法学部Faculty of Law
BSP100AB(初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 100)法学入門演習Introduction to Jurisprudence (Seminar)
萩澤 達彦Tatsuhiko HAGIZAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0269 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
科目種別Class Type | 演習 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市富士‐F508 |
配当年次Grade | 1 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法律1年H-N ※法学部HPより抽選 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | 選択科目 |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
【Course outline】
This "Introductory Exercise for Law" is a small-class class mainly conducted in exercise form. It is a specialized subject that can be positioned at the first stage to learn legal studies systematically.
【Learning Objectives】
The goal of this course is for students to have an understanding of the basic knowledge of law.
【Learning activities outside of classroom】
Before each class meeting, students will be expected to have read the relevant chapter(s) from the text. Your required study time is at least two hours for each class meeting.
【Grading Criteria /Policy】
A comprehensive evaluation will be made on the basis of ordinary points based on the content of presentations and participation in discussions, as well as a report assignment to be given at the end of the term.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
〔この「法学入門演習」は,主として演習形式で行われる少人数クラスの授業です。これから法律学科において系統的・総合的に法律学を学んでいく ための最初の段階に位置付けられる専門科目ですので,できるだけ多くの1年生により履修されることが期待されています。この科目は全てのコースに属する入門科目です。(以上、法律学科より)〕
到達目標Goal
授業冒頭数回の講義を通じて法律学における基本的な考え方や基本となる知識(裁判の大まかな流れなど)を身に付けてもらうとともに,資料収集,プレゼンテーション,議論,レポート作成など,今後学習を進めていく上で必要となる技術について経験を積んでもらうことが,本演習の目標である。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
新入生の皆さんがこれから泳ぐことになる法律学という大海を自ら渡るための基本的な技能と知識を習得するため、最初の数回は、担当者のレクチャーにより進める。中盤以降は、受講生との議論を通じて学習する。この議論では、テキストに示された問題を順次採り上げ、皆で一緒に読み解きながら、具体的問題を理解するために必要な手法や基礎知識を確認しながら進める。学生の議論の内容やそのやり方について,授業内で,教員から,指導的観点から,コメントがなされる、終盤では、各人が問題意識を持ち,その問題意識を、受講生から報告してもらい、その内容につき,最終レポート作成に役立つような助言が教員からなされる、また,その問題意識につき全員で議論をし、理解を深める。さらに、最終的には、学習したことの集大成として、各自でレポートを執筆して提出してもらう。授業外での予習や準備をしてから授業に臨むことが求められるが、今後、演習に参加する際などに役立つと思われるので、時間を惜しむことなく取り組んでほしい。
なお,新型コロナウイルス感染症の影響で,講義はZoomミーティングでオンラインで実施される場合がある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
ガイダンス[対面/face to face]:ガイダンス・自己紹介
講義の目的と内容を説明し,今後の予定を確認する。受講生の問題意識を確認する。
法入門[対面/face to face]:法の基本的事項を学ぶ
法律学の前提知識を学ぶ。配布したプリントを使う。前もって読んでおくこと。もし教科書を入手できていたら、教科書の第1章・第2章・第5章・第6章を予習しておいてください。
図書館ガイダンス[対面/face to face]:図書館ガイダンス(図書館の準備の都合で時期が前後する場合があります)
図書館の蔵書データベースの利用の仕方をまなすぶ。
紛争解決方法[対面/face to face]:各法分野における法解釈の特徴
基本3法の特色を学ぶ。教科書の 第3章を予習しておくこと。
多数決の原理[対面/face to face]:法解釈と利益衡量論
法解釈と利益衡量論について学ぶ。教科書の第4章を予習しておくこと。
権利侵害について[対面/face to face]:物権的請求権──体型からルールーを学ぶ
物権的請求権を例にとって法解釈を学ぶ教科書の第7章第1節予習しておくこと。
法的判断について[対面/face to face]:94条2項の類推適用──権利外観法理をめぐる理論
権利外観法理をめぐる理論について学ぶ。教科書の第7章第2節を予習しておくこと。
立法学について[対面/face to face]:動機の錯誤──学説と判例にどう向き合うか
学説と判例にどう向き合うかについて学ぶ。教科書の第7章第3節を予習しておくこと。
紛争解決結果の妥当性[対面/face to face]:財産犯と民事法
財産犯と民事法について学ぶ。教科書の第8章第1節を予習しておくこと。
契約について[対面/face to face]:過剰防衛──判例の読み方
判例の読み方について学ぶ。教科書の問題7を予習しておくこと。
判例について[対面/face to face]:不真正不作為犯と刑法の解釈
不真正不作為犯と刑法の解釈について学ぶ。教科書の第8章第3節を予習しておくこと。
法解釈と法改正[対面/face to face]:衆議院の解散
衆議院の解散について学ぶ。教科書の第9章第2節を予習しておくこと。
公法と私法について[対面/face to face]:人権の限界に関する解釈論の「型」
人権の限界に関する解釈論の「型」について学ぶ。教科書の第9章第2節を予習しておくこと。
ブレゼンテーション[対面/face to face]:各分野の考え方の特色
各分野の考え方の特色を学ぶ。教科書の第10章と第11章を予習しておくこと。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
教科書の該当部分を事前に読んで,わからないことがあったら,自分なりに調べておくこと。
本演習は、適切な議論ができるようになることと,レポートを執筆できるようになることを目的としている。レポートについては,テーマに関連する判例や論文を自ら収集して、調査検討し、その結果を執筆することが求められる。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
山下純司=島田聡一郎=宍戸常寿『法解釈入門【第2版】』(有斐閣,2020年,1,900円+税)
なお,六法(ポケット六法など)を持参すること。
参考書References
高橋和之ほか『法律学小辞典 第5版』(有斐閣,2016),道垣内 弘人『プレップ法学を学ぶ前に 〔第2版〕』。
成績評価の方法と基準Grading criteria
報告内容や討論への参加状況などの平常点(50%)及び期末に課すレポート課題など(50%)を総合的に評価する。
なお,欠席が多い場合およびレポート未提出の場合、単位を与えない。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
教員と学生との年齢差が大きいので,その点を考慮しつつ講義を進めたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
レポートをWeb上で提出する環境を整えてください。この点については,講義の中で説明をします。