法学部Faculty of Law
POL300AC（政治学 / Politics 300）演習Seminar
名和田 是彦Yoshihiko NAWATA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A0945 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4,火5/Tue.5 |
| 科目種別Class Type | 演習 |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | 市ＢＴ‐０５０１ |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（法律学科）Category (法律学科) | |
| カテゴリー（政治学科（2021年度以降入学者））Category (政治学科（2021年度以降入学者）) | 選択科目（他学科との共通科目除く） |
| カテゴリー（政治学科（2020年度以前入学者））Category (政治学科（2020年度以前入学者）) | 選択科目（政治学科科目のみ） |
| カテゴリー（国際政治学科（2021年度以降入学者））Category (国際政治学科（2021年度以降入学者）) | |
| カテゴリー（国際政治学科（2020年度以前入学者））Category (国際政治学科（2020年度以前入学者）) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
One of the seminars held in the department of politics, focusing on the theme of "local community and community policy". The participants should have their own theme and make a field work of their own. Moreover they should study some papers written by national or local governments or by NPO's and analyse data collected for a policy making.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
政治学科の中で演習は、必修ではないものの、幅広く知識を得、能力を養う重要な場と位置付けられており、講義では得られない効果があるものと考えられています。
「コミュニティとコミュニティ政策」をテーマとします。
各自が必ず自分のフィールドを持ってそこに出掛けていき、現実の中から何らかの結論を得ること、そして、そのための補助手段として、自分の研究テーマに関連した文献や資料を探し出し、その少なくとも一部を読み解くこと、を基本とすることは例年と同じです。
到達目標Goal
各参加者がそれぞれのテーマとフィールドを持ち、調査研究をゼミ論文として仕上げていくことが到達目標です。
そのプロセスの中で、自分の調査研究企図を明確に持ち、それを遂行するための企画を立てる力、仲間とともに議論して議論を組み立てる力、及び政策文書やデータを読み解く力を、養うことが副次的な目標です。。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
上記テーマのもとに自分が取り組みやすいテーマを設定し、フィールド調査を行ってもらいます。春学期にその企画書を、秋学期に中間報告を、それぞれみんなで検討し、最後にゼミ論文を提出します。これをやり遂げるために、授業時間では、コミュニティ関係の重要な政策文書の講読、あるいは野外共同調査を織り込んでいきます。また、テーマに関連する文献や資料を探しだして自分の研究の材料とすることに取り組むための「文献調査報告」の場も適宜設けます。
授業時間内の研究作業やその後のレポート課題提出ののちには、原則として当該授業時間またはその次の回にコメントをいたします。
ゼミはみんなで作っていく授業ですから、はっきりした予定を最初から立てることはなじみません。以下に示す授業計画はあくまでも目安にすぎないものとして受け止めてください。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：開講、自己紹介、今後の予定の話し合いなど
ゼミの趣旨の確認、自己紹介、予定の話し合い。
第2回[対面/face to face]：政策文書を読み解く １
コミュニティ政策の基本的な政策文書（例えば1969年の国民生活審議会報告書など）を講読する。
第3回[対面/face to face]：政策文書を読み解く ２
前回に引き続き、基本的な政策文書をみんなで読む。
第4回[対面/face to face]：共同調査について
今年度行なう共同調査について、調査対象地や調査テーマなどを議論する。ディベートを行なう時間もあるかもしれない。
第5回[対面/face to face]：共同調査の具体化
共同調査の具体的な進め方について議論する。ディベートや今後のゼミ運営について話す時間ももつかもしれない。
第6回[対面/face to face]：理論文献を読む その1
コミュニティ政策を扱った学術的な作品の中でも、やさしく懇切に書かれているものを選んで、みんなで読む。
第7回[対面/face to face]：理論文献を読む その2
前回の続き。
第8回[対面/face to face]：共同調査の実施
このあたりの時期に、共同調査を行なうことができるとよい。さしあたり、授業時間中に出かけて終了するような予定を考えている。
第9回[対面/face to face]：共同調査の振り返り
実施した共同調査についてのゼミ生の感想をもとに、調査の心構え、手法、着眼点、などなどを議論し、各個人研究の参考にしてもらう。
第10回[対面/face to face]：政策文書を読み解く その3
さらにコミュニティ政策の基本的な政策文書を読み、そろそろ自分の個人研究の内容を考えて行く。
第11回[対面/face to face]：文献報告
各自の研究テーマがまだ確定はされていない段階において、それぞれが気になっているテーマに関連する文献を探索し、一つ選んで報告してもらう。場合によっては、特定の文献を講読することが必要になっているかもしれない。
第12回[対面/face to face]：個人研究の企画書報告
各ゼミ生から、自分の調査研究企画書をだしてもらい、それを発表して、みんなで議論する。
第13回[対面/face to face]：政策文書を読み解く その4
ゼミ生のそれぞれの個人研究テーマがそろったところで、適当な政策文書をさらに講読する。
第14回[対面/face to face]：まとめ
春学期のまとめをするとともに、必要に応じて夏休み中の合宿の相談をする。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
このゼミは、各自がそれぞれのテーマとフィールドを定めて、調査研究を行なうことを骨子としています。訪問先で行なわれている活動に定期的に参加させてもらうなど、何度か訪ねて実際の様子を見たり、当事者の話を聞いたりする、といったやり方を特に推奨しています。こうした課外の研究活動を行うことが必須です。なお、フィールド調査にあたっては、応じてくださる地域の方々、専門機関の方々に十分配慮し、大人の思慮深さをもって地域に入ってください。
テキスト（教科書）Textbooks
このゼミは、まず自らの体験を通じてコミュニティを学ぶことを重視していますが、ゼミの進行とともにベーシックな知識を共有することも必要なので、主として重要な政策文書を選んで講読も行います。また、各自の研究テーマに関連する文献を学び、これを報告することを必須としています。
参考書References
個別の研究領域の文献は挙げればきりがないので、各自探索してもらうことを基本としていますが、コミュニティ政策を学びはじめるときのやさしい入門的文献として、中田実（2017）『新版 地域分権時代の町内会・自治会』（自治体研究社）は推奨されます。また、私自身が書いた入門的なブックレットとして、名和田是彦（2021）『自治会・町内会と都市内分権を考える』（東信堂）があります。
社会調査の面白く読める古典として次の二つを挙げておきます。
ホワイト『ストリート・コーナーソサエティ』（有斐閣）
S.ウェッブ,B.ウェッブ『社会調査の方法』（東京大学出版会）
成績評価の方法と基準Grading criteria
春学期においては、文献報告をして（10％）各自テーマを設定し（15％）、秋学期に中間報告を行い（10％）、ゼミ論文を提出する（40％）ことを必須とします。このほか、授業における議論への参加状況（15％）、ゼミ運営への貢献度（10％）を勘案して、評価する予定です。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。