部とは?
法学が何を対象とする学問であり、法学部とは何を学ぶ学部なのかを考える。
第2回[対面/face to face]:法とは何か?
社会規範としての法の位置づけ、法と道徳の相違、法の特色などについて学ぶ。
第3回[対面/face to face]:法の目的
法の目的としての正義について学ぶ。
第4回[対面/face to face]:法の内容-権利と義務
法の主たる内容としての権利・義務の種類について学ぶ。
第5回[対面/face to face]:法の分類
成文法と不文法の違いとそれぞれの内容・特質について学ぶ。
第6回[対面/face to face]:法の根拠
法の根拠としての自然法の意義、および法実証主義による自然法批判について学ぶ。
第7回[対面/face to face]:法の歴史と系統
大陸法と英米法の成立経緯および両者の特徴について学ぶ。
第8回[対面/face to face]:日本法の歴史
日本における法の歴史、特に近代法の継受の過程について学ぶ。
第9回[対面/face to face]:裁判制度
裁判制度の意義と種類、裁判所の組織について学ぶ。
第10回[対面/face to face]:裁判手続
裁判の過程と訴訟手続上の原則について学ぶ。
第11回[対面/face to face]:法解釈の方法
法解釈の方法と基本的な法令用語の意味について学ぶ。
第12回[対面/face to face]:法解釈の目的
概念法学と自由法論の違いと特徴について学ぶ。
第13回[対面/face to face]:法の効力
法の効力の種類と原則について学ぶ。
第14回[対面/face to face]:現代法の課題
授業全体のまとめをするとともに、現代における法的諸問題を考える。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前にHoppiiからプリントをダウンロードし、それをよく読んで要点を把握するとともに、疑問点を明らかにしておく。授業後には、授業内容を振り返り、理解できたかどうか、疑問点が解明されたかどうかを確認する。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
Hoppiiにアップロードするプリントを用いる。特定のテキストは指定しないが、授業は概ね下記の「参考書」の内容に沿って進める。
参考書References
伊藤正己・加藤一郎(編)『現代法学入門〔第4版〕』(有斐閣双書、2005年)
澤木敬郎・荒木伸怡・南部篤『ホーンブック法学原理〔第4版〕』(北樹出版、2015年)
田中成明『法学入門〔新版〕』(有斐閣、2016年)
成績評価の方法と基準Grading criteria
上記「到達目標」の達成度を学期末に実施する期末試験の点数で判断し、成績を評価する(100%)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
初年次配当の授業であるため、なるべく平易な解説を心がけるようにしたい。
その他の重要事項Others
国会議員政策担当秘書の実務経験がある。その知識と経験を活かして、日本の政治運営の実態、および現実政治における法の役割についても授業の中で随時触れていく。