法学部Faculty of Law
POL300AD（政治学 / Politics 300）地球環境論ⅠGlobal Environmental Science 1
高田 雅之
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A0672 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市G‐G502 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（法律学科）Category (法律学科) | |
| カテゴリー（政治学科（2021年度以降入学者））Category (政治学科（2021年度以降入学者）) | |
| カテゴリー（政治学科（2020年度以前入学者））Category (政治学科（2020年度以前入学者）) | |
| カテゴリー（国際政治学科（2021年度以降入学者））Category (国際政治学科（2021年度以降入学者）) | グローバル・ガバナンスコース科目 |
| カテゴリー（国際政治学科（2020年度以前入学者））Category (国際政治学科（2020年度以前入学者）) | グローバル・ガバナンスコース科目 |
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Outline (in English)
In this lecture, students will learn social, international and economic measures and possibilities of future new policies for nature conservation and sustainable use of the natural resources.
The goals of this lecture are to deepen the understanding and acquire knowledge of the above-mentioned matters.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the lecture content.
Grading will be decided based on every time reaction paper:50%, term-end examination:50%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
自然環境と人間との調和・共生を実現するためには、社会の様々な取り組みが互いに効果を及ぼし合いながら、望ましい状態を目指していけるような環境政策を進めなければなりません。自然環境政策論Ⅰ（春期）では、対象となる自然環境の理解と、人間活動との軋轢に対する基盤的な政策を中心に、また自然環境政策論Ⅱ（秋期）では、様々な課題に対する社会的・国際的な手立てと、今後の新たな政策の可能性について考究します。
到達目標Goal
以下の3点について知識と理解を深め、その要点を説明できる力を身に付けます。
①日本における自然環境保全へ向けた誘導的・社会的・経済的な取り組みの考え方とその実際
②諸外国における取組みの事例とその仕組み
③国際条約など国際的な枠組みによる保全
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
「環境影響評価や環境計画などの誘導的・計画的なアプローチ」、「法によらない保全事例」、「諸外国における特徴的な保全とその仕組み」、「国際的な枠組みによる保全」、「経済的なアプローチ」、「地域の自然資源の活用とエコツーリズム」について学びます。国内外の実例やエピソードを交えたプレゼンテーションにより、知識と解決意識を積み重ね到達目標に向かいます。
また、課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行います。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンスと序論
講義の進め方、文明の盛衰と自然環境、人を動かす概念の進化など
第2回[対面/face to face]：自然との共生と軋轢
日本における動物・水と人との関わり、開発と自然保護の対立
第3回[対面/face to face]：環境影響評価1
環境アセスメントの特徴と手続き、日本における制度構築の経過
第4回[対面/face to face]：環境影響評価2
特徴的な仕組みと事例、戦略的環境アセスメント
第5回[対面/face to face]：法によらない保全メカニズム
生態学と環境計画、自然環境保全指針などの地域ビジョン、NPOによる取組事例、協定等の自発的手法
第6回[対面/face to face]：海外の自然環境政策に学ぶ1
フランスの地方自然公園とエコミュゼ、ドイツのビオトープ
第7回[対面/face to face]：海外の自然環境政策に学ぶ2
イギリスのナショナルトラスト・グラウンドワーク、日本のトラスト活動
第8回[対面/face to face]：海外の自然環境政策に学ぶ3
欧州の農業環境政策、環境支払い
第9回[対面/face to face]：国際的な取り組み1
ラムサール条約、世界遺産条約
第10回[対面/face to face]：国際的な取り組み2
ワシントン条約と象牙問題の事例
第11回[対面/face to face]：国際的な取り組み3
世界農業遺産、ジオパーク
第12回[対面/face to face]：生物多様性と経済
企業活動とリスク、認証制度、生態系サービスへの支払い、自然資本
第13回[対面/face to face]：生物多様性と政策
生物多様性条約、生物多様性オフセット、ビオトープ
第14回[対面/face to face]：地域資源の活用とエコツーリズム
エコツーリズムとは、管理型観光と自主型観光、自然の価値を高める経済的な循環事例、地域づくりに生かす試み
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の講義で紹介される資料等を使用して必ず予習・復習をします。
毎回のテーマに関わる基礎知識について予習するとともに、講義で抱いた疑問について毎回の講義後に自主学習によって解決します。また日頃接するメディアや、時折訪ねる自然地や公園などで、自然環境に対する関心を払うよう努めます。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特定のものは使用しません。講義において適宜資料を配布します。
参考書References
講義において随時紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回提出するリアクションペーパー（50%）と期末試験（50%）により評価します。詳しくは学習支援システムでお知らせします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
知識の羅列と詰め込みにならないよう、重要な点を強調し、具体的な事例や挿話を交えながら、できる限り丁寧に説明し理解を促していきます。
その他の重要事項Others
自然環境政策論Ⅰ（春期）とⅡ（秋期）は内容と視点が異なり、両方で自然環境政策を網羅するものとしていますので、併せて受講することが望ましいです。自然についてより詳しく学習したい人にはサイエンスカフェⅢ（生態学）（春期）と自然環境論Ⅳ（秋期）の受講を勧めます。
実務経験のある教員による授業
担当教員は、公務員（国家・地方）、独立行政法人（研究機関）、民間企業で環境分野特に生態系に関わる実務及び研究経験があります。
本講義ではそれらを通して得た具体的な事例や知見、フィールド経験等が活用されています。