法学部Faculty of Law
LAW200AB(法学 / law 200)ドイツ法制史ⅠGerman Legal History 1
高 友希子Yukiko TAKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A0120 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 市Y‐Y702 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:履修を希望する場合は、所定の手続きに従って申請すること。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | 選択科目 |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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Outline (in English)
The objective of this course is to learn about the origins and development of European Law, legal institutions and the legal profession.
Students will be able to 1) have basic knowledge of European legal history, from ancient Rome to middle age, 2) understand/ discuss current issues of modern Japanese law from the viewpoint of European legal history.
Students are expected to complete quizzes after each lecture. Your study time will be more than four hours for a class.
Students will be graded on:
Final paper (50%)
Quizzes (20%)
Short essay (30%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
我が国の法体系は、系統的な分類においていわゆる大陸法に属し、古代ローマに遡るヨーロッパ法の伝統を受け継いでいます。このことは、明治期の法典編纂過程において、主としてプロイセン(ドイツ)やフランスの法を継受したことに起因しています。では、ヨーロッパ法の伝統とはどのようなものでしょうか。
法制度や法の形成・発展はその国や地域の長い歴史と密接な関係にあるため、発展の経緯や理由を理解するためには、「国境」と「時空」を超えた考察が必要になります。また、その考察を通して外国法を学ぶことは、自らの置かれている世界を客観視する視点を得ること、すなわち現代の日本の法や法制度を再考するための素地を養成することを可能にしてくれます。
Ⅰでは、古代ローマ、中世ヨーロッパにおける社会や法の歴史的な展開を概観することを通じて、その成立および発展の過程を理解していきます。
この科目は法律学科の「文化・社会と法コース」に最も強く関係しますが、全てのコースに属しています。
到達目標Goal
1 歴史の観点から考察することを通じて、我が国の母法である「ヨーロッパ法」の形成・展開の過程およびその特徴を理解する。
2 「国境」と「時空」を超えた比較を通じて、日本の法制度を客観的に考察・検討できるようになる。
3 自らとは異なる属性や理念を持つ人々や、自らとは異なる慣習のもとで生きていた「他者」である過去の人々が、経験してきたことや直面したことがどのような意味を持っているのかを考えることを通じて、複雑な事象を柔軟で多様な視点から捉えることができるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」、「DP3」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
受講後に、学習支援システムに準備したクイズに取り組み、フィードバック機能を利用して、各自、理解度を確認してください。
質問については、学習支援システムの掲示板あるいはクイズの質問欄に記入してください(講義後に質問することも可能です)。授業支援システムを通じて、あるいは授業の中で解説します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス
授業概要の説明
第2回[対面/face to face]:ヨーロッパ古代の法と社会(1)
ローマ市民法の世界
第3回[対面/face to face]:ヨーロッパ古代の法と社会(2)
古典期ローマ法曹と法学
第4回[対面/face to face]:ヨーロッパ古代の法と社会(3)
古代ローマ法
第5回[対面/face to face]:ヨーロッパ古代の法と社会(4)
古ゲルマンの法と社会
第6回[対面/face to face]:ヨーロッパ中世の法と社会(1)
部族法典
第7回[対面/face to face]:ヨーロッパ中世の法と社会(2)
ユスティニアヌス法典
第8回[対面/face to face]:ヨーロッパ中世の法と社会(3)
フランク王国の法と法制
第9回[対面/face to face]:ヨーロッパ中世の法と社会(4)
封建社会:身分の成立と展開
第10回[対面/face to face]:ヨーロッパ中世の法と社会(5)
中世法の理念と現実
第11回[対面/face to face]:ヨーロッパ中世の法と社会(6)
ヨーロッパ法システムへの転換
第12回[対面/face to face]:ヨーロッパ中世の法と社会(7)
ボローニャ大学とローマ法のルネサンス
第13回[対面/face to face]:ヨーロッパ中世の法と社会(8)
中世ローマ法学と条例理論
第14回[対面/face to face]:ヨーロッパ中世の法と社会(9)
カノン法:教皇権と法の合理化
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
受講後に、学習支援システムに準備してあるクイズに取り組んでください。
更に理解を深めたい方は、授業の中で紹介する文献の講読や映像の視聴を通じて、ヨーロッパの法や法制度の背景となる社会や文化、歴史に触れることをお勧めします。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
毎回、レジュメ・資料を配布します。
参考書References
勝田有恒・森征一・山内進編著『概説 西洋法制史』(ミネルヴァ書房、2004年)。
ピーター・スタイン(屋敷二郎監訳、関良徳・藤本幸二訳)『ローマ法とヨーロッパ』(ミネルヴァ書房、2003年)。
ウルリッヒ・マンテ(田中実・瀧澤栄治訳)『ローマ法の歴史』(ミネルヴァ書房、2008年)。
佐藤篤士監訳『ガーイウス法学提要』(敬文堂、2002年)。
柴田光蔵『法律ラテン語辞典』(日本評論社、1985年)。
その他については、レジュメおよび講義中に適宜、指示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
学期末試験(50%)、クイズ(20%)、小レポート(30%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
科目の性質上、初めて耳にする用語や概念が出てくることもありますが、資料や図、ホワイトボードなどを使いながら、分かりやすく解説していきたいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムの利用およびオンライン授業に対応するための通信機器
その他の重要事項Others
各回の授業形態はシラバス執筆時のものであり、今後、変更もありえます。その場合には、授業支援システムを通じて指示します。