法学部Faculty of Law
BSP100AB(初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 100)法学入門演習Introduction to Jurisprudence (Seminar)
倉部 真由美Mayumi KURABE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0219 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | 演習 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市BT‐1003 |
配当年次Grade | 1 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法律1年A-C ※法学部HPより抽選 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | 選択科目 |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
【Course outline】This course is a seminar for introductory study of legal research, reading legal materials, writing legal reports, and presentation on legal topics. The principal goal of this course is the mastery of the basic tools of legal analysis, the principles of legal writing, and the techniques of legal research using both print and online resources.
【Learning Objectives】
By the end of the course, students are expected to perform legal research, writing, and analysis. Students will learn how to identify, use, and analyze primary and secondary legal authorities to solve legal problems and how to structure and write a report.
【Learning activities outside of classroom】
Students will be expected to read materials before each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
【Grading Criteria/Policy】
Your overall grade in the class will be decided based on the following; term-end report: 60%, in class contribution: 40%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
〔この「法学入門演習」は,主として演習形式で行われる少人数クラスの授業です。これから法律学科において系統的・総合的に法律学を学んでいく ための最初の段階に位置付けられる専門科目ですので,できるだけ多くの1年生により履修されることが期待されています。この科目は全てのコースに属する入門科目です。(以上、法律学科より)〕
到達目標Goal
授業冒頭数回の講義を通じて法律学における基本的な考え方や基本となる知識(裁判の大まかな流れなど)を身に付けてもらうとともに,資料収集,プレゼンテーション,議論,レポート作成など,今後学習を進めていく上で必要となる技術について経験を積むことが,本演習の目標である。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」、「DP2」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
新入生の皆さんがこれから泳ぐことになる法律学という大海を自ら渡るための基本的な技能と知識を習得するため、最初の数回は、担当者のレクチャーにより進める。中盤以降は、受講生には実践を通じて学習することが求められる。実践では、最高裁の判例を1件採り上げ、皆で一緒に読み解きながら、判例を理解するために学習が必要なテーマや論点について、受講生から報告を受けて、皆で理解を深めたのちに、討論会を実施する。さらに、最終的には、学習したことの集大成として、各自でレポートを執筆して提出してもらう。授業外での予習や準備をしてから授業に臨むことが求められるが、今後、演習に参加する際などに役立つと思われるので、時間を惜しむことなく取り組んでほしい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス
講義の目的と内容を説明し、今後の予定を確認する。受講生による自己紹介も行う。
第2回[対面/face to face]:図書館ガイダンス
図書館にて実施されるガイダンスを受講して、図書館の利用の仕方や資料の探し方などについて学ぶ。
第3回[対面/face to face]:こんなときどうする?ひとつの事例から「法的に」考えてみよう!
具体的な事件について、新聞記事を読みながら、法的に対処する方法を考える。班分けを行う。
第4回[対面/face to face]:法とは何か/裁判制度
私たちの行動を規律する規範にはどのようなものがあり、どのような役割を果たしているか、また、わが国の裁判制度の仕組みを解説する。
第5回[対面/face to face]:法律学の資料収集の仕方
法律学に関する資料にはどのようなものがあるのか、資料をどのようにして収集するのかを解説する。
第6回[対面/face to face]:判例を読む
判例の読み方を解説しながら、一緒に判例を読み進める。
第7回[対面/face to face]:報告の仕方
演習などでレジュメを作成して報告をする際に留意することを解説する。
第8回[対面/face to face]:報告の準備
報告の準備について、進捗を報告し、わからない点について質問する。
第9回[対面/face to face]:グループ報告①
本演習で取り扱う判例に関するテーマや論点について班による報告と質疑応答。
第10回[対面/face to face]:グループ報告②/グループ報告の総括
本演習で取り扱う判例に関するテーマや論点について班による報告と質疑応答。各班の報告の仕方や内容を振り返り、さらに対象判例についてディスカッションをして理解を深める。
第11回[対面/face to face]:レポート・論文を書く
レポート・論文を書くためのプロセス、資料の引用方法を解説する。
第12回[対面/face to face]:レポートを書いてみよう①
レポートを実際に書き始める。
第13回[対面/face to face]:レポートを書いてみよう②/答案を書くポイント
レポートの執筆を進めながら、適宜、質問を受け付ける。また、答案を書く際のポイントや注意する点を解説する。
第14回[対面/face to face]:レポートの提出/総括
レポートを完成させて提出する。全体の総括をする。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
あらかじめ配布された資料には、たとえ内容が十分に理解できなくても、目を通しておくこと。わからないところは印をつけておき、授業中に質問できるように準備しておこう。
本演習は、「報告」に向けたグループワークと、「レポートの執筆・提出」に向けた各自の作業の2つで構成されている。
「報告」をする前には、グループごとにサブゼミ(自主的に準備をするために開く勉強会のこと)を開き,テーマに関連する判例や論文を自ら収集して、調査検討し、レジュメを作成するなどの準備が求められる。報告者以外の者は,あらかじめ配布された資料を読み,報告者への質問や議論ができるように備えておくこと。
以上のグループによる報告準備や,各自によるレポートの執筆など,授業外での学習時間を一定程度確保する必要が生じるが,今後の学習に役立つ“訓練”であると自ら位置付けて意欲的に取り組むことのできる学生の参加を期待する。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は特に指定しない。資料は授業中に適宜指示・配布する。
なお,六法(デイリー六法、ポケット六法など)を持参すること。
参考書References
・西南学院法学基礎教育研究会『法学部ゼミガイドブック ディベートで鍛える論理的思考力〔改訂版〕』(法律文化社、2019年)
・田高寛貴・原田昌和・秋山靖浩『リーガル・リサーチ&リポート〔第2版〕』(有斐閣、2019年)
・いしかわまりこ・村井のり子・藤井康子『リーガル・リサーチ〔第5版〕』(日本評論社、2016年)
詳細は開講時に改めて指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
報告内容や討論への参加状況などの平常点(40%)及び期末に課すレポート課題(60%)を総合的に評価する。
なお,無断欠席をした場合およびレポート未提出の場合、原則として単位を与えない。欠席の連絡は教員へのメール送付によること。詳細は開講時に改めて指示する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
レポート作成の方法については,文献の引用の仕方などを中心に,より丁寧な指導を心掛けたい。