法学部Faculty of Law
LAW200AB（法学 / law 200）演習Seminar
川口 由彦Yoshihiko KAWAGUCHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2023 |
| 授業コードClass code | A0175 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4,火5/Tue.5 |
| 科目種別Class Type | 演習 |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | 市富士‐Ｆ５０５ |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 8 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（法律学科）Category (法律学科) | 選択科目 |
| カテゴリー（政治学科（2021年度以降入学者））Category (政治学科（2021年度以降入学者）) | |
| カテゴリー（政治学科（2020年度以前入学者））Category (政治学科（2020年度以前入学者）) | |
| カテゴリー（国際政治学科（2021年度以降入学者））Category (国際政治学科（2021年度以降入学者）) | |
| カテゴリー（国際政治学科（2020年度以前入学者））Category (国際政治学科（2020年度以前入学者）) |
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Outline (in English)
By this class, I feature the theme of analysis of the Japanese law in the Edo and the Meiji era.Why is only a specific norm called "law" although law is a kind of a norm? ow on earth is the other norm distributed and what kind of relationship with law does it have in the actual condition?It enables a participant to carry out these themes by investigation and study in this seminar.
In this lesson, literature is specified and a reporter reports the specified range of the book . All participants debate after that.
The participant has to read a textbook and a reference book. A participant needs to spend 2 hours, respectively for preparation and review of this lesson.A mark given for group participation and three reports per year perform a grade evaluation.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
あるく・みる・よむ法文化論－「日本法」という文化
戦国・江戸・明治にみる日本法をテーマとする。「文化・社会と法コース」に属する。
到達目標Goal
法は規範の一種であるが、なぜ特定の規範のみが「法」と呼ばれるのか。それ以外の規範はいったいどのように分布し、それは実態として法とどのような関係を持っているのか。このゼミでの調査・学習でこのことが理解できるようになる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
「文化」とは、人間が行う精神的営みの全体を指す言葉で、人間の意思（関係）を問題とする法も、当然この文化の一種だといえる。この演習では、日本においてみられる文化としての法を日常生活レベルから考察していきたい。そして、その方法として、「あるく・みる・よむ」という方法をとりたい。
あるく－東京には、「史蹟」が意外に多く残っている。また、「みせる場」である演芸場や博物館などが多くある。これらを歩くことにより法文化を「体感」する。
みる－人類は、20世紀にはいって以来、多くの映像作品をつくりだしてきた。映画、ドラマ、ドキュメント、落語、講談等、その種類は限りない。これらをみることにより法文化を「可視化」する。
よむ－法文化の理解には、文章を読み込み、その意味を追求することが不可欠である。「あるく」「みる」を総括し、それぞれの場面で活発なディベートのできるよう徹底して本を読み込む。
このような経験を通して、そこに様々な文化を読みとるという、楽しみながら法について考え、ディベートする演習としていきたい。文章をもとに討論するのも意味があるが、作者や演者の意図を横目でみながら、映像の中に「法文化」の徴表を拾い出すことは、きわめてスリリングな推理と論理の作業である。本ゼミは、こうした形のスリリングなディベートにより成立している。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：オリエンテーション
1年間の授業の進め方についての説明
第2回[対面/face to face]：映画を見ての討論
公事方御定書の学習
第3回[対面/face to face]：同上
出入筋の学習
第4回[オンライン/online]：本を読んでの討論
吟味筋の学習
第5回[オンライン/online]：同上
町奉行所の学習
第6回[オンライン/online]：同上
裁許・内済の学習
第7回[対面/face to face]：史跡巡り
東京都内の法制史関連史跡を見る
第8回[オンライン/online]：本を読んでの討論
司法職務定制の学習
第9回[オンライン/online]：同上
代言人の学習
第10回[オンライン/online]：同上
司法省法学校の学習
第11回[対面/face to face]：映画を見ての討論
復讐と法についての学習
第12回[オンライン/online]：本を読んでの討論
私立法学校の学習
第13回[オンライン/online]：同上
裁判事務心得の学習
第14回[対面/face to face]：演芸場での学習（春学期最終回）
「一文惜しみ」と法についての学習
第15回[オンライン/online]：ゼミ論文構想発表会（秋学期初回）
4年生による論文作成
第16回[オンライン/online]：本を読んでの討論
勧解の学習
第17回[オンライン/online]：同上
代言人規則の学習
第18回[オンライン/online]：同上
勧解略則の学習
第19回[オンライン/online]：同上
勧解の消滅についての学習
第20回[対面/face to face]：史跡巡り
東京都内の法制史関連史跡を見る
第21回[対面/face to face]：映画を見ての討論
自力救済と法についての学習
第22回[オンライン/online]：本を読んでの討論
弁護士法についての学習
第23回[オンライン/online]：同上
弁護士会史の学習
第24回[対面/face to face]：演芸場での学習
「胴乱の幸助」と法についての学習
第25回[オンライン/online]：ゼミ論文中間報告会
4年生のゼミ学習の成果を学ぶ
第26回[オンライン/online]：同上（つづき）
同上
第27回[オンライン/online]：本を読んでの討論
相馬事件の学習
第28回[オンライン/online]：同上
法典論争の学習
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
図書館等での調査。指定する必読文献を読むこと。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
毛利敏彦『江藤新平－急進的改革者の悲劇（増訂版）』（中公新書、1997年）等
参考書References
授業の際のプリントで指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
3年生 平常点70％、レポート（春夏秋各10％）
4年生 平常点50％、ゼミ論文30％、レポート（春夏各10％）
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
アンケート対象外科目。
副題
日本法制史
聴講について
可（ゼミ生としての課題をすべて果たすこと。）