法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)演習Seminar
和田 幹彦Mikihiko WADA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0189 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 火1/Tue.1,火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | 演習 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市富士‐F505 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 8 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | 選択科目 |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Seminar of approximately 20-25 students only,
【Course outline】:We focus on "Law, Life Technology, Legal Interpretation: Family Law, Laws of Inheritances of Japan; 'Law, Genetics & Neuroscience'" (Other topics are welcome to be discussed or debated on, provided that the students choose to.)
【Learning Objectives】:To learn, to think on your own, and further to express your own understandings/opinions/assertion through debate and/or academic presentations on "Law, Life Technology, Legal Interpretation: Family Law, Laws of Inheritances of Japan; 'Law, Genetics & Neuroscience'" (or other topics, which are welcome to be discussed, provided that the students choose to.)
【Learning activities outside of classroom】: Read the class material in advance and as review, taking 2 hours each, making the activity 4 hours per a weekly class.
【Grading Criteria/Policy】: Class participation for 30/100 points; class presentation through debate and/or of academic research for 70/100 points.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
・「法・生命工学・法解釈学 ― 家族と民法特に『親族・相続法』、『法と遺伝学』を素材として ―」【それ以外の法的問題の検討も、学生の希望により歓迎する】
・この科目は、6つのコースすべてに属する。
到達目標Goal
1)家族法:学説や判例を覚えるだけではなく、「答えは一つではない」との大前提の下に、「自分の頭で考え」、親族法・相続法の説得的な解釈論を展開できる実力を身につける。
2)「法と遺伝学・神経科学(脳科学)」: 21 世紀の遺伝学・脳科学・医学の発展の中で、新たな法的問題を発見し、その法的・政策学的な解決法を、「答えは一つではない」という大前提の下に、「自分の頭で考える」能力を養う。
3)学生は【授業の概要と目的】の枠外でも、家族・生命工学・生命倫理に直接関わらないテーマならすべて、法的観点から研究テーマとすることが可能。自由に自分の頭で考えたテーマについて、自力で図書館やデータベース、インターネットでリサーチを行い、ゼミ生と教員の前でレジュメをまとめ、口頭発表する能力を養う。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
●キーワード:【ワクワクするテーマ】 について【自分の頭で考える】! ゼミのネライは、教育の最終ステージ の大学だからこそ可能な【好きなことをやる!】 【自由にモノを考える!】というチャンスを最大限に活かすこと。これを家族法と「法と遺伝学・脳科学」他の自由テーマの理解の深化につなげます。
●課題・報告等に関するフィードバックは、授業において、適宜、行います。
●概要:授業計画に示します。でも、この概要もテーマも過去の和田ゼミの例に過ぎません。今年度のゼミの方法も、ディベート・模擬裁判(やるとして)も、テーマは皆で話し合って決めます!
●「ディベートなんかできない」と当初言ったゼミ生も、半年後には「やって良かった」 という感想が多々出ています。
●私は日本とスイスで 6 年間銀行勤務し、ドイツに 5年、アメリカに3年住みました。「自国の文化・他文化・多文化」を反映した日本法・諸国の法の理解は、教員の私にとっても、21世紀を生きる学生にとっても、ヒトゴトではありません。ディベートの論題や、個人/グループ研究のテーマに値する、「自分が当事者の課題」です。
●2001-03年、2020年にアメリカで「法と遺伝学/法と進化生物学・心理学」を研究しました。遺伝子操作によるデザイナー・ベビー出生は、遂に2018年11月中国で実現しましたが、事後的に法的対処がなされました。21世紀を生きる諸君に他文化・多文化との接触・紛争解決は日常茶飯事。激動の時代を生きるのに、法・遺伝学・脳科学・生命工学への取り組みも必須。ゼミでの法と文化、法と生命工学、そして法解釈学の研究は、在学中かぎりの「机上の空論」ではなく、諸君の人生に深く関連しり、役に立つことに目覚めてほしいです。
●「親族法」「相続法」と、「法と遺伝学Ⅰ&Ⅱ」の同時履修を勧めますが、義務ではありません。
●【重要】2-3年生、または3-4年生の2年間を続けて履修することが前提です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第 1 回[対面/face to face]:イントロダクション
ゼミ生と教員の自己紹介、今後の予定の打ち合わせ
第 2 回[対面/face to face]:ゼミ研究方法の選定
春学期~夏合宿にかけて、ディベートをやるかどうか選定
第 3 回[対面/face to face]:ゼミの研究テーマの選定とディベート技術の習得(1)
ディベートを行う場合、指定する「ディベートの教科書」を少しずつ読み進め、ディベートの技術を身につける。質疑応答を歓迎する(次回以後も同様。)
第 4 回[対面/face to face]:ゼミの研究テーマの選定とディベート技術の習得(2)
全員で取組むテーマの絞り込み
第 5 回[対面/face to face]:ゼミの研究テーマの選定とディベート技術の習得(3)
全員で取組むテーマのさらなる絞り込み
第 6 回[対面/face to face]:ゼミの研究テーマの選定とディベート技術の習得(4)
全員で取り組むテーマの決定
第 7 回[対面/face to face]:ディベートの論題(全体テーマ)についての発表 (1)
決定されたテーマについて、資料収集、発表
第 8 回[対面/face to face]:全体テーマについての発表 (2)
決定されたテーマについて、さらに詳しい資料収集、発表
第 9 回[対面/face to face]:全体テーマについての発表 (3)
決定されたテーマについて、さらに詳しい資料収集、発表
第10 回[対面/face to face]:全体テーマについての発表 (4)
決定されたテーマについて、さらに詳しい資料収集、発表
第11 回[対面/face to face]:全体テーマについての発表 (5)
決定されたテーマについて、さらに詳しい資料収集、発表
第12 回[対面/face to face]:全体テーマについての発表 (6)
決定されたテーマについて、さらに詳しい資料収集、発表
第13 回[対面/face to face]:全体テーマについての討論 (1)
ディベートを行う場合、練習試合:第1試合
第14 回[対面/face to face]:全体テーマについての討論 (2)
ディベートを行う場合、練習試合:第2試合
第15 回[対面/face to face]:全体テーマについての討論 (3)
ディベートを行う場合、練習試合:第3試合
第16 回[対面/face to face]:[ゼミ合宿]
ディベート本番試合 3ラウンドを行う
第17 回[対面/face to face]:ゼミ合宿ディベートの成果発表
ディベートの「決勝戦」を行う
第18 回[対面/face to face]:個人・グループ研究発表 (1)
各自興味のあるテーマについて発表を行う。個人でも、2人以上のグループでもOK。
第19 回[対面/face to face]:個人・グループ研究発表 (2)
各自興味のあるテーマについて発表を行う。個人でも、2人以上のグループでもOK。
第20 回[対面/face to face]:個人・グループ研究発表 (3)
各自興味のあるテーマについて発表を行う。個人でも、2人以上のグループでもOK。
第21 回[対面/face to face]:個人・グループ研究発表 (4)
3年生は、翌年の進入ゼミ生にディベートを教えるため、研鑽のために3年生だけでディベートのテーマを決め、試合を行うことも可能。
第22 回[対面/face to face]:個人・グループ研究発表 (5)
3年生は、翌年の進入ゼミ生にディベートを教えるため、研鑽のために3年生だけでディベートのテーマを決め、試合を行うことも可能。
第23 回[対面/face to face]:個人・グループ研究発表 (6)
3年生は、翌年の進入ゼミ生にディベートを教えるため、研鑽のために3年生だけでディベートのテーマを決め、試合を行うことも可能。
第24 回[対面/face to face]:個人・グループ研究発表 (7)
各自興味のあるテーマについて発表を行う。個人でも、2人以上のグループでもOK。
第25 回[対面/face to face]:個人・グループ研究発表 (8)
各自興味のあるテーマについて発表を行う。個人でも、2人以上のグループでもOK。
第26 回[対面/face to face]:個人・グループ研究発表 (9)
各自興味のあるテーマについて発表を行う。個人でも、2人以上のグループでもOK。
第27 回[対面/face to face]:個人・グループ研究発表 (10)
各自興味のあるテーマについて発表を行う。個人でも、2人以上のグループでもOK。
第28 回[対面/face to face]:ゼミ総括・総合討論
教材として、映像教材を用いる(予定)
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習は必須である。
●準備(予習)・復習時間は、1回の授業につき各々2時間(合計4時間)である。
●春学期は、各回とも、ディベート行う場合は、教員が教科書を指定する。指示されたら必ず予習して、質問を考えてくること。
●秋学期は、個人・グループ・研究発表の1週間前に、発表者は簡単なレジュメを配布する。発表者以外のゼミ生は、これを読んで自分の意見&質問を形成して、翌週の本番の個人発表に臨むこと。
テキスト(教科書)Textbooks
ディベートを行うことをゼミ生自身が決定した場合の教科書:
西部直樹『はじめてのディベート 聴く・話す・考える力を身につける ― しくみから試合の模擬練習まで』あさ出版、2009 年刊、1,575 円(あくまで予定なので、ゼミ開講前には、絶対に買わないこと。)
参考書References
個人・グループ研究発表を行うゼミ生には、必要に応じて参考書・文献・資料を教員からも紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(30%)と、授業のディスカッション・ディベートへの参加(40%)、そして各自・各グループが取組んだ研究発表(30%;初年度ゼミ生の秋学期は2度目のディベート等も可能)を、総合的に評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
●質問をしやすい環境をより良く整備する。
●授業のスピードを速くしすぎず、ゆったりしたテンポで、学生がフォローし、ついてきやすいように工夫する。
●時々、教科書や、参考書にもないが、法解釈や、「家族法」・「法と遺伝学」・「法と脳科学」・「家族に関わる諸問題」・法学・法そのものの理解に役に立つエピソードを挿入し、授業をに参加しやすくする。
●ゼミは、憲法と、民法の「総則」「物権」「債権」をなるべく履修済み、または履修中であることが望まれます。義務ではありません。
●オフィスアワーはアポイントメントが必要です。ゼミ生も、誰でも質問や相談に来ることを歓迎します。
その他の重要事項Others
●「実務経験のある教員による授業」に該当します。日本・スイスにおける銀行業務で日本法・英米法・スイス法・ドイツ法に基づく法務を経験しており、それに関連して主に日本の法学を、実務の観点からもこの授業で取り上げます。
【副題】
「民法、特に親族法・相続法」「法と遺伝学」
【聴講について】
許可していません。