法学部Faculty of Law
POL300AD（政治学 / Politics 300）中国の政治と社会ⅡSociety and Politics of China 2
熊倉 潤Jun KUMAKURA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A0724 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
| 科目種別Class Type | 講義 |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | 市Ｙ‐Ｙ４０４ |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（法律学科）Category (法律学科) | |
| カテゴリー（政治学科（2021年度以降入学者））Category (政治学科（2021年度以降入学者）) | |
| カテゴリー（政治学科（2020年度以前入学者））Category (政治学科（2020年度以前入学者）) | |
| カテゴリー（国際政治学科（2021年度以降入学者））Category (国際政治学科（2021年度以降入学者）) | アジア国際政治コース科目 |
| カテゴリー（国際政治学科（2020年度以前入学者））Category (国際政治学科（2020年度以前入学者）) | アジア国際政治コース科目 |
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Outline (in English)
In this course, we will study the basics of Chinese politics. Especially we will focus on the historical process of Chinese politics since the formation of the Chinese Communist Party (1921). Our goal is to deepen understandings of the politics
of China.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この授業では、「中国の政治と社会Ⅰ」に引き続き、中国政治の基礎について学ぶ。本学期では党の誕生から現代に至る中国共産党政治の歴史過程に焦点をあてる。「中国の政治と社会Ⅰ」および「中国の政治と社会Ⅱ」を通じて、中国政治についての基礎的な理解を養うことを目的とする。
到達目標Goal
「中国の政治と社会Ⅰ」に引き続き、中国政治についての基礎的な理解を養い、今後中国に関するニュースに接した時に自己の見解を持てるようにすること、また将来中国への赴任など中国と関わる機会を想定し、現代中国政治の概要を説明できるようにすることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に強く関連。「DP1」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業形式は、ひとまず対面授業を想定している。
基本的に講義形式で進めるが、毎回の授業の冒頭で学生数人による報告の時間を設ける。この報告では、教員が事前に出した問いに対し、概要をとりまとめたうえで見解を発表し、その後質疑応答、教員のコメントを受ける。原則として１学期に１回、報告を担当することが望ましい。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：初回ガイダンス、中国共産党成立前夜の中国
本授業概要、予定、参考文献紹介、清末民初の中国を取り巻く状況、ロシア革命の勃発、五四運動
第2回[対面/face to face]：中国共産党の誕生と国民党
初期の党、国共合作、コミンテルンの指導
第3回[対面/face to face]：中国共産党の戦い
剿匪、長征、抗日、延安整風
第4回[対面/face to face]：中華人民共和国の成立
建国前後の政治と社会、新民主主義、統一戦線、抗米援朝、反革命鎮圧、三反五反、過渡期総路線、集団化
第5回[対面/face to face]：反右派闘争と大躍進運動
百花斉放・百家争鳴、整風、大躍進、人民公社、廬山会議
第6回[対面/face to face]：プロレタリア文化大革命と毛沢東時代の終焉
海瑞罷官、紅衛兵、武闘、革命委員会の成立、軍の台頭、林彪事件、批林批孔、毛の死
第7回[対面/face to face]：華国鋒と鄧小平
「二つのすべて」、「四つの近代化」、「四つの基本原則」、鄧小平の台頭、歴史決議
第8回[対面/face to face]：改革開放と政治・社会
人民公社解体、経済特区、地方保護主義、企業自主権の拡大、社会主義初級段階論、政治改革、天安門事件
第9回[対面/face to face]：江沢民時代の政治・社会（１）
社会主義市場経済、愛国主義教育、制度改革、軍ビジネスの禁止
第10回[対面/face to face]：江沢民時代の政治・社会（２）
メディアの市場化、法輪功取り締まり、単位の解体、社区の建設、「三つの代表」、西部大開発
第11回[対面/face to face]：胡錦濤時代の政治・社会（１）
胡錦濤政権の成立、和諧社会と科学的発展観、県レベル人代選挙の変容、限定的な「民主」の試み
第12回[対面/face to face]：胡錦濤時代の政治・社会（２）
インターネット統制、宗教事務条例、北京オリンピックと上海万博、リーマンショックと景気対策
第13回[対面/face to face]：習近平時代の政治・社会
習近平政権の成立、軍制改革、反腐敗運動と社会統制の強化、新常態とイノベーション
第14回[対面/face to face]：期末試験
試験・まとめと解説
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備学習としては、教科書・参考書をよく読んで、地域についての理解を深める。また報告担当者は教員が１回前の授業で出した各回のテーマに関連する問いに対する報告を準備する。本授業の準備学習・復習時間は各２時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
川島真、小嶋華津子編著『よくわかる現代中国政治』ミネルヴァ書房、2020年。
参考書References
授業で適宜参考書を紹介するが、以下の岩波新書３冊は準備学習として一読しておくとよい。
＊石川禎浩（2010）『シリーズ中国近現代史３ 革命とナショナリズム 1925-1945』岩波新書
＊久保亨（2011）『シリーズ中国近現代史４ 社会主義への挑戦 1945-1971』岩波新書
＊高原明生・前田宏子（2014）『シリーズ中国近現代史5 開発主義の時代へ 1972-2014』岩波新書
成績評価の方法と基準Grading criteria
報告（20％）および期末試験（80％）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
中国のドラマ、ドキュメンタリー番組など、動画を多く紹介するようにしている
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
対面教室授業が実施できない場合のオンライン授業に備えるべく、Wi-Fi 環境等の準備を進めておくこと。
その他の重要事項Others
本講義参加に際しては、中国現代史に関する基礎知識があることが望ましいが、必ずしも必須のものではない。なお、「中国の政治と社会 Ⅰ」を受講しようとするものは、「中国の政治と社会 Ⅱ」も併せて受講すること。