法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)会社法入門Introduction to Corporation Law
橡川 泰史Yasushi TOCHIKAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0475 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金1/Fri.1 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市G‐G201 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | クラス指定科目 ※法律2年A-G・3年以上全 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) |
選択必修科目(32単位以上) 商法科目(6単位以上) |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
【Course outline 】
Participants in this course will learn about the following topics for an introduction to corporate law:
(1) Corporate Governance,
(2) Corporate Finance,
(3) Mergers and Acquisitions.
【Learning Objectives】
At the end of the course, students are expected to grasp the basic concepts of corporate law.
【Learning activities outside of classroom 】
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
【Grading Criteria /Policy 】
Your grade in the class will be decided based on some short tests: 20%, and the term-end examination: 80%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は、会社法を体系的に学ぶために必要な基礎的知識を講義形式で学ぶ授業です。この科目は全てのコースに属しています。
より具体的な授業目的は以下の2つです。
(a)3年次以降、商法関連科目のうち会社法分野に属する科目(会社法・企業結合法・金融商品取引法など)の体系的履修を予定する学生が、これらの科目への導入として、会社法に関する基礎的知識を獲得すること。
(b)必ずしも会社法等の商法関連科目の体系的履修を予定していない学生が、公法・民事法・社会法分野においても無視し得ないプレーヤーである営利企業について、その組織や行動はいかなる法原理によって動機付けられているかを理解するための助けとなる知識を獲得すること。
到達目標Goal
〔1〕株式・コーポレートガバナンス・取締役会・増資・代表訴訟・M&Aなど、会社法に関する基礎的な用語の意味が説明できるようになる。
〔2〕新聞やニュースで話題となっている企業に関する時事問題――たとえば、企業の不祥事が起きた場合に、何故それが法律上問題となるのか、その責任は誰が負うのか?――について、関心を持って考えることができるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に強く関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
(1) 講義形態で行います。授業参加者がテキスト等の資料を読んできたことを前提に、ポイントを絞った解説をします。
(2) 第1回と第2回(オンデマンド授業)を除き、各回とも対面授業の形式で実施します。ただし、1時限目の授業であることも考慮し、zoomによる同時配信(録画あり)を併用するハイフレックス方式とします。
(3) Hoppiiの教材・テスト/アンケート・課題等の機能を利用して、資料の事前事後の配付だけでなく、部分的なオンデマンド授業(動画ファイル配信)も実施し、また受講生には小テストやリアクションの提出も求めることがあります。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:「会社法」とは、どのような法分野か?
・講義の進め方
・「商人」と「商行為」
・商法と民法の違い
・講義の全体像
2[オンライン/online]:負債・資本・利益
・あるベンチャー企業の決算公告から
・「企業価値」という考え方
3[対面/face to face]:共同出資の法律関係
・組合契約
・法人化した組合=持分会社
・企業形態とは
〔教科書『序章』参照〕
4[対面/face to face]:「出資者という法的地位」の価格
・細分化された持分=株式
・株主有限責任の原則
・所有と経営の分離
5[対面/face to face]:「株式会社」総説
・株式と資本
・営利社団法人
・所有と経営の分離
・株主有限責任
(教科書『第1章』参照)
6[対面/face to face]:株主総会
・会社の機関
・株主総会
〔教科書『第2章』1・2参照〕
7[対面/face to face]:取締役・取締役会・代表取締役
取締役会の権限と役割
・代表取締役の権限
・選定業務執行取締役の権限
・業務執行取締役と使用人(従業員)の関係
〔教科書『第2章』3参照〕
8[対面/face to face]:監査機関
・株式会社の監査機関
・監査機関と取締役会の関係
〔教科書『第2章』4・5・6〕
9[対面/face to face]:役員等の責任(1)
・任務懈怠責任
・経営判断の原則
〔教科書『第2章」7参照〕
10[対面/face to face]:役員等の責任(2)
・役員等の責任の追及方法
・株主代表訴訟
・役員等の対第三者責任
・違法な業務執行の差止め〔教科書『第2章』7参照〕
11[対面/face to face]:株式会社の資金調達(1)
・資金調達方法の類型
・株式発行による調達の利害関係者への影響
続〔テキスト『第4章』参照〕
12[対面/face to face]:株式会社の資金調達(1)
・募集株式の発行等の手続
・違法な募集株式発行への救済
〔教科書『第4章』参照〕
13[対面/face to face]:株式会社の設立
・設立手続の概要
・定款
・出資の履行
・会社機関の具備
・設立登記
〔教科書『第7章』参照〕
14[対面/face to face]:会社の組織再編
・事業譲渡
・合併
・株式移転/株式交換
・会社分割
〔教科書『第6章』参照〕
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業支援システムを利用して配布するレジュメ・資料等には必ず目を通してから参加して下さい。また事前課題については、「とりあえずやってみて、さっと提出する」程度の取り組み方で構いません。(選択肢を選ぶタイプの小テストは「何度でも提出できる」ように設定しますが、これは「正解に至るまで納得できない」タイプの方のための設定ですので、正解するまでやり直す必要はありません。)
また、新聞の経済面を毎日見て、今、何が企業で問題となっているのか(たとえば、A会社の不祥事、B会社とC会社の合併、D会社の上場など)、常に関心を持ちながら本講義に臨んで下さい。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
中東正文ほか『会社法〔第2版〕』(有斐閣ストゥディア・2021年)ISBN978-4-641-15084-3
参考書References
田中亘『会社法〔第3版〕』東京大学出版会(2021年)
高橋美加ほか『会社法(第3版)』弘文堂(2020年)
伊藤靖ほか『会社法〔第5版〕(LEGAL QUEST)』有斐閣(2021年)
上記はいずれも定評のある会社法の教科書です。比較的アクセス容易な文献や資料の紹介がなされていますので、より詳細な参考資料を知りたいという場合にもちょっと覗いてみて下さい。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(事前・事後の小テスト等の課題の提出状況を含む) 20%
定期試験 80%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特にありません
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンラインによる動画配信と資料配付を受けることが可能な情報機器
その他の重要事項Others
受講者は「契約法Ⅰ」を履修済みであることを前提として講義を進めます。「契約法Ⅰ」の単位未修得でも履修は可能ですが、頑張って再履修して下さい。